ネット句会

インターネット句会

インターネットの画面上での選句ページコーナーから、5句まで自由に選句して頂き、「おしゃべりHAIKUの会」へ選句返信して頂くだけで、句会に参加出来ます。毎月おおよそ月末にまとめ集計し、翌月の10日前後に結果コーナーに点盛り(集計)の結果が発表されます。
季節ごとの勝ち抜き戦になっていますのでどの句が勝ち残るか楽しみです。

テレビレッスン「エンジョイ俳句ライフ」毎月第二水曜日に点盛りの結果が公表。
毎月のネット句会の勝ち残り句上位の俳句を丁寧に解説。
ミニ講座では俳句入門レッスン。
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インターネット句会へのこだわり

この句会では、インターネットを使い投句や選句、そして、選評まで簡単に出来ます。自由にご参加下さい。(ペンネームや匿名も受け付けます。)


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ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

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ネット句会のこれまでの兼題 
兼題2020~2021

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LINE俳句大会

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2022年5月ネット句会

今月の投句(夏の戦第1ステージ)

1女王も悪魔もありて薔薇の園

2薔薇の香や入園券を買う列に

3器にもこだわりありし衣更

4衣更子のたのもしきふくらはぎ

5もの言える国こそ良けれ薔薇の花

6物憂げな薔薇に振り出す雨の粒

7衣更真っ新な心地で町へ

8いつかまた蔓薔薇の家友の家

9咲く家の主は知らず薔薇の道

10西洋のガーデン真似て薔薇一鉢

11衣更ふ妻の手細きそっと見る

12薔薇かほる若きランナー深き息

13白薔薇や佳きひと眠るカセドラル

14薔薇の花朝日浴び立つ衛士かな

15母の日や「写真の人」となりし母

16庭師には嘘はつかない薔薇の花

17薔薇の門くぐり主役の仕草せり

18ポケットの財布移して衣更

19船の旅終えて独りの衣更

20家中の窓開け放し衣更

21母の日の大輪の花束空におく

22ベビー服薄手にしたる衣更

23あめんぼにスケーターワルツながれけり

24オホーツクの鉄路に沿うやすかしゆり

25ジカリヨンの鐘に零るる薔薇の露

26薔薇散れりひとひらごとの影もまた

27薔薇の傷触れし唇濡れた赤

28氷刃をあてがふ薔薇の凛として

29薔薇の雨去りゆく影の透きとほる

30ジャガイモの花の中より斜里そびゆ

31旧友に会えたような日更衣 

32更衣へて一段飛ばしの歩道橋

33長き名の薔薇に手書きの名札つけ

34薔薇散るや一寸法師の舟となり

35薔薇の香に途切れ途切れの読書かな

36更衣あれこれ訊かれ三面鏡

37更衣白一団の今朝の駅

38マネキンの肌もあらはに更衣

39薔薇よ薔薇王家の名前つけられて

40薔薇の門くぐり祝ふや婚の客

41蘇る母の味付け木の芽和え

42狭き空ビルの谷間も余花残花

43狂ほしき風の形の雪柳

44ふがいなき傷を負ひたる恋の猫

45燕来る高速道の高架下

  

 

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 月の兼題【短夜】【夏帽子】(5月31日〆切)

 ★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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 【夏の戦5・6・7月】

 ★6月の兼題(5月31日〆切。)

【短夜】

その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが短夜という季語です。
傍題に、明易し。

【夏帽子】

夏にかぶる帽子の総称。
傍題に、麦藁帽、パナマ帽、カンカン帽など。

 

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

  

<先句に学ぶ>

    短夜のあけゆく水の匂ひかな 

              久保田万太郎

      銀座には銀座のセンス夏帽子

                  松本青風

 

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5月号4月の結果(春の戦第3ステージ)

~~<主宰上野貴子選5句>~~

遅き日のたてぶえ響く通学路

在庫なし遅日の書店めぐる旅

花冷えを描く老爺のベレー帽

ひもすがら上野公園花の冷え

雛飾る母娘三代昼下がり

 

<点盛りの結果>

 

九点句

余寒なほ眉間に皺の阿修羅像   龍野ひろし

  

六点句

赤子はやはじめの一歩水温む   井上悦男

 

五点句

枕木を数えてわたる雪解風    原田啓子

 

四点句

戸口より笑ひこぼるる雛の家   青山好男

 

三点句

花冷ゆるコーンポタージュの舌ざわり   小南彩乃

椿落つ上り電車の始発駅     井上悦男

雪解けて吾子の靴下現るる    阿部文彦

轟々と光広ぐる雪解川      龍野ひろし

連覇への襷を晒す雪解川     神永誉夫

余寒なほ体育館の保護者会    辻 雅宏

 

二点句

花冷えを描く老爺のベレー帽   青山好男

鎌倉へ母を連れだす遅日かな   阿部文彦

遅き日のたてぶえ響く通学路   山本佐和子

花冷えや夜へと急ぐ貨車の群れ  神永誉夫

盆栽の鋏の音や遅日なる     阿部文彦

枝と枝重なる影や夕長し     青山好男

顔洗ふ無骨なる手に水温む    辻 雅宏

雛飾る母娘三代昼下がり     青山好男

水温む鍵の振れゐるランドセル  井上悦男

さびしくて鈴転がして鳴く子猫  水野幸子

落椿拾い集めて手水鉢      野里 安のり

紅つばき模したるみやび京和菓子 井上悦男

廃屋を護りて咲くや藪椿     阿部文彦

箱出でて頬の冷たき女雛かな   青山好男

椿落つ猫驚きて尾を立てり    辻 雅宏

ふる里の無人の駅の余寒かな   阿部文彦

余寒とて美しき言葉やビル狭間  井上悦男

雪解河わたる客車に人は無く   青山好男

友禅を透かし雪どけ水ながる   青山好男

駅逓の雪解の水に鯉ゆらぐ    水野幸子

雪解水ふわり越え来る転校生   神永誉夫

霊山の嶺より落つる雪解水    辻 雅宏

 

一点句

花冷えや児を抱く手が銃掴む   神永誉夫

柵越しに馬と目の合う遅日かな  原田啓子

在庫なし遅日の書店めぐる旅   小南彩乃

ひもすがら上野公園花の冷え   辻 雅宏

花冷や行き着く先の海の青    井上悦男

キャンドルに影濃き祈り花の冷え 神永誉夫

チョッキ着た犬も小走り花の冷え 辻 雅宏

この星の戦い憂ふ花の冷     井上悦男

花冷えや紅茶にミルクの乱れ雲  神永誉夫

蔵町に鐘の音ひびく遅日かな   阿部文彦

暮遅し猫の窓辺に長く居り    小南彩乃

耳朶にピアスの悔いや花の冷え  神永誉夫

白米の炊けてキッチン暮れ兼ねる 上野貴子

花冷えの町を救急車が走る    上野貴子

ベランダに紫煙くゆらす花の冷え 阿部文彦

一日を大事に大事に椿咲く    原田啓子

泣きたくて泣けぬ夜道の白椿   上野貴子

蓮池の鯉の揺らぎや水温む    水野幸子

五日ほどジョギング休み水温む  阿部文彦

友禅を透かし雪どけ水ながる   青山好男

よく見れば玄関脇に雪間草    野里 安のり

椿落つ小川の水に日の反射    井上悦男

三味線の指しなやかに水温む   原田啓子

立春の大雪山の光かな      水野幸子

仏間までピンクの香りヒヤシンス 水野幸子

地震に覚め支度の時の余寒かな  阿部文彦

雪解川往くに存分なる日差し   山本佐和子

雪解川所々に鄙びた草浸る    山本佐和子

野仏の欠けし目鼻や余寒なほ   龍野ひろし

寸借の厠に残る寒さかな     辻 雅宏

冷えきったサンドイッチの余寒かな 山本佐和子

屋根よりの雪解のしずく早鐘に  水野幸子

余寒ありひと日をぎゆつと縮こまり 井上悦男

触れ合う手ともに冷たき余寒かな 青山好男

雪解けの声に赤鬼面忘れ     上野貴子

せせらぎの調べ軽やか雪解水   井上悦男

 

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~LINE公式俳句大会4月結果発表~

 大賞 さこたゆう   白薔薇が好き壺にたっぷり活ける

 2点句 

さこたゆう   髪束ねパステルカラーに衣更

濱野 洋子   ブラウスに いつぱいの風更衣

 1点句 

さこたゆう  野茨の角曲がる家へようこそ

      ドライのバラライブの記念に残す

橋詰博    衣更決めて口笛高らかに   

       マネキンの衣更え終えポーカーフェイス

富岡 眞奈      一面の 綿毛蹴り蹴り 散歩する

デビ愛染   花のしべ 雨粒たたえ 咲き誇る

大倉 宏美  衣更早歩きして清々し

南出千賀子  衣更えその手進まぬ母思う

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

  

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~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~

      余寒なほ眉間に皺の阿修羅像・・・九点     

 とうとう逃げ切られてしまいました。今年は厳しい春ですね。寒暖の差が激しい季節には厳しい顔の阿修羅像の句が高得点を取りました。この後の夏は今年もきっと猛暑ですね。
(春:2月~4月)

