おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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今週は冬至があります。
2022年は12月22日となります。
俳句では、勿論、冬の季語です。
「冬至」は一年の内で
夜が最も長く昼が最も短くなる日。
冬至粥や柚子湯でよく知られています。
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この日には粥や南瓜を食べるといいます。
寒い冬にお粥で温まり
南瓜を食べて風邪をひかないように!
という健康を願う想いからの
昔からの風習ですね。
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この時期になると北海道では
鮭が群がって川を上り
夏枯草と呼ばれる草は芽を出す
と言われます。
つまり、一年の節目がここにある
と言うのです。
昔の人は太陽のある昼と
月の出る夜の長さで一年間を考えていました。
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ですから、一年で一番日が短い日
「冬至」を境に日がだんだん長くなる
冬が極まり夏が始まる
というように考えていたのです。
「夏至」までの間に日が伸びて
夏が極まると
次の日からは「冬至」に向けて
冬になって行くのですね。
当たり前のようですが
今でも暦はそのように一年間が
廻っています。
太陽の周りをまわる地球の不思議です。
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そこで、観測上では少しずつズレが
どうしても生じるために
毎年正確には日にちがずれるようです。
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冬の極まる冬至の頃は
冬の野菜の南瓜が似合います。
俳句では「南瓜」は秋の季語なのですが
晩秋から冬にかけて
風の予防にもなる栄養価の高い
暖かく煮込むと美味しい野菜ですね。
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現代では珍しくなった「夏枯草」なつかれくさ
これは季語では無いのですが
この「夏枯草」は夏には花を咲かせる
野草で花の形から「靫草」うつぼぐさ
と呼ばれています。
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この野草が冬至の頃になると
芽を出し始めると言われています。
まるで新しい年を歓迎しているかのように
小さな芽をだすために
この頃を昔の人は
七十二候で「夏枯草生ず」=「乃東生」
なつかれくさしょうず
と言っていました。
ちょっと難し話ですが
今でも野山では野草が枯れているなかに
小さな芽を出す草があれば
それは「夏枯草」かもしれません。
「夏至」の頃には
紫のうつぼのような花を
咲かせているかもしれませんね。
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冬至が過ぎれば
もうすぐクリスマスです。
大人から子供まで
おとぎ話の様な町のイルミネーションに
コロナ禍を忘れていたくなります。
今年も余すところあとわずか
来年が今年よりも少しでも
よい年となりますよう
サンタクロースに願いを届けてほしいですね。
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