俳句四季1月号掲載されました。

とうとう掲載されました!
俳句四季1月号です。
25名の俳句が載っています。

ご協力ありがとうございました。

<メンバー俳句二十五句>
小春日は脱げる厚着で出かけよう   飯田優子
焼き芋を母にせがんだ小五の夜    丹野 誠
小春とは名のみか汗のひかぬ日々   伊藤慎司
小春空あれは羊か綿菓子か      田中むつみ
オムライスケチャップで名前書く小春 平塚庸代
三姉妹喋りっぱなしの墓参り     南出千賀子
憎かりし猛暑も恋し小春の陽     小池さやか
ふわりふわ明日は雨らし鰯雲     大西文子
草の花野牛がそろり食いちぎる    鈴木恵美子
空き瓶をお洒落に見せる草の花    芽亜利・J
昼餉食う地球の裏の月明り      山本佐和子
散紅葉滝つぼの中あざやかに     蒲池由美子
謎解きの枯葉挟んだこの頁      橋詰 博
喧嘩して仲直りして冬隣       米谷初枝
道端の無花果熟し陽の匂ひ      さこたゆう
秋鯖をぶら下げて夫帰りをり     奥平雅子
枯葉舞ふ神宮の森常しえに      濱野洋子
還暦を迎えて期する竹の春      大倉宏美
富士眺め水たつぷりと墓洗ふ     龍野ひろし
夕暮れを縫うてゆくなり雁の竿    水野幸子
貝ひとつ二百十日の忘れ潮      阿部文彦
厄日明け薄く泥引く沈下橋      神長誉夫
稲妻にルガーノの街一変す      原田啓子
また今度いつものセリフ墓参り    青山好男
天空の闇を稲妻ほしいまま      辻 雅宏
主宰上野貴子の一句

儚さが加速して落ち葉追い立てる

<20周年を記念しての掲載記事>

俳句会として三軒茶屋を拠点に活動を始め 早や二十年と成ります。『おしゃべりHAIKU の会』発足はその数年前のFAX 句会からでしたが、実際にメンバーが集まり句会を開催するまでは暗中模索でした。その後にやっと自分の中での俳句観のようなものが芽生え今に至ることが出来たと考えています。又、素晴らしい方々との出会いがこれまで続けられた原動力となったのだと感謝の気持ちで一杯です。たった一枚の葉書で送った俳句が「お~いお茶新俳句大賞」の奨励賞に入賞したことが俳句を始めるきっかけとなり、出身地の千葉日報を始め雑誌にも投句し続け初句集を出版したことが弾みとなり俳句会を開催するに至りました。以後は日本国内にとどまらず多くの展覧会に出展し、ハワイのホノルルフェスティバルでの平和文学賞や金賞など、さまざまな賞を頂くことが出来ました。俳句を世界に発信することの素晴らしさを体験する機会を頂けたことは、本当に有意義な経験でした。
 俳句検定や俳句講師養成講座の設立など、 俳句会を通して多くの学びを得ることができ、現在も数々の活動にチャレンジしています。そして、二0ニ三年には協会設立まで実現できたことは、これまで俳句活動を続けてこれたことの集大成だと考えています。
沢山のお力添えやご協力下さる皆様とこれから真っ白なキャンパスにどんな俳句を描いて行けるか、新たな気持ちでチャレンジし続
けて行きたいと考えています。
2023年12月20日 | カテゴリー : 俳句 | 投稿者 : ueno takako

俳句日記12・20

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月20日(水) 晴れ

クリスマスリースをドアに住宅街

~たべもの歳時記~

シュトレーン今年は二つも贈り物(シュトレーン)

 

★8月19日は俳句記念日「おしゃべりHAIKUの会」制定日本記念日協会認定。

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俳句日記12・19

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月19日(火) 曇り

サンタ来るキラキラ星の町の灯に

~たべもの歳時記~

ブロッコリー芯の堅さはまだ煮えず(ブロッコリー)