  

~~~今月の選評~~~

 花冷えや児を抱く手が銃掴む

 何句かウクライナ情勢を詠んでいる句がありましたが、この句は
まさに国境で家族との別れ、妻子はポーランドへ夫は戦場へと、
臨場感があり詠み手の心の様が手に取るようにわかります。
ウクライナに平和が早く訪れますように、
家族の再会をいのっています。

 

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月の兼題(5月末日〆切)

 【短夜】【夏帽子】

他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 ※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

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【今月のワンポイントレッスン】 

2022年「おしゃべりHAIKUの会」会報5月号より

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て勉強してきました。今回は私が手術入院という緊急事態となってしまったことに因んで、曽良が病のために先に帰ることになる別れの無念さを詠んだ句を見てみましょう。

 行き行きてたふれ伏とも萩の原・・・曽良

 この先、師と別れての一人旅の途中でたとえ行倒れてしまおうともそこが萩咲く野でありたいという思いの句です。昔の人は厳しい旅を続けることへの覚悟が現代では考えられないほどのものだったのですね。

 今日よりや書付消さん笠の露・・・芭蕉

 芭蕉が曽良の句に「予も又」と書いた句です。今日からは、もう笠に書いた「同行二人」という文字も露で消してしまおう。という一人旅への覚悟が書かれています。病の為とは言えやはり別れは辛いものですね。ましてや旅先では、不安が多いものです。

始めの句には「切れ字」はありません。575のリズムは整っていますから違和感の無い俳句ですね。

芭蕉の句は上五に「や」があります。これは上五の「けふよりや」と文語調では表記されることで「きょう」という現代読みと同じ五文字となります。「ちょう」が「てふ」と文語調では表記されることと同じですね。ですからこの句も整った句となります。

「や」という切れ字は芭蕉が多く使う切れ字です。ここでは、今日の今からという切ない別れの瞬間を惜しんでいることがよく解ります。

芭蕉の時代には自然な作句法だったのでしょう。「や」の柔らかな音調が効いています。

(令和4年5月上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら  https://nbsacademy.jimdofree.com/

 

【ネット句会後記】

 春の戦第2ステージは支持を集めた句が8点句となりました。最終ステージでも逃げ切りそうな気配です。そして、夏の戦の準備です。初夏らしい季語を用意しました。

(令和四年四月 辻 雅宏)

 

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2022年4月ネット句会

今月の投句(春の戦最終ステージ) 

1遅き日のたてぶえ響く通学路

2花冷えや地球一周ぶん歩く

3遅日にて夕寝は昼寝となりにけり

4花冷えの蕊の真紅のくっきりと

5花冷えや国一丸の晴天日

6目覚めても日差し明るき遅日かな   

7花冷や行き着く先の海の青

8戦争の報道昼夜遅日かな

9この星の戦い憂ふ花の冷

10花冷や終着近き一両車

11在庫なし遅日の書店めぐる旅

12暮遅し猫の窓辺に長く居り

13花冷の節電対策犬を抱く

14花冷ゆるコーンポタージュの舌ざわり

15花冷や地下鉄内の人丸く

16白米の炊けてキッチン暮れ兼ねる

17エコバック買い物帰り夕永し

18花冷えの町を救急車が走る

19コロナ禍の花冷えに人は無口で

20花冷えの風はさわさわ泣くもんか

21堀の水行きどころ無く遅日かな

22枝と枝重なる影や夕長し

23花冷えを描く老爺のベレー帽

24花冷える街路の狭しランドセル

25花冷えや花見るひとの顔白し

26花冷えやコロナで家に籠りけり

27ベランダに紫煙くゆらす花の冷え

28盆栽の鋏の音や遅日なる

29鎌倉へ母を連れだす遅日かな

30蔵町に鐘の音ひびく遅日かな

31はこべらを食みてインコは緑の香

32雪割の鶴嘴春の音立てて

33ふらここや曽孫を膝に青空へ

34故郷の人らのよぎる春の地震

35種袋ひしめく命ざわめきて

36花冷えや夜へと急ぐ貨車の群れ

37キャンドルに影濃き祈り花の冷え

38花冷えや児を抱く手が銃掴む

39耳朶にピアスの悔いや花の冷え

40花冷えや紅茶にミルクの乱れ雲

41遅日かな夕餉の支度忘れおり

42柵越しに馬と目の合う遅日かな

43夕長くなれど定時の店じまい

44一国の花冷え世界を震撼す

45チョッキ着た犬も小走り花の冷え

46三椏の花の香りに立ち止まる

47遅き日の帰りに遊ぶ幼稚園

48暮れかぬる夕陽眺めて散歩かな

49雪形の種蒔き兎どこ隠れ

50花冷えや如何にするかと電話する

51境内に鳩まだ遊ぶ遅日かな

52遅日とて猫の帰宅も遅くなり

53ひもすがら上野公園花の冷え

54花冷の宴となりぬ一夜城

55花冷や一枚羽織り庭仕事

56水温む長靴を干す真昼時

57夕椿角のコンビニ野菜市

58珈琲を片手に宵の朧月

59振り向くな突っ走れ早春の吾

60泣きたくて泣けぬ夜道の白椿

61飛び石を濡らす茶庭の水温む

62躙り口覗く椿の赤さかな

63戸口より笑ひこぼるる雛の家

64雛飾る母娘三代昼下がり

65箱出でて頬の冷たき女雛かな

66蓮池の鯉の揺らぎや水温む

67一輪の椿を添えて床飾る

68さびしくて鈴転がして鳴く子猫

69インコ走るしぐさおかしき春の音

70立春の大雪山の光かな

71落椿拾い集めて手水鉢

72水温む池の水面空戻る

73く見れば玄関脇に雪間草

74花粉症まってましたと飛ぶ構え

75春動く小さな小山盛り上がる

76水温む宇治橋架かる五十鈴川

77顔洗ふ無骨なる手に水温む

78背き合ふ赤い椿と白椿

79椿落つ猫驚きて尾を立てり

80廃屋と知るや知らずや椿咲く

81椿落つ上り電車の始発駅 

82紅つばき模したるみやび京和菓子

83赤子はやはじめの一歩水温む

84椿落つ小川の水に日の反射

85水温む鍵の振れゐるランドセル

88せせらぎの音も軽やか水温む

89五日ほどジョギング休み水温む

90華やかな時もあったと散る椿

91人の来ぬ池畔に開く白椿

92廃屋を護りて咲くや藪椿

93一日を大事に大事に椿咲く

94撮影を待ち居る如く椿咲く

95落椿拾えばしとり艶めいて

96気掛かりは人それぞれに椿落つ

97身の内の大半占めて水温む

98投げキスで立去る舞台落椿

99誘われて鼻寄せてみる白

100落椿これっきりよと言うごとく

101去の人想いだしおり水温む

102三味線の指しなやかに水温む

103余寒なほ眉間に皺の阿修羅像      

104枕木を数えてわたる雪解風        

105雪解けて吾子の靴下現るる       

106轟々と光広ぐる雪解川          

107連覇への襷を晒す雪解川         

108余寒なほ体育館の保護者会        

109友禅を透かし雪どけ水ながる       

110駅逓の雪解の水に鯉ゆらぐ        

111雪解水ふわり越え来る転校生       

112霊山の嶺より落つる雪解水        

113仏間までピンクの香りヒヤシンス     

114地震に覚め支度の時の余寒かな      

115雪解川往くに存分なる日差し       

116雪解川所々に鄙びた草浸る        

117野仏の欠けし目鼻や余寒なほ       

118雪解河わたる客車に人は無く      

119寸借の厠に残る寒さかな         

120冷えきったサンドイッチの余寒かな    

121余寒とて美しき言葉やビル狭間      

122屋根よりの雪解のしずく早鐘に     

123余寒ありひと日をぎゆつと縮こまり   

124触れ合う手ともに冷たき余寒かな     

125ふる里の無人の駅の余寒かな       

126雪解けの声に赤鬼面忘れ         

127せせらぎの調べ軽やか雪解水       

  

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 5月の兼題【衣更】&【薔薇】(4月30日〆切)

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 【夏の戦5・6・7月】

★5月の兼題(4月30日〆切。)

 【更衣】

冬から春にかけて着用した厚手の衣服を夏物に着替えることをいう。
傍題に、衣更ふ。

 【薔薇】

その姿と香で広く愛され品種も多い。
傍題に、さうび、薔薇園、紅薔薇、白薔薇、薔薇の雨など。

  

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

<先句に学ぶ>

   試着してストレス増やす更衣
              廣田㐂代子

   どの家も薔薇を咲かせて新開地
                  前橋春菜

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 4月号3月の結果(春の戦第2ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

雛飾る母娘三代昼下がり

さびしくて鈴ころがして鳴く子猫

落椿拾い集めて手水桶

よく見れば玄関脇に雪間草

椿落つ上り電車の始発駅

 

<点盛りの結果>

 八点句

余寒なほ眉間に皺の阿修羅像      龍野ひろし

五点句

赤子はやはじめの一歩水温む       井上悦男

枕木を数えてわたる雪解風        原田啓子

四点句

戸口より笑ひこぼるる雛の家       青山好男

三点句

椿落つ上り電車の始発駅         井上悦男

雪解けて吾子の靴下現るる        阿部文彦

轟々と光広ぐる雪解川          龍野ひろし

連覇への襷を晒す雪解川         神永誉夫

余寒なほ体育館の保護者会        辻 雅宏

 二点句

 水温む鍵の振れゐるランドセル      井上悦男

さびしくて鈴転がして鳴く子猫      水野幸子

落椿拾い集めて手水鉢          野里 安のり

紅つばき模したるみやび京和菓子     井上悦男

廃屋を護りて咲くや藪椿         阿部文彦

箱出でて頬の冷たき女雛かな       青山好男

椿落つ猫驚きて尾を立てり        辻 雅宏

ふる里の無人の駅の余寒かな       阿部文彦

余寒とて美しき言葉やビル狭間      井上悦男

雪解河わたる客車に人は無く       青山好男

友禅を透かし雪どけ水ながる       青山好男

駅逓の雪解の水に鯉ゆらぐ        水野幸子

雪解水ふわり越え来る転校生       神永誉夫

霊山の嶺より落つる雪解水        辻 雅宏

 一点句

顔洗ふ無骨なる手に水温む        辻 雅宏

一日を大事に大事に椿咲く        原田啓子

泣きたくて泣けぬ夜道の白椿       上野貴子

蓮池の鯉の揺らぎや水温む        水野幸子

五日ほどジョギング休み水温む      阿部文彦

友禅を透かし雪どけ水ながる       青山好男

雛飾る母娘三代昼下がり         青山好男

よく見れば玄関脇に雪間草        野里 安のり

椿落つ小川の水に日の反射        井上悦男

三味線の指しなやかに水温む       原田啓子

立春の大雪山の光かな          水野幸子

仏間までピンクの香りヒヤシンス     水野幸子

地震に覚め支度の時の余寒かな      阿部文彦

雪解川往くに存分なる日差し       山本佐和子

雪解川所々に鄙びた草浸る        山本佐和子

野仏の欠けし目鼻や余寒なほ       龍野ひろし

寸借の厠に残る寒さかな         辻 雅宏

冷えきったサンドイッチの余寒かな    山本佐和子

屋根よりの雪解のしずく早鐘に      水野幸子

余寒ありひと日をぎゆつと縮こまり    井上悦男

触れ合う手ともに冷たき余寒かな     青山好男

雪解けの声に赤鬼面忘れ         上野貴子

せせらぎの調べ軽やか雪解水       井上悦男

 

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~LINE公式俳句大会月結果発表~

 大賞 濱野 洋子 部室にも一礼をして卒業す

 2点句

 山本 佐和子  卒業歌謳い終われば独りなり

         遅き日のたてぶえ響く通学路

濱野 洋子      青春切符胸とどろかす遅日かな

山田 純     春陽に背中を押され走る朝

Keiko     古雛や一つ欠けたる撥太鼓

さこたゆう    春夕焼レッスン帰り深呼吸

橋詰 博     待望のワクチン終えて水温む

 

1点句 

 南出千賀子  花冷のショールに重なる愛大小(あいだいしょう)

        牡丹雪陽の幻か待つ人か

        川沿いをふわりと散歩夕永し

富岡眞奈    ひなあられ娘はすでに嫁に行き

大堀亮造    冴え返る今朝も暖取る卵焼き

神尾清子    玉堤さくらの枝にさくら色

山田 純      春のとりふわりと温み肩に居り

                      花冷えにしまったコートをまた羽織る

                      徹夜明け自分にご褒美桜ラテ

大倉宏美          花冷に遊べよちょうちょかくれんぼ

 

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~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~

     

余寒なほ眉間に皺の阿修羅像・・・八点

 

2022年の春はどうも厳しい句が勝ち抜いています。毎日ニュースでは桜の話題と一緒にウクライナ情勢が報道されていて、何だか春のほのぼのとした空気に浸る間もないコロナ禍を反映しているような句ですね。日本はもう春爛漫の桜の季節です。どうか素敵な句を沢山お送りください。恐ろしいパンデミックな時代が早く終わるといいです。

(春:2月~4月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

五日ほどジョギング休み水温む

 

冬から春へと移り変わる時季は、変わり始めるとあっという間に暖かくなる時があります。ジョギングを数日休んだだけなのに、その数日の間にいつの間にか春めいていたという実感と驚きが、細かな説明無しでユーモラスに見事に表現されていると思いました。

 

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★5月の兼題(4月末日〆切)

 【更衣】と【薔薇】

他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 ※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2022年3月号より

 「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て勉強してきました。今回は春の吟行会で行く予定の千住大橋の句を見てみましょう。 

行く春や鳥啼きうをの目は泪・・・芭蕉

 この句は芭蕉46才「奥の細道」の中の名句です。千住大橋の袂までお弟子さん達が別れを惜しみ見送りに来て、とうとうここで別れて、この先は曽良との奥州への旅が始まります。
 奥州街道とは、江戸千住から奥州白河に至る街道。江戸時代の五街道の一つです。この旅が厳しい覚悟を決めた旅であることが、この別れの句から読みとれます。
 切れ字としては「や」が使われていますね。芭蕉が一番よく使う好きな切れ字のようです。「や」は今でも使われますが、その意味は詠嘆や強調ですね。柔らかな語調などからも使われやすい切れ字です。しかも上五ですので、ここでは効果的に春の別れを物語っているのでしょう。
 芭蕉は奥の細道の中で、この切れ字「や」を全六十二句の中で二十九句も使っています。半数近くが「や」のある俳句となりますね。これは調べてみて意外でしたが、面白い結果でした。どこか和歌の様な言葉のリズムや柔らかさをかもちだす切れ字「や」は、詠嘆を感じさせてくれる便利な作句法だったようです。
 芭蕉のこの句は、鳥や魚たちまでもがお弟子さん達と一緒に芭蕉の春の旅立ちを惜しんでいるという美しい句です。春の別れは今も昔も美しい物語を作り出す不思議なものですね。

(2022年令和四年四月 上野貴子)

 「俳句TV」ミニ講座下記より
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 【ネット句会後記】

  春の戦第2ステージは支持を集めた句が8点句となりました。最終ステージでも逃げ切りそうな気配です。そして、夏の戦の準備です。初夏らしい季語を用意しました。

(令和四年四月 辻 雅宏)

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2022年3月ネット句会

今月の投句(春の戦第2ステージ)

1水温む長靴を干す真昼時
2夕椿角のコンビニ野菜市
3珈琲を片手に宵の朧月
4振り向くな突っ走れ早春の吾
5泣きたくて泣けぬ夜道の白椿
6飛び石を濡らす茶庭の水温む
7躙り口覗く椿の赤さかな
8戸口より笑ひこぼるる雛の家
9雛飾る母娘三代昼下がり
10箱出でて頬の冷たき女雛かな
11蓮池の鯉の揺らぎや水温む
12一輪の椿を添えて床飾る
13さびしくて鈴転がして鳴く子猫
14インコ走るしぐさおかしき春の音
15立春の大雪山の光かな
16落椿拾い集めて手水鉢
17水温む池の水面空戻る
18よく見れば玄関脇に雪間草
19花粉症まってましたと飛ぶ構え
20春動く小さな小山盛り上がる
21水温む宇治橋架かる五十鈴川
22顔洗ふ無骨なる手に水温む
23背き合ふ赤い椿と白椿
24椿落つ猫驚きて尾を立てり
25廃屋と知るや知らずや椿咲く
26椿落つ上り電車の始発駅
27紅つばき模したるみやび京和菓子
28赤子はやはじめの一歩水温む
29椿落つ小川の水に日の反射
30水温む鍵の振れゐるランドセル
31せせらぎの音も軽やか水温む
32五日ほどジョギング休み水温む
33華やかな時もあったと散る椿
34人の来ぬ池畔に開く白椿
35廃屋を護りて咲くや藪椿
36一日を大事に大事に椿咲く
37撮影を待ち居る如く椿咲く
38落椿拾えばしとり艶めいて
39気掛かりは人それぞれに椿落つ
40身の内の大半占めて水温む
41投げキスで立去る舞台落椿
42誘われて鼻寄せてみる白椿
43落椿これっきりよと言うごとく
44過去の人想いだしおり水温む
45三味線の指しなやかに水温む
46余寒なほ眉間に皺の阿修羅像
47枕木を数えてわたる雪解風
4
8雪解けて吾子の靴下現るる
4
9轟々と光広ぐる雪解川
50連覇への襷を晒す雪解川
51余寒なほ体育館の保護者会
52友禅を透かし雪どけ水ながる
53駅逓の雪解の水に鯉ゆらぐ
54雪解水ふわり越え来る転校生
55霊山の嶺より落つる雪解水
56仏間までピンクの香りヒヤシンス
57地震に覚め支度の時の余寒かな
58雪解川往くに存分なる日差し
59雪解川所々に鄙びた草浸る
60野仏の欠けし目鼻や余寒なほ
61雪解河わたる客車に人は無く
62寸借の厠に残る寒さかな
63冷えきったサンドイッチの余寒かな
64余寒とて美しき言葉やビル狭間
65屋根よりの雪解のしずく早鐘に
66余寒ありひと日をぎゆつと縮こまり
67触れ合う手ともに冷たき余寒かな
68ふる里の無人の駅の余寒かな
69雪解けの声に赤鬼面忘れ
70せせらぎの調べ軽やか雪解水

 

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 4月の兼題【遅日】&【花冷】(3月31日〆切)

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 【春の戦2・3・4月】

 ★4月の兼題(3月31日〆切。)

 【遅日】

昼の長くなった日のことで日永とおなじであるが日の暮れるのが遅くなったことに重点を置いている。傍題に、暮遅し、夕長し。

 【花冷】

桜の咲くころ、急に冷え込むことがある。その冷え冷えとした感じを花冷えという。傍題に、花の冷え、花冷ゆる。

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 <先句に学ぶ>

   暮遅し門燈をつけポストを見 

                                          星野立子

   うどん屋を探して歩く花の冷

                    稲畑汀子

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 3月号2月の結果(春の戦第一ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

雪解川所々に鄙びた草浸る

枕木を数えてわたる雪解風

友禅を透かし雪どけ水ながる

轟々と光広ぐる雪解川

余寒なほ眉間に皺の阿修羅像

 

<点盛りの結果>

 

六点句 

余寒なほ眉間に皺の阿修羅像      龍野ひろし

  

五点句 

枕木を数えてわたる雪解風        原田啓子

 

三点句 

雪解けて吾子の靴下現るる        阿部文彦

轟々と光広ぐる雪解川          龍野ひろし

連覇への襷を晒す雪解川         神永誉夫

余寒なほ体育館の保護者会        辻 雅宏

 

二点句 

友禅を透かし雪どけ水ながる       青山好男

駅逓の雪解の水に鯉ゆらぐ        水野幸子

雪解水ふわり越え来る転校生       神永誉夫

霊山の嶺より落つる雪解水        辻 雅宏

 

一点句 

仏間までピンクの香りヒヤシンス     水野幸子

地震に覚め支度の時の余寒かな      阿部文彦

雪解川往くに存分なる日差し       山本佐和子

雪解川所々に鄙びた草浸る        山本佐和子

野仏の欠けし目鼻や余寒なほ       龍野ひろし

雪解河わたる客車に人は無く      青山好男

寸借の厠に残る寒さかな         辻 雅宏

冷えきったサンドイッチの余寒かな    山本佐和子

余寒とて美しき言葉やビル狭間      井上悦男

屋根よりの雪解のしずく早鐘に     水野幸子

余寒ありひと日をぎゆつと縮こまり   井上悦男

触れ合う手ともに冷たき余寒かな     青山好男

ふる里の無人の駅の余寒かな       阿部文彦

雪解けの声に赤鬼面忘れ         上野貴子

せせらぎの調べ軽やか雪解水       井上悦男

 

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LINE公式俳句大会2月結果発表~

 大賞   富岡眞奈  梅の朱灰色のビルの谷間に

 2点句

 平塚庸代   雪解の野ボール追う犬ぶち模様

 南出千賀子  花の文込めたる詫びを胸に抱き

 Sayuri    昼休み青空眺めリフレッシュ

1点句 

  山本佐和子  雪解川所々に鄙びた草浸る

 龍野ひろし   淡色のローランサンは春の色

 南出千賀子   冴え返る今朝も暖取る卵焼き

 

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~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

      余寒なほ眉間に皺の阿修羅像・・・六点     

 2022年の春がやってきました。暦の上での春はまだまだ寒さが厳しいことが最高得点句を見ても良く解りますね。この後もコロナ禍がまだまだ続きますが桜の季節まであと少しです。

(春:2月~4月) 

