☆上野貴子の俳句でおしゃべり☆彡 【秋の彼岸明けです!?!】NBSAcademy便り

おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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今日は秋の彼岸明けです。
ちょうど週の始まりで
これからやっと秋になる!!!
「暑さ寒さも彼岸まで」
という感じですが
果たして今年はこれからどうなるのか?
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現代では、ともすれば忘れがちな
お彼岸ですが
俳句では、勿論、秋の季語です。
「彼岸」は春と秋に2回あり
春の彼岸は「彼岸」
秋の彼岸は「秋彼岸」として
春と秋を分けています。
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ちょうど季節の変わり目に当たり
中日に「春分の日」と「秋分の日」
昼と夜が半々になる日があります。
その日を挟んで前後3日間を
彼岸と言います。
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夏が長いこの頃では
どうにか秋分の日を境に
暑さが少しでも収まりますように!
そう願うような時期ですが
台風や豪雨で各地で甚大な被害が出る
厳しい秋口が少しでも和らいで
過ごし易い日々がやって来てくれたら
それだけでどれだけ安心なことか!!!
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コロナ禍がすこしづつ収まり始めて
虫の音が朝晩聞こえ始めると
日本の秋を感じます。
長すぎる夏に押されて
短い秋ですが
秋は実りの秋
豊かな秋が来ることを
日本人なら誰もが待っています。
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「彼岸」は河の向う岸
という意味から
生死の海を渡って到達する
涅槃(ねはん)、悟りの世界
とされあの世といいますね。
これに対して「此岸」(しがん)は
こちらの岸、生死を繰り返す
迷いの世界、この世といいます。
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「あの世」「この世」と言えば
親しみやすくて解り易いですね。
ガンジス河という広い
海のような河のこちらとあちらで
人は生死を彷徨い
やがてあの世の向うの岸へ
極楽浄土を目指して旅立つ
そんな、仏教の教えから
きている行事のようです。
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彼岸は、ご先祖様を供養する彼岸会
から来ている仏事が
平安時代の朝廷行事から
江戸時代に庶民に広まり
現代では「祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ日。」
となり、お墓参りをする日というように
年中行事となっています。
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忙しい現代人が忘れかけている
昔からの先祖の霊を供養し
感謝することの大切さを
こんな時期には思い出して
懐かしいおじいちゃんやおばあちゃんの
お墓参りが出来たら
きっといつか報われるに違いありません。
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遠い田舎を懐かしみながら
都会からお萩を食べながら
静かにお祈りするだけでも
きっとご先祖様は
何処からか見ていて守ってくれる
そんな心のよりどころですね。
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2022年9月25日 | カテゴリー : 俳句 | タグ : | 投稿者 : 事務局