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☆上野貴子の俳句でおしゃべり☆彡
~~新年のご挨拶~~
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あけましておめでとうございます。
いよいよ今日は2026年、令和八年の元旦、新たな年が始まりました。今年の干支は午です。十二支の午年は馬の年ですね。
馬は古くから、力強く前へ進む象徴とされてきました。一方で、馬は人とともに歩み、寄り添い、時に歩調を合わせてくれる存在でもあります。今年は午年にちなんで「なんでもウマくいきます」ように心から願います。
さて、お正月といえば、松尾芭蕉のこんな一句が思い浮かびます。
むめがゝに のつと日の出る 山路かな 芭蕉
梅の香りがほのかに立ちのぼる山道。その向こうから、ふっと静かに日の出が現れる芭蕉は、新年の始まりを、決して華やかにではなく、「気づけば、もう昇っていた」というような自然なゆったりとした瞬間として描きました。
芭蕉の時代にはお正月は立春なので、早春の梅の莟が綻び、静かに香る光景が浮かびますね。梅春の句です。
午年の今年は、勢いよく走るときもあれば、立ち止まり、香りや風を感じる時間も大切にしたいです。俳句もまた、そんな「気づき」を言葉にする季節の旅です。
本年も、俳句を通して、日常の中にひそむ美しさや季節の息づかいを、皆さまとご一緒に味わっていけましたら幸いです。
2026年は一般社団法人俳句文芸協会(略称HBK)の設立三周年となります。起ち上げからいつの間にか時が過ぎてしまい時代は目まぐるしく変化して来ています。HBKも、うかうかしてはいられません。これからは気を引き締めて俳句を中心とした文化、芸術の多分野に、楽しく広めて行けたら幸いと考えております。
どうぞ、健やかで実り多い一年となりますように。本年もよろしくお願いいたします。