 ~~~今月の選評~~~

 雪解けて吾子の靴下現るる

雪解けしての発見の句である。探していた靴下がこんなところにあったのかという驚きをうまく詠まれている。 

 

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★4月の兼題(3月末日〆切)

 【遅日】と【花冷】

他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

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 【今月のワンポイントレッスン】

 【おしゃべりHAIKU勉強会より】2022年2月号より

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、今回は2月号なので芭蕉全句から梅の俳句を見てみましょう。

 梅が香にのつと日の出る山路かな・・・芭蕉

 の句は芭蕉51才の句と言われています。どこか俳諧味のある楽しい句ですね。「のつと」という擬音語がユーモラスな印象を与えてくれます。切れ字は「かな」止めで解りやすい使い方です。「梅が香」と「日の出」が現代では季重りですが、芭蕉の時代では新年の句となるでしょう。

  梅が香に昔の一字あはれなり・・・芭蕉

 この句は同じく芭蕉51才の時の句とされています。笈日記に残されている句ですが、この句には切れ字は無いようですね。「昔」というところに故人を偲ぶ想いが詠まれています。梅丸という門人の息子の死を慰める手紙にあると言われます。

 どちらも同じ51歳の時の句のようです。「梅が香」に日の出を見たり、故人を偲んだり、その想いは様々ですが、両者とも、所謂、俳句の決まり事にはとらわれていないように読み取れます。

 季語が2つの前者の句に、後者の句には切れ字はありません。やはりこうしてみると、俳句の基本は17文字の日本語のリズムのようです。

 日本語の美しさを575の短い3フレーズに凝縮することが肝心要となっています。

 (2022年令和四年三月 上野貴子)

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【ネット句会後記】

 春の戦第一ステージではなから高得点句が出ました。追い駆ける句が楽しみです。春は名のみの寒さですが、春はそこまで来ています。変異コロナに翻弄される生活環境ですが、隙間をついてやりたいことをしたいものです。

(令和四年三月 辻 雅宏)

 

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2022年2月ネット句会

今月の投句(2月8日更新・春の戦)

1友禅を透かし雪どけ水ながる
2下り落つ雪解けの水岩削る
3雪解河わたる客車に人は無く
4雪解川所々に鄙びた草浸る
5雪解けの道の一本知己の家へ
6えきったサンドイッチの余寒かな
7居座りて木の芽を制す余寒かな
8雪解川往くに存分なる日差し
9遠目にも明るき伊吹雪解晴
10霊山の嶺より落つる雪解水
11余寒なほ体育館の保護者会
12寸借の厠に残る寒さかな
13ミサを待つ日曜朝の余寒かな
14夫のゐぬ家路も遠く余寒かな
15枕木を数えてわたる雪解風
16税務署の度なる通知余寒かな
17雪解けて道おちこちや世界地図
18眼の隅を指でふき取る余寒かな
19インコ鳴く声も余寒のなかにあり
20屋根よりの雪解のしずく早鐘に
21如月の陽射しの欠片漂いぬ
22仏間までピンクの香りヒヤシンス
23駅逓の雪解の水に鯉ゆらぐ
24雪解水ふわり越え来る転校生
25連覇への襷を晒す雪解川
26雪解河渡船に深紅のランドセル
27止まり木に名知らぬ馴染み欠く余寒
28雪解野や葬送幡の揺れ進む
29余寒ありひと日をぎゆつと縮こまり
30雪解水石に磨かれをりにけり
31せせらぎの調べ軽やか雪解水
32余寒とて美しき言葉やビル狭間
33雲払ふ風鳴る夜の余寒かな
34雪解けの水何処ゆく月明り
35触れ合う手ともに冷たき余寒かな
36雪解けの声に赤鬼面忘れ
37生垣に雪解のあと陽を追って
38駐車場まだ雪解の名残水
39起き抜けの朝の空気に余寒あり
40キッチンにお茶熱く入れ余寒めく
41友禅を透かし雪どけ水ながる
42下り落つ雪解けの水岩削る
43雪解河わたる客車に人は無く
44雪解けの水何処ゆく月明り
45触れ合う手ともに冷たき余寒かな
46地震に覚め支度の時の余寒かな
47ふる里の無人の駅の余寒かな
48風に耐え余寒にも耐え走る犬
49雪解けて吾子の靴下現わるる
50雪解の水があふれて暴れ川
51雪解風とき緩やかに山の宿
52轟々と光広ぐる雪解川
53余寒なほ眉間に皺の阿修羅像
54野仏の欠けし目鼻や余寒なほ
55余寒なほ画廊に架かる抽象画

 

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3月の兼題【水温む】&【椿】(2月28日〆切

 

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【春の戦2・3・4月】

★3月の兼題(2月28日〆切。

【水温む】

春になって日差しがあたたかくなり、気温が上昇し、沼や池などの水もぬるんでくる。
傍題に、温む水、温む池、温む川、温む沼

【椿】

つやつやした肉厚の葉の中に真紅の花を咲かせる。花びらが散るのではなく、花ひとつが丸ごと落ちる。傍題に、玉椿、山椿、藪椿、落椿、白椿、紅椿、赤椿、椿咲く

 

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

<先句に学ぶ>

   さしのぞく古井の水もぬるみけり
                 富安風生

   赤い椿白い椿と落ちにけり
                河東碧梧桐

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

2月号月の結果(冬の戦第三ステージ)

~~<主宰上野貴子選5句>~~

内宮へ詣づる人や淑気満つ
いつになく膝そろえ座す淑気かな
エメラルドの氷上渉たるオンネトウ
日昇り山の祠に淑気満つ
田のあらば神社ありけり淑気満つ


<点盛りの結果>

五点句

 