 

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俳句日記12・18

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月18日(月) 晴れ

町角の呟き点る山茶花は白

~たべもの歳時記~

燗にしてお猪口が二つ宵時雨(燗)

 

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俳句日記12・17

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月17日(日) 晴れ

木枯らしに人言葉無く赤信号

~たべもの歳時記~

手土産を下げて帰って忘年会(忘年会)

 

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芭蕉の詠んだお正月の句「新年」

芭蕉の詠んだお正月の句「新年」

 

春立つや新年ふるき米五升

 

「新年」で探したところ芭蕉38才のころのこの句しかありませんでした。

江戸時代は立春がお正月だったことが良く解りますね。そこで、「餅」の句を探してみました。

 

餅雪をしら糸となす柳哉

餅を夢に折結ふしだの草枕

餅花やかざしにさせる娌(よめ)が君

誰が聟(むこ)ぞ歯朶に餅おふうしの年

煩(わずら)へば餅をも喰はず桃の花

鶯や餅に糞する縁のさき

 

やはり「餅」の句となるとお正月らしいですね。「餅」は季語としては冬ですが、それでも現代では春の季語とされている言葉との季重なりが目立ちます。

 

初春先酒に梅賣にほひかな(しよしゆんまづさけにうめうるにほひかな)

この句の解釈は何通りもあるようですが、AIのチャットに聞いてみました。答えは?

「初春にまず酒を飲み、梅を買う。その香りが心地よい」という意味になります。
しかし、この句は、単に酒と梅の香りが混ざり合うことを表現するだけでなく、新しい年の始まりに、人々が心を新たにし、希望に満ちた気持ちで新しい一年を迎えることを表しています。

このように返って来ました。
売るとありますが、買うと読んでいます。難しいところですね。
芭蕉が新春の目出度い酒に梅の香りが混ざり合い尚更お目出度いと読んだ句だと私は解釈しています。まずは無くてはならないのがお酒、そして梅の香りがあれば、なおさら目出度いということでしょうか?お正月のしつらえなのかも知れませんね。

 

幾霜に心ばせをの松かざり

古畑や薺摘行男ども

二日にもぬかりはせじな花の春

よもに打つ薺もしどろもどろ哉

元日は田ごとの日こそ戀しけれ

やまざとはまんざい遲し梅の花

元日や猿に着せたる猿の面

蒟蒻にけふは賣かつ若菜哉

蓬莱に聞ばや伊勢の初便

一とせに一度つまるゝ菜づなかな

むめがゝにのつと日の出る山路かな

日の出る山道を歩くときの美しさを表現しています。この句は、日本の俳句の中でも有名な句の一つです。

 

初日の出の習慣は、日本古来のものであるようなのですが、明治以降に盛んになったと言われています。芭蕉の句にも「日の出」とあり「初日の出」とは呼んでいません。

 

芭蕉の時代には春とともにお正月を迎えますから、薺や若菜などの句が新年に詠まれています。今でも七草粥にその名残りがあります。元日や二日と言った三が日の句も詠まれています。

 

 

 

俳句日記12・16

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月16日(土) 晴れ

夜風抜け路地裏に花水仙

~たべもの歳時記~

二人には大きな皿に大根煮(大根)

 

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俳句日記12・15

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月15日(金) 曇り

裏庭に入る隙間を花八手

~たべもの歳時記~

熱々のホット珈琲啜り飲む(ホット珈琲)

 

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俳句日記12・14

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月14日(木) 晴れ

年極みゆく年くる年忘れ物

~たべもの歳時記~

机には本や書類や蜜柑まで(蜜柑)

 

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俳句日記12・13

【今日の一句&たべもの歳時記】

2023年12月13日(水) 晴れ

年の瀬に追われて逃げる場所探す

~たべもの歳時記~

二人なら会話をうめる根深汁(根深汁)

 

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