LINE公式2月の俳句大会

LINE公式俳句大会2月のご応募一覧

1  雪解の野 ボール追う犬 ぶち模様

2    雪解風とき緩やかに山の宿

3    轟々と光広ぐる雪解川

4    余寒なほ眉間に皺の阿修羅像

5    野仏の欠けし目鼻や余寒なほ

6    余寒なほ画廊に架かる抽象画

7   雪解川所々に鄙びた草浸る

8    雪解けの道の一本知己の家へ

9    冷えきったサンドイッチの余寒かな

10  居座りて木の芽を制す余寒かな

11  雪解川往くに存分なる日差し

12 梅の朱灰色のビルの谷間に

13 同じ向き並んで食べる恵方巻

14 早春の澄んだ青空富士の白

15 雪床に童椿の判続く

16 淡色のローランサンは春の色

17 花の文込めたる詫びを胸に抱き

18 霜柱今朝も暖取る卵焼き

19 香焚いて残る寒さを楽しめり

20 冴え返る今朝も暖取る卵焼き

21 ざわめきの下萌える日の息吹きかな

22 昼休み青空眺めリフレッシュ

23 とり壊すビル剥き出しになる余寒

24健気さを感じる梅の花咲けり

 

LINE大賞2月の結果発表

 

大賞  12 富岡眞奈            梅の朱灰色のビルの谷間に

 

2点句

1  平塚庸代        雪解の野ボール追う犬ぶち模様

17 南出千賀子            花の文込めたる詫びを胸に抱き

22 Sayuri               昼休み青空眺めリフレッシュ

1点句

7  山本佐和子            雪解川所々に鄙びた草浸る

16 龍野ひろし              淡色のローランサンは春の色

20 南出千賀子              冴え返る今朝も暖取る卵焼き

24 神尾清子        健気さを感じる梅の花咲けり

25 濱野洋子       雪掻きのスコップ杖に談笑す

 

ご応募ありがとうございました。

LINE公式3月俳句大会

LINE公式俳句大会ご応募一覧

1   花冷の、ショールに重なる、愛大小(あいだいしょう)

2   薄着して花冷の期待、初デート

3   牡丹雪陽の幻か待つ人か

4   川沿いをふわりと散歩夕永し

5   忍ぶ仲遅日恨めしネオン待つ

6   卒業歌謳い終われば独りなり

7   守衛夫に頭を下げて卒業す

8   卒園児せんせいすきと握手して

9   遅き日のたてぶえ響く通学路

10   花冷えや地球一周ぶん歩く

11   遅日にて夕寝は昼寝となりにけり

12   野良猫と歩調あわせる春の道

13   ひなあられ娘はすでに嫁に行き

14   ひなあられ一口食べれば涙味

15   子供らの笑顔溢れるひなあられ

16   帰路に逢う三毛のあくびや夕永し

17   春の昼、肉汁餃子で、一人飲み

18   春寒し、水風呂耐えて、サウナ飯

19   青春切符 胸とどろかす遅日かな

20   花冷えやお濠の広き弘前城

21   部室にも一礼をして卒業す

22   玉堤さくらの枝にさくら色

23   公園の散歩に見る梅の花

24   春のとり ふわりと温み 肩に居り

25   春陽に 背中を押され 走る朝

26   花冷えに しまったコートを また羽織る

27   花冷えに車内換気の恨めしさ

28   女ふたりグラス合わせる遅日かな

29   徹夜明け自分にご褒美桜ラテ

30   古雛や一つ欠けたる撥太鼓

31   花冷に遊べよちょうちょかくれんぼ

32   春夕焼レッスン帰り深呼吸

33   花冷えや仕舞い忘れた衣はおる

34   待望のワクチン終えて水温む

35   梅林や色合い競う湖面かな

36   腕時計持たずに遊ぶ違日かな

37   違日にて項目追加部活動

38   剪定の追い討ち掛ける花冷えか

LINE大賞3月の結果

大賞  21 濱野 洋子  部室にも一礼をして卒業す

2点句 6 山本 佐和子 卒業歌謳い終われば独りなり

    9 山本 佐和子 遅き日のたてぶえ響く通学路

    19 濱野 洋子 青春切符 胸とどろかす遅日かな

    25 山田 純 春陽に 背中を押され 走る朝

    30 Keiko 古雛や一つ欠けたる撥太鼓

    32 さこたゆう 春夕焼レッスン帰り深呼吸

    34 橋詰 博 待望のワクチン終えて水温む

1点句 1 南出 千賀子 花冷の、ショールに重なる、愛大小

            (あいだいしょう)

    3 南出 千賀子 牡丹雪陽の幻か待つ人か

    4 南出 千賀子 川沿いをふわりと散歩夕永し

    13 富岡 眞奈 ひなあられ娘はすでに嫁に行き

    18 大堀 亮造 春寒し、水風呂耐えて、サウナ飯

    22 神尾 清子 玉堤さくらの枝にさくら色

    24 山田 純 春のとり ふわりと温み 肩に居り

    26 山田 純 花冷えに しまったコートを また羽織

           る

    29 山田 純 徹夜明け自分にご褒美桜ラテ

    31 大倉宏美 花冷に遊べよちょうちょかくれんぼ