飴色に干魚艶めく浜小春        神長誉夫

釣り人の等間隔に湖小春        辻 雅宏

鈴の音を零して歩く七五三       伊藤 はな

 

四点句

調弦のホールに充ちる淑気かな     原田啓子

冬ざれの棚田の畦を風走る       水野幸子

眠る子の帯を解きし七五三       伊藤 はな

 

三点句

みどりごの含む乳房や淑気満つ     原田啓子

ぴたぴたと寒の水飲む猫の舌      辻 雅宏

飾られて路面電車のクリスマス     井上悦男

爺婆をしたがへ歩む千歳飴       辻 雅宏

冬ざるる村に一つの床屋かな      辻 雅宏

波白く海鳥高く小六月         上野貴子

飾られて路面電車のクリスマス     井上悦男

 

二点句

日昇り山の祠(ほこら)に淑気満つ    青山好男

甲高きインコの声や淑気満つ      水野幸子

御降りや文机の古書読み通し      阿部文彦

解き放つ管風琴の淑気今        神長誉夫

谷抉る清く厳しき寒の水        神長誉夫

銭湯の富士の壁画や淑気満つ      辻 雅宏

途中下車してまで歩く小春空      辻 雅宏

小春凪海鳥の群れ河口まで       上野貴子

初雪や屋根すべり落つ音かろし     水野幸子

湯けむりに夕陽落として山眠る     阿部文彦

冬ざれにブランコのなほ揺れのこり   青山好男

秋時雨鷹は小屋にて眠りをり      広田洋一

何の日か問う子もにぎる千歳あめ   原田啓子

江の島や小春に浮かぶ富士の影    広田洋一

凩に向かって走るランドセル     阿部文彦

小春日のピアノ鳴り来る上り坂    山本佐和子

 

一点句

突として訃報舞い来る寒椿       阿部文彦

寒の水滴る刃文青く燃ゆ        神長誉夫

内宮へ詣づる人や淑気満つ      辻 雅宏

エメラルドの氷上渉たるオンネトウ   水野幸子

いつになく膝そろえ座す淑気かな    原田啓子

田のあらば神社ありけり淑気満つ   井上悦男

喉元におどるカプセル寒の水      原田啓子

散り際を何ぞためらう寒椿       青山好夫

寒の水世継ぎの服を濯ぎおり      山本佐和子

息つかず喉通したり寒の水       水野幸子

寒の水土鍋に注ぎお味噌汁       山中千明

峰々の淑気カールを滑り来て      神長誉夫

御降りの彼方に揺らぐ漁舟       阿部文彦

寒の水世継ぎの服を濯ぎおり      山本佐和子

仏壇の寒の水澄むりんの音       青山好男

吹雪く海口開けているお化け岩     辻 雅宏

高速に早や灯のともり冬ざるる     原田啓子

エアメール開けばメリークリスマス   辻 雅宏

冬ざれや櫓にのぼる影一つ       青山好男

人の影なくて古寺虎落笛        阿部文彦

繰り返すエチュード聖夜は更けゆきて  神長誉夫

乳飲み子の薄目開け閉め冬ざるる    原田啓子

冬ざれの森に巣箱の黄が残り      神長誉夫

子がありて親のはりきるクリスマス   原田啓子

宅配のピザを加へてクリスマス     辻 雅宏

ふところに白樺抱いて山眠る      阿部文彦

冬ざれて川沿いに雀来ている      上野貴子

冬ざれた里山ひとつ越え真昼      上野貴子

冬ざれて透明度増す赤信号       原田啓子

図書館に哲学の在り冬ざれて      山本佐和子

冬ざれて裏戸に菜っ葉解かず置く    上野貴子

ケーキ欲しダイエットでもクリスマス  山本佐和子

救急のサイレン響く街聖夜       青山好男

一年の無沙汰を詫びて賀状書く     阿部文彦

小春日や猫眠る屋根雲の下      青山好男

縁側で爪切る母の小春かな      辻 雅宏

ベランダで小春にそよぐ七分丈     響 あづ妙

千歳飴引きずり歩く着物の子      響 あづ妙

玉砂利を踏みしめる音七五三     水野幸子

小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く   神長誉夫

紅ひいて唇紡ぐ七五三         響 あづ妙

父笑う紅引き笑う娘見て        響 あづ妙

おくるみに小春の光編み込んで     原田啓子

七五三鳥居の長き影踏みて       青山好男

お互ひに孫連れ出会ふ七五三     辻 雅宏

ジャケットの似合うふ青年恋小春    伊藤はな

小春日を分け合う人の写真立て     神長誉夫

産土の神のお祓ひ七五三       広田洋一

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

飴色に干魚艶めく浜小春・・・五点
釣り人の等間隔に湖小春・・・五点

冬の戦では小春の句が勝ち残りましたね。寒さが厳しい中の小春日は心が和み美しい風景とよく合うのですね。次回はもう春の戦となります。

(冬:11月~1月)

 

~~~今月の選評~~~

日昇り山の祠に淑気満つ

祠に焦点を合わせて詠ませており「淑気」との取り合わせが新鮮です。日の出とともに光が当たり始め、何か粛々とした神々しい空気感を醸し出している光景が目に浮かびます。

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★3月の兼題(2月末日〆切

 

【水温む】と【椿】

他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【今月のワンポイントレッスン】

 

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年12月号より

 

「や」「かな」「けり」の切れ字について「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、12月号では、11月の月末定例句会勉強会から見てみましょう。

 

目に青葉山郭公初鰹・・・素堂

 

まずこの句は甲州の江戸の俳人山口素堂(そどう)作ですが、切れ字こそありませんが三段切れが効果的な反則技の句として有名です。季重りでもあり斬新な印象が鮮明に残る俳句です。

 

あらたうと青葉若葉の日の光・・・芭蕉

 

こちらは芭蕉46才「奥の細道」の句です。「なんと瑞々しい青葉も若葉も陽光に輝いていることだ」という解釈となりますが、この句にしても切れ字は無く季語は季重りです。日光東照宮の句、中七の緑の木々の葉の濃淡を季重りで「青葉若葉」と言っている。反則技ですが日光の美しさと東照宮の素晴らしさが伝わります。徳川家康が祀られているだけあって、現代でも謎めくほどの豪華さは未だに神秘的です。

 

降る雪や明治は遠くなりにけり・・草田男

 

この句は明治から昭和の作者の代表句。この句には切れ字「や」「けり」が2つあり反則技ですね。短い17文字の俳句の世界では、決まり事はあって無いようなものですね。令和を生きる私達には、もはや「切れ字」そのものは無いものとして考えても良いように考えます。レトリック的な技法で古典的なリズムを作り出してしまうだけに陥り易いです。

(2021年令和四年一月 上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

★過去番組ページはこちら http://uenotakako.com/?post_type=haikutv

 

【ネット句会後記】

 

冬の戦は五点句が並び接戦で終わりました。立春を過ぎて各地で大雪に見舞われています。皆さんのところではいかがでしたか。早くあったかくなって欲しいですね、そんな気持ちで、兼題は水温むと椿にさせて戴きました。春の戦の始まりです。多くの皆さんからの投句をお待ちしています。

(2022年令和三年二月 辻 雅宏)

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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2022年1月のネット句会

今月の投句(1月8日更新・冬の戦)

1寒の水土鍋に注ぎお味噌汁
2淑気かな並びし歩く神社みち
3明し朝ベランダ干して淑気かな
4空風にフード被りてこおり鬼
5あかぎれにてぶくろ所望二年生
6銭湯の富士の壁画や淑気満つ
7内宮へ詣づる人や淑気満つ
8ぴたぴたと寒の水飲む猫の舌
9蛇口より指切れさうな寒の水
10サプリメント寒九の水と喉通る
11いつになく膝そろえ座す淑気かな
12調弦のホールに充ちる淑気かな
13みどりごの含む乳房や淑気満つ
14喉元におどるカプセル寒の水
15孫産まれ手を合わせ飲む寒の水
16峰々の淑気カールを滑り来て
17寒の水滴る刃文青く燃ゆ
18解き放つ管風琴の淑気今
19谷抉る清く厳しき寒の水
20白き峰舞い発つ翼淑気満つ
21甲高きインコの声や淑気満つ
22息つかず喉通したり寒の水
23エメラルドの氷上渉たるオンネトウ
24湯豆腐を真っ赤な鍋にさあ一献
25吹雪く海口開けているお化け岩
26御降りや文机の古書読み通し
27御降りの彼方に揺らぐ漁舟
28散り際を何ぞためらう寒椿
29突として訃報舞い来る寒椿
30寒椿風も華やぐ池畔かな
31帰省する子に汲みおきし寒の水
32朝を待つ千里の丘に淑気満つ
33仏壇の寒の水澄むりんの音
34日昇り山の祠に淑気満つ
35胃カメラの医師の声張る師走かな
36淑気満つ翁一人の住まふ家
37田のあらば神社ありけり淑気満つ
38寒の水陽ざし揺らされをりにけり
39淑気満つ杜へ右足左足
40寒の水山従へて満たしけり
41寒の水世継ぎの服を濯ぎおり
42寒の水いつもの薬喉を過ぐ
43淑気立つ袂に風の入り来る
44日の昇る一分前の淑気かな
45句作して寒の水汲む夜深し
46飴色に干魚艶めく浜小春
47釣り人の等間隔に湖小春
48眠る子の帯を解きし七五三
49鈴の音を零して歩く七五三
50冬ざれの棚田の畦を風走る
51冬ざるる村に一つの床屋かな
52波白く海鳥高く小六月
53飾られて路面電車のクリスマス
54初雪や屋根すべり落つ音かろし
55湯けむりに夕陽落として山眠る
56冬ざれにブランコのなほ揺れのこり
57秋時雨鷹は小屋にて眠りをり
58爺婆をしたがへ歩む千歳飴
59何の日か問う子もにぎる千歳あめ
60江の島や小春に浮かぶ富士の影
61凩に向かって走るランドセル
62小春日のピアノ鳴り来る上り坂
63高速に早や灯のともり冬ざるる
64エアメール開けばメリークリスマス
65冬ざれや櫓にのぼる影一つ
66人の影なくて古寺虎落笛
67繰り返すエチュード聖夜は更けゆきて
68乳飲み子の薄目開け閉め冬ざるる
69冬ざれの森に巣箱の黄が残り
70子がありて親のはりきるクリスマス
71宅配のピザを加へてクリスマス
72ふところに白樺抱いて山眠る
73冬ざれて川沿いに雀来ている
74冬ざれた里山ひとつ越え真昼
75冬ざれて透明度増す赤信号
76図書館に哲学の在り冬ざれて
77冬ざれて裏戸に菜っ葉解かず置く
78ケーキ欲しダイエットでもクリスマス
79救急のサイレン響く街聖夜
80一年の無沙汰を詫びて賀状書く
81小春日や猫眠る屋根雲の下
82縁側で爪切る母の小春かな
83ベランダで小春にそよぐ七分丈
84千歳飴引きずり歩く着物の子
85途中下車してまで歩く小春空
86玉砂利を踏みしめる音七五三
87小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く
88紅ひいて唇紡ぐ七五三
89父笑う紅引き笑う娘見て
90おくるみに小春の光編み込んで
91七五三鳥居の長き影踏みて
92お互ひに孫連れ出会ふ七五三
93ジャケットの似合うふ青年恋小春
94小春日を分け合う人の写真立て
95小春凪海鳥の群れ河口まで
96産土の神のお祓ひ七五三  


★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★お茶会テレビ句会はこちらから

http://uenotakako.com/?p=74430

 

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 2月の兼題【雪解】&【余寒】(1月31日〆切)

 ★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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 【春の戦2・3・4月】

 ★2月の兼題(1月31日〆切。)

【雪解】

春になって山野を閉ざしていた雪が解けはじめます。傍題に雪解水、雪解風、雪解川、雪解光。

 【余寒 】

立春になってからも寒さが残っていること。傍題に残る寒さ、残寒。

  

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 <先句に学ぶ> 

  四方の戸のがたがた鳴りて雪解風
                                             高濱虚子 

    屋根屋根を余寒の雨の濡らしけり
                       久保田万太郎

 

12月の結果(冬の戦第二ステージ)

~~<主宰上野貴子選5句>~~

 ベランダで小春にそよぐ七分丈

千歳飴引きずり歩く着物の子

途中下車してまで歩く小春空

釣り人の等間隔に湖小春

玉砂利を踏みしめる音七五三

 

五点句 

飴色に干魚艶めく浜小春        神長誉夫

 

四点句

釣り人の等間隔に湖小春        辻 雅宏

眠る子の帯を解きし七五三       伊藤 はな

鈴の音を零して歩く七五三       伊藤 はな

 

三点句

冬ざれの棚田の畦を風走る       水野幸子

冬ざるる村に一つの床屋かな      辻 雅宏

波白く海鳥高く小六月         上野貴子

 

二点句

 飾られて路面電車のクリスマス     井上悦男

初雪や屋根すべり落つ音かろし     水野幸子

湯けむりに夕陽落として山眠る     阿部文彦

冬ざれにブランコのなほ揺れのこり   青山好男

秋時雨鷹は小屋にて眠りをり      広田洋一

爺婆をしたがへ歩む千歳飴       辻 雅宏

何の日か問う子もにぎる千歳あめ   原田啓子

江の島や小春に浮かぶ富士の影    広田洋一

凩に向かって走るランドセル     阿部文彦

小春日のピアノ鳴り来る上り坂    芒花

 

一点句

高速に早や灯のともり冬ざるる    原田啓子

エアメール開けばメリークリスマス  辻 雅宏

冬ざれや櫓にのぼる影一つ      青山好男

人の影なくて古寺虎落笛       阿部文彦

繰り返すエチュード聖夜は更けゆきて 神長誉夫

乳飲み子の薄目開け閉め冬ざるる   原田啓子

冬ざれの森に巣箱の黄が残り     神長誉夫

子がありて親のはりきるクリスマス  原田啓子

宅配のピザを加へてクリスマス     辻 雅宏

ふところに白樺抱いて山眠る      阿部文彦

冬ざれて川沿いに雀来ている      上野貴子

冬ざれた里山ひとつ越え真昼      上野貴子

冬ざれて透明度増す赤信号       原田啓子

図書館に哲学の在り冬ざれて      芒花

冬ざれて裏戸に菜っ葉解かず置く    上野貴子

ケーキ欲しダイエットでもクリスマス  芒花

救急のサイレン響く街聖夜       青山好男

一年の無沙汰を詫びて賀状書く     阿部文彦

小春日や猫眠る屋根雲の下      青山好男

縁側で爪切る母の小春かな      辻 雅宏

ベランダで小春にそよぐ七分丈     響 あづ妙

千歳飴引きずり歩く着物の子      響 あづ妙

途中下車してまで歩く小春空      辻 雅宏

玉砂利を踏みしめる音七五三     水野幸子

小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く   神長誉夫

紅ひいて唇紡ぐ七五三         響 あづ妙

父笑う紅引き笑う娘見て        響 あづ妙

おくるみに小春の光編み込んで     原田啓子

七五三鳥居の長き影踏みて       青山好男

お互ひに孫連れ出会ふ七五三     辻 雅宏

ジャケットの似合うふ青年恋小春    伊藤はな

小春日を分け合う人の写真立て     神長誉夫

小春凪海鳥の群れ河口まで      上野貴子

産土の神のお祓ひ七五三       広田洋一

 

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 ※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表

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※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。 

 

 ~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

     飴色に干魚艶めく浜小春・・・五点     

競っておりましたが五点句が勝ち抜きました。浜の風景が目に浮かび海産物を食べたくなるお正月でした。まだまだ変異株が心配なコロナ禍が続きますが今回からは春の戦です。暖かくなるのが待ち遠しいですね。(冬:11月~1月)

 

