おはようございます。 俳句作家の上野貴子です。 ・ ・ 関東甲信越では先週から 梅雨に入りました。 この時期には 本格的な豪雨に要注意です!!! ・ ・ 梅の実が生る頃の長雨を 「梅雨」と言います。 俳句では、勿論、夏の季語です。 他には、卯の花が咲く頃の雨を 「卯の花腐し」と俳句では言います。 黴の雨と書いて「黴雨・つゆ」と読んだりします。 大地や草花がまるで 腐ったような 黴が生えたような そんなじとじとした湿った季節ですね。 ・ ・ この頃になると 田舎では昔は蛍を見かけました。 夕暮れ真近な田んぼのあたりで 蛍が光始めると どことなく一日の終わりの刹那を感じます。 ・ ・ 蛍が光るのは宵口だけで 夜のまだ早い夕間暮れの頃 日没から約2時間くらいと言われます。 そのためどこか儚げで風情がありますね。 ・ ・ 日本では蛍は年々減少しています。 田んぼの農薬や環境汚染など 環境の変化がその原因のようです。 ・ ・ 俳句では「蛍」は 勿論、夏の季語です。 他に「蛍狩り」「蛍籠」「蛍火」「蛍合戦」などなど 沢山の季語がありよく詠まれています。 ・ ・ 蛍を見るには 綺麗な水と餌になる小動物がいること 他には水底の砂が綺麗なことや 民家が近くしかも静かであること などが挙げられて 現代では確かに難しいですね。 ・ ・ 静かな田舎の里山の清流でしか 見られなくなっているのかなぁ??? 東京でも探せば保護され鑑賞できる場所が 何か所かはあるようですが コロナ禍のためお祭りなどは 残念ながら中止が多いようです。 ・ ・ 玉川上水の青梅橋付近では ほたる公園があり保護されているようですが 2022年の今年も祭りは中止のようです。 ・ ・ やっぱり蛍は田舎ですね。 現代では 静かで水のきれいな清流が 一番蛍の安心していられる場所のよう。 田んぼで蛍狩りを団扇で出来た 昭和の昔はもう遠い話となりました。 ・ ・ それでもやはり日本では 「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」 と呼ばれているように 長い歴史の広大なロマンを感じさせる 情緒のある素敵な生き物ですね。 夏の夕暮れには蛍が飛び 青田から涼し気な風がそよいでくる そんな田園風景がやっぱり幻想的で 日本人の心の故郷ですね。 ・ ・ ★俳句記念日 https://haikukinennbi.jimdofree.com ★ショートポエムコレクション https://shortpoemcollection.jimdofree.com/ ★「おしゃべりHAIKUの会」句会情報 https://nbsacademy.jimdofree.com/%E5%8F%A5%E4%BC%9A%E6%83%85%E5%A0%B1/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ワクワクドキドキのライブ配信の楽しさはこちらの「俳句TV」再放送からご覧ください。 ★俳句TV「エンジョイ俳句ライフ」 https://www.facebook.com/haikutv/
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