おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
春のおとずれをほんの少し
感じる毎日ですね。
二月は梅の季節で
もうすぐ終わりです。
3月は桜が咲き始めるまでに
お彼岸や春分の日など
季節や一年の節目の頃ですね。
そんな季節には
野山に出てそよ風と戯れ
草花を愛でる機会が欲しいものです。
久しぶりに野山に出ると
「青き踏む」という季語を
思い出します。
この季語はもとは中国の風習で
3月3日に野山に出て
青々と生えはじめた草を踏み
宴を催す行事だったものが転じて
春の野山での散策を意味する
ようになったといいます。
春には草花が這い出して来る
命の芽吹きの季節ですね。
昔の人は野山で宴を催したといいますが
やはり野の草を摘んで
ご馳走にしていたに違いありません。
日本でも春の野菜は青々として
大地の息吹を感じますが
実は、意外なことに
日本は現在でも食用とされている
野菜の原産が少ないのです!!!
意外ですよね。
日本人はどちらかと言えば
草食なのかと考えやすいのですが
案外少ない!!!
何があるのかと言うと
蕗、三つ葉、芹、蕨
というような山菜の部類なのだそうです!!!
山菜ならあったのですね。
野菜ではなく
山の奥に這えていた草を食べていたのでしょうか?
芹のような水辺の野草もありますから
その辺は定かでは無いのでしょう???
例えば、春の野菜の「法蓮草」
俳句でも春の季語ですが
原産地はペルシャなのです!
日本的ですが日本ホウレンソウと西洋ホウレンソウ
二種類あるので東洋と西洋と
二か所に原産地があるのかと思いがちですが
意外や意外!!!
イランのペルシャから東西に分かれて
アメリカとシルクロードから伝わったので
品種としては二種類あるのだそうです。
現代では実際には品種改良されて
さまざまな法蓮草がありますが
原産地はペルシャなのですね。
やはり日本が原産の野菜は少ない!!!
春は菜っぱの季節ですが
キャベツだって日本が原産地では無いのです!
地中海沿岸が原産だそうです。
春キャベツ以外は俳句では夏の季語なので
やはり原産地も海の国なのですね。
何となく少し寂しい気がしますが
現在ではあまり食用とされなくなって
見かけない野菜もあるのだと思います。
食生活は圧倒的に欧米化していますから
もう少し日本原産の山菜にも
注目してみたいですね。
ヘルシーで栄養価の高い
例えば「牛蒡」のような
スーパーフードが案外見つかるかも
知れませんね!!!
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