~~~今月の選評~~~

冬ざれや櫓にのぼる影一つ

寒い中火の見櫓にのぼる人影、半鐘を叩くため何度か経験がありますが今は消防署から直接サイレンを鳴らすようになっています。櫓にのぼる垂直の梯子の長く感じること気持ちの焦る事、火事のないことを祈っています。

 

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 ★2月の兼題(1月末日〆切) 

【雪解】と【余寒】

他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 ※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 【今月のワンポイントレッスン】 

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年12月号より

 「や」「かな」「けり」の切れ字について「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、12月号では、11月の月末定例句会勉強会から見てみましょう。

 目に青葉山郭公初鰹・・・素堂

 まずこの句は甲州の江戸時代の俳人山口素堂(そどう)作ですが、切れ字こそありませんが三段切れが効果的な反則技の句として有名です。季重りでもあり斬新な印象が鮮明に残る俳句です。

 あらたうと青葉若葉の日の光・・・芭蕉

 こちらは芭蕉46才「奥の細道」の句です。「なんと瑞々しい青葉も若葉も陽光に輝いていることだ」という解釈となりますが、この句にしても切れ字は無く季語は季重りです。日光東照宮の句、中七の緑の木々の葉の濃淡を季重りで「青葉若葉」と言っている。反則技ですが日光の美しさと東照宮の素晴らしさが伝わります。徳川家康が祀られているだけあって、現代でも謎めくほどの豪華さは未だに神秘的です。

 降る雪や明治は遠くなりにけり・・草田男

 この句は明治から昭和の作者の代表句。この句には切れ字「や」「けり」が2つあり反則技ですね。短い17文字の俳句の世界では、決まり事はあって無いようなものですね。令和を生きる私達には、もはや「切れ字」そのものは無いものとして考えても良いように考えます。レトリック的な技法で古典的なリズムを作り出してしまうだけに陥り易いです。 (2022年令和四年一月 上野貴子)

 「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら   http://uenotakako.com/?post_type=haikutv

  

【ネット句会後記】 

明けましておめでとうございます。本年もネット句会への参加をよろしくお願いします。冬のステージは最終選句を迎え、春の戦の第一ステージです。兼題には雪解と余寒を用意させていただきました。自然の雪解のようす、残る寒さを詠んで下さい。
(令和四年一月 辻 雅宏) 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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12月ネット句会

今月の投句(12月5日更新・冬の戦)

1図書館に哲学の在り冬ざれて
2冬ざれの青苔被る鯉の口
3クリスマスケーキ早朝コンビニに
4ケーキ欲しダイエットでもクリスマス
6頓痴気ソング書店に流るる聖夜かな
7冬ざれの獣道にも日当たりて
8冬ざるる四阿風の吹き抜けり
9聖樹なるからくりあつけらかんと朝
10飾られて路面電車のクリスマス
11飾りなき教会今朝のクリスマス
12冬ざれて川沿いに雀来ている
13コロナ禍に途絶えたメールクリスマス
14クリスマス都会の夜のイルミネーション
15冬ざれた里山ひとつ越え真昼
16冬ざれて裏戸に菜っ葉解かず置く
17冬ざれや櫓にのぼる影一つ
18冬ざれにブランコのなほ揺れのこり
19老犬が喧騒に吠え聖夜かな
20救急のサイレン響く街聖夜
21巴里聖夜マダムとなりしひとおほし
22ふところに白樺抱いて山眠る
23湯けむりに夕陽落として山眠る
24一年の無沙汰を詫びて賀状書く
25生きている証のごとく書く賀状
26人の影なくて古寺虎落笛
27クリスマス100均に買うプレゼント
28冬ざれの棚田の畦を風走る
29綿虫やニシン漬けはよ漬けなくちゃ
30夫とゆきし馬籠の宿に初雪や
31初雪や屋根すべり落つ音かろし
32冬ざれの森に巣箱の黄が残り
33繰り返すエチュード聖夜は更けゆきて
34冬ざれを突かんと犀の子駆け始む
35ココア掌に翼の灯数ふ聖夜かな
36冬ざれて残るは蒼穹ばかりなり
37冬ざれて透明度増す赤信号
38高速に早や灯のともり冬ざるる
39冬ざれの帰路の長きに眠りおり
40子がありて親のはりきるクリスマス
41乳飲み子の薄目開け閉め冬ざるる
42冬ざれの湖に昏れゆく浮御堂
43冬ざるる村に一つの床屋かな
44冬ざれて怒涛逆巻く日本海
45エアメール開ければメリークリスマス
46宅配のピザを加へてクリスマス
47飴色に干魚艶めく浜小春
48釣り人の等間隔に湖小春
49眠る子の帯を解きし七五三
50鈴の音を零して歩く七五三
51秋時雨鷹は小屋にて眠りをり
52波白く海鳥高く小六月
53爺婆をしたがへ歩む千歳飴
54小春日や猫眠る屋根雲の下
55縁側で爪切る母の小春かな
56ベランダで小春にそよぐ七分丈
57千歳飴引きずり歩く着物の子
58途中下車してまで歩く小春空
59玉砂利を踏みしめる音七五三
60何の日か問う子もにぎる千歳あめ
61江の島や小春に浮かぶ富士の影
62凩に向かって走るランドセル
63小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く
64紅ひいて唇紡ぐ七五三
65父笑う紅引き笑う娘見て
66おくるみに小春の光編み込んで
67七五三鳥居の長き影踏みて
68お互ひに孫連れ出会ふ七五三
69小春日のピアノ鳴り来る上り坂
70ジャケットの似合うふ青年恋小春
71小春日を分け合う人の写真立て
72小春凪海鳥の群れ河口まで
73産土の神のお祓ひ七五三

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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1月の兼題【淑気】&【寒の水】(12月31日〆切)

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【冬の戦11・12・1月】

★1月の兼題(12月31日〆切。)

【淑気】
新年を迎え、あたりが瑞相に満ち、荘厳の気が漂うめでたい気分をいう。
傍題に、淑気満つ。

【寒の水 】
寒の内の水をいい、ことに寒中九日目の水は効能があるといわれている。
傍題に、寒水、寒九の水。

 

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

<先句に学ぶ>

 

  青墨をやはらかに磨る淑気かな
               加藤三七子

 

  寒の水かぶつて熱くなる心
              高橋将夫

 


11月の結果(冬の戦第一ステージ)


四点句

飴色に干魚艶めく浜小春        神長誉夫

釣り人の等間隔に湖小春        辻 雅宏

 

三点句

眠る子の帯を解きし七五三       伊藤 はな

鈴の音を零して歩く七五三       伊藤 はな

 

二点句

秋時雨鷹は小屋にて眠りをり      広田洋一

波白く海鳥高く小六月         上野貴子

爺婆をしたがへ歩む千歳飴       辻 雅宏

 

一点句

小春日や猫眠る屋根雲の下      青山好男

縁側で爪切る母の小春かな      辻 雅宏

ベランダで小春にそよぐ七分丈     響 あづ妙

千歳飴引きずり歩く着物の子      響 あづ妙

途中下車してまで歩く小春空      辻 雅宏

玉砂利を踏みしめる音七五三     水野幸子

何の日か問う子もにぎる千歳あめ   原田啓子

江の島や小春に浮かぶ富士の影    広田洋一

凩に向かって走るランドセル     阿部文彦

小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く   神長誉夫

紅ひいて唇紡ぐ七五三         響 あづ妙

父笑う紅引き笑う娘見て        響 あづ妙

おくるみに小春の光編み込んで     原田啓子

七五三鳥居の長き影踏みて       青山好男

お互ひに孫連れ出会ふ七五三     辻 雅宏

小春日のピアノ鳴り来る上り坂    芒花

ジャケットの似合うふ青年恋小春    伊藤はな

小春日を分け合う人の写真立て     神長誉夫

小春凪海鳥の群れ河口まで      上野貴子

産土の神のお祓ひ七五三        広田洋一

 

 

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※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表
https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。
季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 


     ~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

     飴色に干魚艶めく浜小春・・・四点     

    釣り人の等間隔に湖小春・・・四点     

今回は最高点が同点で冬の戦が始まりました。小春日よりのうららかな日には海や湖が美しいですね。冬の始まりなのでまだ暖冬めいた感じでしょうか。いよいよ年末年始ですがまだまだコロナ禍が心配な冬の戦です。
(冬:11月~1月)

