おはようございます。 俳句作家の上野貴子です。 ・ ・ 五月も半ばを迎え心地よい季節です。 今年は五月が第五週までありますね。 何だか得をしたような 同じ31日なのに ほんの1週間、たった1日の違いが こうも大きな違いに思えるのは やっぱりコロナ禍のせいです!!! こんな時代は早く収まって 少しでもあたりまえの日常が 戻って来てほしいものです!!! ・ ・ 「風薫る」「五月晴」「聖五月」などなど 俳句では五月と言えば、以外にいい季節なんです!! 「五月雨」という言葉がありますが これは五月の頃の長雨ですね。 丁度この頃のはっきりしない 何時までも降ったりやんだり 小雨かと思えば豪雨といった 梅雨の前の初夏の雨をいいます。 この頃には実際には青梅が実り 旧暦では梅雨の頃になりますが 今の暦ではまだまだ梅雨には早いです。 ・ ・ こんな晴れた日の青空が美しく みどりが鮮やかに早緑から 生い茂る緑へと変わる頃には 青葉若葉がキラキラと 梢からのみどりの風を輝かせています。 これは初夏の一番美しい光景では無いでしょうか?! ・ ・ 俳句では、「緑」「新緑」他にも 「緑さす」「緑夜」「緑雨」 などといい、勿論、夏の季語です。 緑が美しく輝き出すと いよいよ夏が来たのだ!!! ということですね。 ・ ・ そんな言葉の中で 「みどりの風」という言葉があります 「緑風」とかいてりょくふう と読みますが 初夏の青葉に吹く風のことで まさに五月にぴったりですね。!!? ところが、あまり季語としては 扱われていない言葉です。 俳句では「風薫る」という季語があり その為に季語とはされていないのではないか??? もしくは「緑」だけで夏の季語なので 敢て「緑風」を季語と言わないのか???? その辺は定かではないのですが 兎に角、五月の頃の言葉として もってこいの素敵な言葉だと感じます!!! 「みどりの風」「緑風」 風に色があるなんて素敵ですね。 ・ ・ 新緑に吹くみどりの風が 私は風としては一年の内で一番好です。 野山の緑もこの頃から梅雨の頃にかけてが 一番輝き始めるといいます。 ・ ・ 最近では毎年やって来る この後の厳しすぎる猛暑の真夏より 心地よいちょうどいい季節ですね。 みどりの風はまさしく 万物のすべてが輝き始める 美しい五月の風ですね。 ・ ・ ★俳句記念日 https://haikukinennbi.jimdofree.com ★ショートポエムコレクション https://shortpoemcollection.jimdofree.com/ ★「おしゃべりHAIKUの会」句会情報 https://nbsacademy.jimdofree.com/%E5%8F%A5%E4%BC%9A%E6%83%85%E5%A0%B1/
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