 

~~~今月の選評~~~

爺婆をしたがへ歩む千歳飴 

千歳飴を大事そうに抱えていると、子供より千歳飴の方が目立ち、それが主役になってしまう。
千歳飴を持つ子を先頭にして親や爺、婆が後方をついて歩いていく、ユーモラスな状況が目に浮かぶ。親族全員で祝っている姿がとてもほほえましい。

 

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★1月の兼題(12月末日〆切)

【淑気】と【寒の水】
他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年11月号より

「や」「かな」「けり」の切れ字について「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、11月号では、初冬にちなんで芭蕉全句から時雨の句を見てみましょう。

一尾根はしぐるゝ雲かふじのゆき・・・芭蕉

芭蕉45才の句。芭蕉は11月に没したと言われることから芭蕉忌を時雨忌と言いますが、この句は美しい絶景の句ですね。特に切れ字は無く雪の富士を詠んでいます。富士山が見える場所で詠んでいる事が解ります。雪をかぶった富士の裾野が雲がかかっていてぼんやりとしているのですね。伊豆の方からの富士でしょうか。浮世絵のような日本的な景色です。

時雨をやもどかしがりて松の雪・・・芭蕉

この句は芭蕉がまだ若き23歳の句です。古風な言回しで松の枝の雪に時雨が降る様子を詠んでいます。芭蕉にとっては「時雨」と「雪」は季重なりであることが気にならないくらいにマッチしたどちらも省くことのできない景色のようです。雪が止んでいる白い景色に時雨がはかなく冷たく降り冬を感じさせるのですね。

初めの句でもどんよりと曇った灰色の空に白い富士が浮かぶ光景が日本的な情緒を表しています。後の句にも特に切れ字はありません。初めの富士山は何か動かしがたい存在に読み取れて、若かりし頃の松に雪の景色の色彩感にもまして、冬の厳しい寒さにも美しく見える雪の富士が季節感を超えた日本の表情なのだと感じます。この季節が芭蕉忌となり時雨忌と呼ばれていることが良く解ります。
(2021年令和三年十二月 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら http://uenotakako.com/?post_type=haikutv

 

【ネット句会後記】

二年続けてコロナで始まりコロナで暮れようとしています。ネット句会に参加されている皆さんも少なからずコロナを句に詠まれたことでしょう。来年こそ終息までは無理としても寛解を迎えたいものです。それでは、納め句座への投句お待ちしています。よいお年をお迎えください。
(令和三年十二月 辻 雅宏)

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

 

11月のネット句会

今月の投句(11月12日更新・冬秋の戦)

1波白く海鳥高く小六月
2母の手を放して拝む七五三
3小春凪海鳥の群れ河口まで
4女の子鈴を鳴らして七五三
5可愛さに娘に話しかけ七五三
6ベランダで小春にそよぐ七分丈
7くしゃみして小春の空をうらみけり
8紅ひいて唇紡ぐ七五三
9千歳飴引きずり歩く着物の子
10父笑う紅引き笑う娘見て
11お互ひに孫連れ出会ふ七五三
12爺婆をしたがへ歩む千歳飴
13縁側で爪切る母の小春かな
14途中下車してまで歩く小春空
15釣り人の等間隔に湖小春
16凩に向かって走るランドセル
17凩や埃巻き上げ屋敷跡
18境内に人の影なし神の留守
19賽銭の音響き合う神の留守
20日溜まりの木戸に寄り添う返り花
21小春日のインコの声の甲高し
22玉砂利を踏みしめる音七五三
23植え替えし多肉植物初時雨
24絨毯にインコの糞や暮早し
25頬かすめ飛び交ふインコ冬に入る
26のったりとエアバルーン浮く小春かな
27学生の声に華やぐ街小春
28おくるみに小春の光編み込んで
29家じゅうがただ嬉しくて七五三
30何の日か問う子もにぎる千歳あめ
31千歳飴だいじに抱え段上がり
32七五三の石段ばかり見ておりぬ
33付いて来ぬ祖父母のぶんまで七五三祝
34小春日の明き林に影さがす
35小春日のピアノ鳴り来る上り坂
36眠る子の帯を解きし七五三
37七五三カメラの前のすまし顔
38鈴の音を零して歩く七五三
39小春日や一家総出の床磨き
40ジャケットの似合うふ青年恋小春
41七五三玉砂利踏む音遠き日々
42七五三鳥居の長き影踏みて
43小春日や猫眠る屋根雲の下
44蝶二頭もつれもつれて小春かな
45江の島や小春に浮かぶ富士の影
46爺婆は鳥居の前や七五三
47産土の神のお祓ひ七五三
48秋時雨鷹は小屋にて眠りをり
49小春日は?みしだかれて牛の夢
50小春日に爪立て空睨め軍鶏独り
51小春日を分け合う人の写真立て
52飴色に干魚艶めく浜小春
53小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★お茶会テレビ句会はこちらから
http://uenotakako.com/?p=74430

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12月の兼題【冬ざれ】&【クリスマス】(11月31日〆切)

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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【冬の戦11・12・1月】

★12月の兼題(11月31日〆切。)

【冬ざれ】

冬の万象の蕭条たるさまをいう時候の季語です。
傍題に、冬され、冬ざるる。

【クリスマス 】

12月25日キリストの誕生を祝う日。
傍題に、降誕祭、聖夜、聖歌、聖樹(クリスマスツリー)、聖菓、クリスマスイブ、サンタクロースなど。

 

<先句に学ぶ>

  冬ざれてうるさき程に鴉鳴く
                                       山下孝子

  靴下がくの字に吊られクリスマス
                                        阿波野青畝

 

 


10月の結果(秋の戦第三ステージ)

七点句

干網に綻びありて浜残暑        神長 誉夫

真つ新の赤き前垂れ地蔵盆       辻 雅宏

 

五点句

雁高く空一層の深みかな        原田 啓子

古書店にばら積みの本残暑なほ     龍野 ひろし

 

四点句

跡継ぎのなくて最後の今年米    龍野 ひろし

残暑なほ旋盤の吐く螺旋屑      龍野 ひろし

アザラシの鼻また開く残暑かな     神長 誉夫

 

三点句

実南天何か良いこと有りさうな    広田洋一

その名にも産地の心今年米      原田 啓子

退職の帰路南天の実はこぼるほど   小南彩乃

雁行や富士の稜線たもちつつ      原田 啓子

病院を出でて残暑へ飛び込まん     芒花

絵手紙に季節をとめる葡萄の実    芒花

悪童もけふは大人し地蔵盆      辻 雅宏

下町の地下道匂ふ残暑かな       龍野 ひろし

遺された母の小さき残暑かな      原田 啓子

 

二点句

秋天に高層ビルの窓光る        広田洋一

豚汁に茸あふるる夕餉かな       水野幸子

二階へと匂ふ新米炊きあがり      井上悦男

花南天掃き寄せられてまたこぼれ    原田 啓子

雲奔りパンデミックの秋暑し      上野 貴子

シャンソンの車窓に広き葡萄園     青山好男

セコイアの天辺をゆく雁の列      阿部文彦

折れてなお確かなるもの雁の棹     原田 啓子

雁渡る見上げる人の地の遠く      芒花

山里へ一声ひびく雁の棹        阿部文彦

葡萄狩り透くる光に手を伸ばし     龍野 ひろし

親と子の影の動くや葡萄棚       龍野 ひろし

語り部の身じろぎもせず原爆忌     濱野 洋子

パチンコ店の音うねりくる残暑かな   小南彩乃

町内の子が減るばかり地蔵盆      阿部文彦

橋渡る貨車に脈打つ河残暑       神長 誉夫

セコイアも棒立ちになる残暑かな    阿部文彦

ビルの間に地蔵詣のニ三人       原田 啓子

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

越してきた子と分ける菓子地蔵盆    小南彩乃

手を合わせ戦火を思う地蔵盆      小南彩乃

             

一点句

コンビニでコピーをとりて良夜かな   濱野 洋子

残暑光父の棺を焼かんとす       原田 啓子

生き馬の目を抜く銀座秋暑し      辻 雅宏

南天の実ゲノムまるごと縁紡ぐ     芒花

古戦場の塚に供へる今年米       小南彩乃

初陣を控えた夜半(よわ)に白南天    小南彩乃

一片の雲なき空に月上る        広田洋一

おかわりの茶碗差し出す今年米     龍野 ひろし

実南天代々続く旧家なり        濱野 洋子

世話をする主亡くとも実南天      小南彩乃

裏庭にいつしか夕陽実南天       上野貴子

実南天なれば目出度し喉に良し     上野貴子

新米を受くる手のひら深きしわ     青山好男

今年米ふるさとの水匂ふかに      水野幸子

掌を零る新米育てし日々の如      神長 誉夫

ゴマ塩を遠慮して振る今年米      原田啓子

実南天築百年の民家裏         井上悦男

新米の炊けてタイマー鳴るキッチン   上野貴子

新米や山下清の握り飯         濱野 洋子

葡萄光る棺の友の顔静か        小南彩乃

ひとくさりありて葡萄を渡される    龍野 ひろし

連れ立ちて明けゆく空を雁渡る     芒花

聳え立つビルの上空雁渡る       広田洋一

葡萄着く小粒を詫びる筆を添へ     龍野 ひろし

一房にひしめき合へりデラウェア    辻 雅宏

雁渡る近くて遠き田舎道        宇田川せいち

薄墨の山のざわめき秋の虹       阿部文彦

赤富士や葡萄棚にも朝の来て      水野幸子

雁が音や潮待ち浦に夢白帆       神長 誉夫

山幾つ越えて来たるや雁の棹      辻 雅宏

雁渡る点から線に日本海        辻 雅宏

黒葡萄蛇笏龍太の里に満つ       辻 雅宏

新涼の肩にのり来るインコかな     水野幸子

センターフライ見上げた先に雁渡る   小南彩乃

葡萄粒透かせば宙の子蹲り       神長 誉夫

重そうな二人の時間黒葡萄       宇田川せいち

大空に黒糸刺繍雁の群れ        青山好男

海静か夕陽に溶け行く雁の影      神長 誉夫

赤信号の続く帰路や秋暑し       宮沢 俊幸

寝息背に灯明辿る地蔵盆        神長 誉夫

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

包丁の切れ味落ちて秋となる      宮沢 俊幸

厠とふ孤独の部屋の残暑かな      辻 雅宏

迷惑メールと根比べの残暑かな     海老名 智子

うろこめく棚田の畔や残暑光      水野 幸子

町内の人をつなぐや地蔵盆       原田 啓子

 

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

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https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

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季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 


         ~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

干網に綻びありて浜残暑        神長 誉夫

真つ新の赤き前垂れ地蔵盆       辻 雅宏

 

干網の浜の句が逃げ切りましたが地蔵盆が同点までせって来て面白い戦いでした。コロナ禍の秋はやはり物寂しい俳句に点が集まったようです。次回はコロナ禍二度目の冬の戦です。

(秋:8月~10月)

 

~~~今月の選評~~~

実南天何か良いこと有りさうな

南天の明るい色に良い予感を感じる一句です。寒くなりゆく時期だからこその
良いこと探しをする作者の姿が浮かんできます。

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※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年10月号より

「や」「かな」「けり」の切れ字について「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、10月号では、食欲の秋にちなんで芭蕉全句の中から「食」の句を見てみましょう。

鎌倉を生て出けむ初鰹・・・芭蕉

芭蕉49才の句。江戸時代には鎌倉沖で取れた鰹を生きたまま江戸まで運んでいたようです。鎌倉から江戸の将軍様へ鰹が献上されたことを聞くと、江戸の庶民はこぞって鰹を食べようとしたので高値で売れた訳ですね。鰹は夏の魚ですが、秋の魚と言えば「秋刀魚」です。

秋深き隣は何をする人ぞ・・・芭蕉

この句は芭蕉51歳の句ですが、私はこの句を「焼く人ぞ」と勘違いをしていました。どこか秋刀魚の句のイメージないですか。ところがこの句は、食の句ではないのです。芭蕉は大阪の知人宅で病気のために臥せっていてその秋に詠んだとされています。人恋しさが感じられます。

松茸や知らぬ木の葉がへばりつく・・・芭蕉

この句は芭蕉48歳の句。「松茸」を詠んでいます。松茸採りに行かれた句でしょう。松に生えるから松茸ですが、雑木林で思いもよらず見つけたのでしょうか。俳諧味のある食の句ですね。この「や」は現代ではあまり使われない「ぞ」よりも切れ字としての効果は解りますが、中七下五のユーモラスな印象が切れ字の効果よりも楽しそうで効いていますね。
(2021年令和三年十一月 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら http://uenotakako.com/?post_type=haikutv

 

【ネット句会後記】

二年続けてコロナで始まりコロナで暮れようとしています。ネット句会に参加されている皆さんも少なからずコロナを句に詠まれたことでしょう。来年こそ終息までは無理としても寛解を迎えたいものです。それでは、納め句座への投句お待ちしています。よいお年をお迎えください。
(令和三年十一月 辻 雅宏)

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 


 

10月のネット句会

今月の投句(10月8日更新・秋の戦)

1南天の実ゲノムまるごと縁紡ぐ
2サンダルで踏む南天の実の堅し
3ままごとの南天の実をよそう妻
4新米のパンの焼き立てまん丸し
5御新米ヒトのつくりし数多かな
6実南天築百年の民家裏
7煙草屋の錆びた看板素風ふく
8電球を買ふ秋風の雑貨店
9かみさんと熱きコーヒー龍淵に
10二階へと匂ふ新米炊きあがり
11古戦場の塚に供へる今年米
12新米を手づかみで食ふ従姉妹の子
13世話をする主亡くとも実南天
14初陣を控えた夜半(よわ)に白南天
15退職の帰路南天の実はこぼるほど
16新米の炊けてタイマー鳴るキッチン
17米どころ新米自慢親自慢
18実南天なれば目出度し喉に良し
19実南天木戸まで伸びて雨の来る
20裏庭にいつしか夕陽実南天
21山路来て忠魂碑あり秋の風
22幼子の目に南天のあかあかと
23新米を受くる手のひら深きしわ
24新米の倉の土塀も朽ちにけり
25稜線に鉄塔高く秋の色
26赤き色はぜるが如き実南天
27実南天何か良いこと有りさうな
28ふるさとの今年米買ふ夕べかな
29一片の雲なき空に月上る
30秋天に高層ビルの窓光る
31跡継ぎのなくて最後の今年米
32飯盒で炊く新米の水加減
33新品種と添へて新米届きけり
34おかわりの茶碗差し出す今年米
35新米や友農業の板につき
36今年米ふるさとの水匂ふかに
37豚汁に茸あふるる夕餉かな
38還暦や菊を浮かべて新酒くむ
39秋明菊ピンクと白で風うばふ
40老医往く一道照らす実南天
41掌を零る新米育てし日々の如
42嘴先に未だ燃え尽きぬ実南天
43病床に新米一箸灯をともす
44実南天帰還カプセル待ちわびて
45巫女さんに持たせてみたい実南天
46実南天へたな料理の彩りに
47花南天掃き寄せられてまたこぼれ
48その名にも産地の心今年米
49ゴマ塩を遠慮して振る今年米
50長き夜や部屋に墨の香満ち溢れ
51新米や糠漬けみ切れあればよし
52実南天代々続く旧家なり
53新米や山下清の握り飯
54コンビニでコピーをとりて良夜かな
55新米が届きましたと声便り
56研ぐ音の柔き今日から新米か
57大根は私と目が言い夫婦酒
58干網に綻びありて浜残暑
59真つ新の赤き前垂れ地蔵盆
60雁高く空一層の深みかな
61古書店にばら積みの本残暑なほ
62絵手紙に季節をとめる葡萄の実
63悪童もけふは大人し地蔵盆
64下町の地下道匂ふ残暑かな
65残暑なほ旋盤の吐く螺旋屑
66アザラシの鼻また開く残暑かな
67遺された母の小さき残暑かな
68シャンソンの車窓に広き葡萄園
69セコイアの天辺をゆく雁の列
70折れてなお確かなるもの雁の棹
71雁渡る見上げる人の地の遠く
72山里へ一声ひびく雁の棹
73葡萄狩り透くる光に手を伸ばし
74雁行や富士の稜線たもちつつ
75親と子の影の動くや葡萄棚
76語り部の身じろぎもせず原爆忌
77パチンコ店の音うねりくる残暑かな
78病院を出でて残暑へ飛び込まん
79町内の子が減るばかり地蔵盆
80橋渡る貨車に脈打つ河残暑
81セコイアも棒立ちになる残暑かな
82ビルの間に地蔵詣のニ三人
83里に向く小さき祠地蔵盆
84越してきた子と分ける菓子地蔵盆
85手を合わせ戦火を思う地蔵盆
86葡萄光る棺の友の顔静か
87ひとくさりありて葡萄を渡される
88連れ立ちて明けゆく空を雁渡る
89聳え立つビルの上空雁渡る
90葡萄着く小粒を詫びる筆を添へ
91一房にひしめき合へりデラウェア
92雁渡る近くて遠き田舎道
93薄墨の山のざわめき秋の虹
94赤富士や葡萄棚にも朝の来て
95雁が音や潮待ち浦に夢白帆
96山幾つ越えて来たるや雁の棹
97雁渡る点から線に日本海
98黒葡萄蛇笏龍太の里に満つ
99新涼の肩にのり来るインコかな
101センターフライ見上げた先に雁渡る
102葡萄粒透かせば宙の子蹲り
103重そうな二人の時間黒葡萄
104大空に黒糸刺繍雁の群れ
105海静か夕陽に溶け行く雁の影
106赤信号の続く帰路や秋暑し
107寝息背に灯明辿る地蔵盆
108病院を出でて残暑へ飛び込まん

109町内の子が減るばかり地蔵盆
110アザラシの鼻また開く残暑かな
111包丁の切れ味落ちて秋となる
112厠とふ孤独の部屋の残暑かな
113迷惑メールと根比べの残暑かな
114うろこめく棚田の畔や残暑光
115雲奔りパンデミックの秋暑し
116町内の人をつなぐや地蔵盆
117里に向く小さき祠地蔵盆

 

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11月の兼題【小春】&【七五三】(10月31日〆切)

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【冬の戦11・12・1月】

★11月の兼題(10月31日〆切。)

【小春】
陰暦十月を小春といい、ほぼいまの十一月にあたり、おだやかな好い日和が続きます。傍題に小春日和、小六月、小春日、小春空など。

【七五三 】
十一月十五日に男の子は三歳、五歳 女の子は七歳を祝います。傍題に千歳飴。

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

<先句に学ぶ>

孫悟空居さうな雲の国小春
              高田風人子

母と子とまれに父と子七五三
              大橋 桜坡子

 

 


9月の結果(秋の戦第一ステージ)

 

六点句

干網に綻びありて浜残暑        神長 誉夫

 

五点句 

真つ新の赤き前垂れ地蔵盆       辻 雅宏

 

四点句

雁高く空一層の深みかな        原田 啓子

古書店にばら積みの本残暑なほ     龍野 ひろし

 

三点句

絵手紙に季節をとめる葡萄の実     芒花

悪童もけふは大人し地蔵盆       辻 雅宏

下町の地下道匂ふ残暑かな       龍野 ひろし

残暑なほ旋盤の吐く螺旋屑       龍野 ひろし

アザラシの鼻また開く残暑かな     神長 誉夫

遺された母の小さき残暑かな      原田 啓子

 

二点句

シャンソンの車窓に広き葡萄園     青山好男

セコイアの天辺をゆく雁の列      阿部文彦

折れてなお確かなるもの雁の棹     原田 啓子

雁渡る見上げる人の地の遠く      芒花

山里へ一声ひびく雁の棹        阿部文彦

葡萄狩り透くる光に手を伸ばし     龍野 ひろし

雁行や富士の稜線たもちつつ      原田 啓子

親と子の影の動くや葡萄棚       龍野 ひろし

語り部の身じろぎもせず原爆忌     濱野 洋子

パチンコ店の音うねりくる残暑かな   小南彩乃

病院を出でて残暑へ飛び込まん     芒花

町内の子が減るばかり地蔵盆      阿部文彦

橋渡る貨車に脈打つ河残暑       神長 誉夫

セコイアも棒立ちになる残暑かな    阿部文彦

ビルの間に地蔵詣のニ三人       原田 啓子

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

越してきた子と分ける菓子地蔵盆    小南彩乃

手を合わせ戦火を思う地蔵盆      小南彩乃

 

一点句

葡萄光る棺の友の顔静か        小南彩乃

ひとくさりありて葡萄を渡される    龍野 ひろし

連れ立ちて明けゆく空を雁渡る     芒花

聳え立つビルの上空雁渡る       広田洋一

葡萄着く小粒を詫びる筆を添へ     龍野 ひろし

一房にひしめき合へりデラウェア    辻 雅宏

雁渡る近くて遠き田舎道        宇田川せいち

薄墨の山のざわめき秋の虹       阿部文彦

赤富士や葡萄棚にも朝の来て      水野 幸子

雁が音や潮待ち浦に夢白帆       神長 誉夫

山幾つ越えて来たるや雁の棹      辻 雅宏

雁渡る点から線に日本海        辻 雅宏

黒葡萄蛇笏龍太の里に満つ       辻 雅宏

新涼の肩にのり来るインコかな     水野 幸子

センターフライ見上げた先に雁渡る   小南彩乃

葡萄粒透かせば宙の子蹲り       神長 誉夫

重そうな二人の時間黒葡萄       宇田川せいち

大空に黒糸刺繍雁の群れ        青山好男

海静か夕陽に溶け行く雁の影      神長 誉夫

赤信号の続く帰路や秋暑し       宮沢 俊幸

寝息背に灯明辿る地蔵盆        神長 誉夫

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

アザラシの鼻また開く残暑かな     神長 誉夫

包丁の切れ味落ちて秋となる      宮沢 俊幸

厠とふ孤独の部屋の残暑かな      辻 雅宏

迷惑メールと根比べの残暑かな     海老名 智子

うろこめく棚田の畔や残暑光      水野 幸子

雲奔りパンデミックの秋暑し      上野 貴子

町内の人をつなぐや地蔵盆       原田 啓子

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表
https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。
季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。


         ~~~勝ち抜き戦の結果・秋の戦~~~

干網に綻びありて浜残暑・・・六点

干網の浜の風情に勝る句が出てきませんでしたね。コロナ禍のうえに更に東京近郊では地震があり海沿いではまた大変な秋なのでしょうか。寒暖の差が激しく何かと心配です。次回からはもう冬の戦が始まります。
(秋:8月~10月)

 

~~~今月の選評~~~

薄墨の山のざわめき秋の虹

秋らしい風情を感じさせていた山に急に虹がかかってきた情景をうたっている。
「薄墨」と「ざわめき」の語の選択が秀逸。

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 


★11月の兼題(10月末日〆切)

【小春】と【七五三】
他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年9月号より

「や」「かな」「けり」の切れ字について「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、今回は9月、芭蕉全句の中から「月」の句を見てみましょう。

名月や池をめぐりて夜もすがら・・・芭蕉

芭蕉43才の句。芭蕉庵での「月見の会」の句と言われています。月見に隅田川に船を出して詠んだといわれていて風流ですね。芭蕉お得意の切れ字「や」で見事に日本語の美しさを表しています。ここでは、月が池をめぐるのか、芭蕉が池をめぐるのか、どちらにも採れますが、池をめぐり水面に映る月が江戸時代には光輝いて美しかったに違いありません。そんな風に私は解釈しました。この句にある切れ字「や」は、奥の細道でも芭蕉が多く使っている切れ字です。現在では切れ字と言えば、この「や」の他に「かな」「けり」の3つくらいしか実際には使われていません。

月見する座に美しき顔もなし・・・芭蕉

この句は、切れ字が使われていない句です。切れ字は、句の意味を区切るためなので、この月が良夜なのか雨月なのかを考えると、月は美しいが、美しい綺麗どころの女性は同席しておらず、男ばかりの集まりだったのでしょう。風雅を求めていた芭蕉にはこの月見の会はあまり盛況ではなかったのかもしれませんね。結局は「明月や座に美しき顔もなし」とされた句が決定句とされていますが、どこか人間味を感じるのは取り上げた句の方ですね。現代に生きる私達との時代の相違かもしれません。芭蕉は「や」で月の美しさを際立たせて決定しているように読み取れます。
(2021年令和三年十月 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら http://uenotakako.com/?post_type=haikutv

 

【ネット句会後記】

秋の戦十月は最終ステージです。勝ち残る句が楽しみです。選句の中から一句について、評価をお願いします。十一月の兼題の七五三はご自身にもお子様にも、そしてお孫様とシーンが浮かぶことでしょう。小春日和には、そろそろお出かけしてみたいものです。秋の夜長、皆様からの渾身の五句をお待ちしています。
(2021年令和三年十月 辻 雅宏)

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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2021年のこれまでの兼題

【春の戦これまでの兼題】

★2月の兼題(1月31日〆切)【初音】【薄氷】
★3月の兼題(2月28日〆切)【初蝶】【青き踏む】
★4月の兼題(3月31日〆切)【沈丁花】【石鹸玉】

【夏の戦これまでの兼題】

★5月の兼題(4月30日〆切)【麦の秋】【新茶】
★6月の兼題(5月31日〆切)【紫陽花】【さくらんぼ】
★7月の兼題(6月30日〆切)【日傘】【昼寝】

【秋の戦これまでの兼題】

★8月の兼題(7月31日〆切)【残暑】 【地蔵盆】
★9月の兼題(8月31日〆切)【葡萄】 【雁】
★10月の兼題(9月30日〆切)【新米】【南天の実】

他に、当季雑詠、自由題でも可、5句投句5句選句です。

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2020年のこれまでの兼題

【秋の戦の兼題】
★8月の兼題(7月31日〆切。)【天の川】【蛍】
★9月の兼題(8月31日〆切。)【霧】【萩】
★10月の兼題(9月30日〆切)【秋高し】【小鳥】

【冬の戦の兼題】
★11月の兼題(10月31日〆切。)【凩】【神の留守】
★12月の兼題(11月30日〆切。)【山眠る】【賀状書く】
★1月の兼題(12月31日〆切。)【御降り】【寒椿】

 

 

9月のネット句会

今月の投句 (9月7日更新・秋の戦 )

1デラウェアの実の出で来るや吸うままに
2雁渡る見上げる人の地の遠く
3絵手紙に季節をとめる葡萄の実
4調理師の剥きたる葡萄つややかに
5連れ立ちて明けゆく空を雁渡る
6雁渡るロシアの男(ひと)は眼裏に
7センターフライ見上げた先に雁渡る
8葡萄光る棺の友の顔静か
9命継ぐ葡萄のまろさ熱の床
10初雁に誘われ抜ける5時限目
11大空に黒糸刺繍雁の群れ
12シャンソンの車窓に広き葡萄園
13葡萄の実一粒ごとの甘さかな
14葡萄粒握る我が子の汚れ無き
15日落ちて挽歌の如し葡萄園
16種無しにされた葡萄の恨み節
17山葡萄たわわに熟れて人を待つ
18山里へ一声ひびく雁の棹
19セコイアの天辺をゆく雁の列
20薄墨の山のざわめき秋の虹
21全天がほのかに焼けし秋の空
22箱一つ貰いし葡萄藤沢産
23聳え立つビルの上空雁渡る
24秋空に白線を引く飛行機雲
25秋桜の花から花へ揚羽蝶なし
26親と子の影の動くや葡萄棚
27葡萄狩り透くる光に手を伸ばし
28ふるさとや舌に転がす黒葡萄
29ひとくさりありて葡萄を渡される
30葡萄着く小粒を詫びる筆を添へ
31廃園の木馬に真青な葡萄成る
32雁が音や潮待ち浦に夢白帆
33葡萄粒透かせば宙の子蹲り
34海静か夕陽に溶けゆく雁の影
35星巡る宇宙の隅で葡萄吸う
36雁渡る近くて遠き田舎道
37百均の古本を選る雁の頃
38重そうな二人の時間黒葡萄
39種のある隣家の庭のデラウェア
40折れてなお確かなるもの雁の棹
41雁高く空一層の深みかな
42雁行や富士の稜線たもちつつ
43種なしの葡萄のまっことありがたき
44葡萄食ぶ結婚記念の夜の二人
45コロナ禍で帰省もできず雁渡し
46中央線右に左に葡萄棚
47富士山も霧に隠れし葡萄園
48新涼の糠床に糠足しにけり
49語り部の身じろぎもせず原爆忌
50山幾つ越えて来たるや雁の棹
51雁渡る点から線に日本海
52一房にひしめき合へりデラウェア
53好きなぶだう好きなだけ食べぶだう狩り
54黒葡萄蛇笏龍太の里に満つ
55干網に綻びありて浜残暑
56真つ新の赤き前垂れ地蔵盆
57悪童もけふは大人し地蔵盆
58下町の地下道匂ふ残暑かな
59古書店にばら積みの本残暑なほ
60残暑なほ旋盤の吐く螺旋屑
61遺された母の小さき残暑かな
62セコイアも棒立ちになる残暑かな
63ビルの間に地蔵詣のニ三人
64里に向く小さき祠地蔵盆
65越してきた子と分ける菓子地蔵盆
66アザラシの鼻また開く残暑かな
67手を合わせ戦火を思う地蔵盆
68赤信号の続く帰路や秋暑し
69パチンコ店の音うねりくる残暑かな
70橋渡る貨車に脈打つ河残暑
71寝息背に灯明辿る地蔵盆
72里に向く小さき祠地蔵盆
73病院を出でて残暑へ飛び込まん
74町内の子が減るばかり地蔵盆
75アザラシの鼻また開く残暑かな
76包丁の切れ味落ちて秋となる
77厠とふ孤独の部屋の残暑かな
78迷惑メールと根比べの残暑かな
79うろこめく棚田の畔や残暑光
80雲奔りパンデミックの秋暑し
81マスカット砂糖まぶされお茶の席
81町内の人をつなぐや地蔵盆
82落雁の木の葉のように撒かれけり
83白木槿バイクの爆音凄まじき
84赤富士や葡萄棚にも朝のきて
85新涼の肩にのり来るインコかな

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★お茶会テレビ句会はこちらから
http://uenotakako.com/?p=74430

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10月の兼題【新米】&【南天の実】(9月30日〆切)

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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【秋の戦8・9・10月】

★10月の兼題(9月30日〆切。)

【新米】
その年に収穫した米で十月ころに出回ります。丹精込めた米が、収穫を迎えた喜びの思いがこの季語にあります。傍題に今年米、古米。

【南天の実 】
南天は花のあと、赤い小さな実をかたまって穂のようにつけます。傍題に実南天、白南天。

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

<先句に学ぶ>

病む母の粥にまづ炊く今年米
                根岸善雄

鴎外の生家北向き実南天
                松崎鉄之介


8月の結果(秋の戦第一ステージ)

五点句

干網に綻びありて浜残暑        神長 誉夫

四点句 

真つ新の赤き前垂れ地蔵盆       辻 雅宏

三点句

悪童もけふは大人し地蔵盆       辻 雅宏

下町の地下道匂ふ残暑かな       龍野 ひろし

古書店にばら積みの本残暑なほ     龍野 ひろし

残暑なほ旋盤の吐く螺旋屑       龍野 ひろし

二点句

遺された母の小さき残暑かな      原田 啓子

セコイアも棒立ちになる残暑かな    阿部文彦

ビルの間に地蔵詣のニ三人       原田 啓子

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

越してきた子と分ける菓子地蔵盆    小南彩乃

アザラシの鼻また開く残暑かな     神長 誉夫

手を合わせ戦火を思う地蔵盆      小南彩乃

一点句

赤信号の続く帰路や秋暑し       宮沢 俊幸

パチンコ店の音うねりくる残暑かな   小南彩乃

橋渡る貨車に脈打つ河残暑       神長 誉夫

寝息背に灯明辿る地蔵盆        神長 誉夫

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

病院を出でて残暑へ飛び込まん     山本佐和子

町内の子が減るばかり地蔵盆      阿部文彦

アザラシの鼻また開く残暑かな     神長 誉夫

包丁の切れ味落ちて秋となる      宮沢 俊幸

厠とふ孤独の部屋の残暑かな      辻 雅宏

迷惑メールと根比べの残暑かな     海老名 智子

うろこめく棚田の畔や残暑光      水野 幸子

雲奔りパンデミックの秋暑し      上野 貴子

町内の人をつなぐや地蔵盆       原田 啓子

 

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表
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※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。
季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。


         ~~~勝ち抜き戦の結果・秋の戦~~~

干網に綻びありて浜残暑・・・五点:神長 誉夫

情緒のある句ですね。地曳網の盛んな九十九里が目に浮かびます。緊急事態宣言がどうなるのか心配な初秋ですが、今年は不思議なくらいに小寒いですね。
(秋:8月~10月)

 

~~~今月の選評~~~

下町の地下道匂ふ残暑かな

東京で暮らす私の中では、残暑を最も感じたのがこの句でした。地下道の独特のにおいに暑さと湿気を感じます。中でも下町の地下道というのが、更にいいですね。肌で残暑を感じられる句でした。

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★10月の兼題(9月末日〆切)

【新米】と【南天の実】
他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年8月号より

「や 」「かな」「けり」 の切れ字 について 「奥の細道」に視点を当て勉強してきました が、 今回は 8 月、芭蕉全句 の中から 「 朝顔 」 の 句 を 見てみましょ う。

朝顔に我は食めしくふおとこ哉 ・ ・・芭蕉

芭蕉39 才の句。 美しい花とおとこの自分を対比させていますね。

朝顔に釣瓶とられてもらひ水・・・ 加賀 千代女

この句は、女性の「 朝顔 」の句で有名な句ですね 。昔の女性は朝から食事の支度をする水仕が、先ずは井戸に水を汲みに行くことから始まります。今では考えられない位に大変だったことでしょう。そんな、昔の江戸の人々の生活の一齣が、それぞれ読み取れます。
切れ字としては、 芭蕉の句には「 哉 」が使われていて、最後の下五で意味を止めています。千代女の句では 切れ字は見当たりません 。下五の名詞止めとなります。どちらも「朝顔 」から始まり575にリズムの整えら れた定型の句ですね。切れ字は、このようにその句の意味が最後にそこで終わり、17文字で一つの作品としての句意がまとまって理解しやすい場合には効果的です 。芭蕉が自分はおとこであることを感慨深く感じていることが解り詠嘆の意味が込められていますから、季語を別の季語にすることは出来ない 、 朝顔を詠んだ名句 ですね 。切れ字は、 現代の文章では使われませんから 、俳句特有の意味を持ちます 。 千代女の句のように切れ字が無い句でも17文字にまとめられていることがはっきりと解る名句もありますね。

(2021年令和三年九月 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
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【ネット句会後記】

秋の戦第一ステージの結果が発表されました。手ごたえはいかがでしたでしょうか。十月の兼題は比較的組みしやすい季語ではないかと思います。好句が期待されます。兼題以外でも秋の季語で秋の季感をお寄せ下さい。
(2021年令和三年九月 辻 雅宏)

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2021年のこれまでの兼題

【春の戦これまでの兼題】

★2月の兼題(1月31日〆切)【初音】【薄氷】
★3月の兼題(2月28日〆切)【初蝶】【青き踏む】
★4月の兼題(3月31日〆切)【沈丁花】【石鹸玉】

【夏の戦これまでの兼題】

★5月の兼題(4月30日〆切)【麦の秋】【新茶】
★6月の兼題(5月31日〆切)【紫陽花】【さくらんぼ】
★7月の兼題(6月30日〆切)【日傘】【昼寝】

【秋の戦これまでの兼題】

★8月の兼題(7月31日〆切)【残暑】 【地蔵盆】
★9月の兼題(8月31日〆切)【葡萄】 【雁】

他に、当季雑詠、自由題でも可、5句投句5句選句です。

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2020年のこれまでの兼題

【秋の戦の兼題】
★8月の兼題(7月31日〆切。)【天の川】【蛍】
★9月の兼題(8月31日〆切。)【霧】【萩】
★10月の兼題(9月30日〆切)【秋高し】【小鳥】

【冬の戦の兼題】
★11月の兼題(10月31日〆切。)【凩】【神の留守】
★12月の兼題(11月30日〆切。)【山眠る】【賀状書く】
★1月の兼題(12月31日〆切。)【御降り】【寒椿】