2024年6月のネット句会

今月の投句(夏の戦第2ステージ)

 

1五月雨を眺る猫の背や哀し

2風薫る母子うとうと肌着揺れ

3在りし日の面影探す新緑寺

4あかあおみどりの下駄一列や夏館

5隣卓は三回転目五月雨るる

6蒸気立つ工事現場や五月雨

7新樹晴れ川崎宿の芭蕉の碑

8天に星地に酢漿のありにけり

9五月雨にひねもす烟り法隆寺

10五月雨に濡るるてるてるばうずかな

11五月雨のいつやむとなく墨田川

12五月雨やオランダ坂の石畳

13赴任地の駅前通りさみだるる

14五月雨や龍と目が合ふ天井画

15五月雨やいまだ客無き古本屋

16五月雨や茶房の時はゆるやかに

17五月雨や散歩の犬に合羽着せ

18五月雨や速度増したる舟下り

19古文書を開けば紙魚の食みこぼし

20紙魚走る国語辞典の裏表紙

21いにしえの手帳に走る紙魚の跡

22宿の窓開けて目にしむ新樹光

23免許証返上すれば五月雨るる

24五月雨や豆ふっくりと芽をかかぐ

25新緑の道産子のひづめ響かせて

26ダリヤ植え退院の日を思いをり

27五月雨やきゅうりの苗を植え直す

28道産子の十勝野を引く麦の秋

29湧き水に命与えて新樹光

30五月雨や歩道流るる傘の花

31新樹光産院の灯の消えし朝

32五月雨を拒む渇きしビルの森

33墓標なる新樹の光宙に満つ

34雨粒の柔らかきこと皐月雨

35幼子の背をすっぽりと新樹蔭

36店先に傘並ぶ日や五月雨るる

37韓ドラを観る夜や紙魚の走る夜

38五月雨にステッキ傘の紳士かな

39村と村つなぐ吊り橋新樹光    

40雨上がり新樹まぶしき建長寺    

41夫眠り書斎に紙魚の走る音     

42新樹風抜くる谷中の築地塀     

43峡谷のトロッコ列車新樹風     

44熊野古道翳りの中の新樹かな    

45定まらぬ嬰の眼や新樹光      

46徒歩き新樹にもらふ生気かな    

47目鼻さえ区別なき地蔵新樹光    

48ヒロインの涙を齧り紙魚きらり   

49五月雨やしんがりを行くランドセル 

50五月雨に句点打つよな赤き傘    

51木洩れ日に緑いやます新樹かな   

52道産子の葦毛三つ編み緑さす    

53爆弾のやうなおむすび新樹光    

545バーツの籠いっぱいのバナナかな 

55銀輪をつらね少年新樹風      

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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夏の戦の兼題(5月から7月を通して毎月詠んでください。)

【新樹】【五月雨】【紙魚(しみ)】

 

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【夏の戦5・6・7月】

★7月におすすめの兼題(6月末日〆切。)

【新樹】

若葉におおわれる初夏の木立をいう。みずみずしい新樹に包まれる山や野には生命力がみなぎる。

傍題に、緑樹、新樹光、新樹蔭。

 

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

<先句に学ぶ>

 

   大風にはげしくにほふ新樹かな 日野草城

 

   五月雨や大河を前に家二軒   与謝蕪村

   

   鴎外も茂吉も紙魚に食はれけり  藤田湘子 

 

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令和6年6月号5月の結果(夏の戦第1ステージ)

 ~~<辻 雅宏選5句>~~

麻酔より覚めて窓辺に山笑う

蜜蜂の仕事疲れて戻る箱

春の海会えること無き人想う

道真を偲びて開く梅の花   

通勤のひとあしお先春コート

  

点盛りの結果

 

三点句

村と村つなぐ吊り橋新樹光    辻 雅宏

 

二点句

雨上がり新樹まぶしき建長寺    阿部文彦

夫眠り書斎に紙魚の走る音     原田啓子

新樹風抜くる谷中の築地塀     龍野ひろし

峡谷のトロッコ列車新樹風     辻 雅宏

熊野古道翳りの中の新樹かな    辻 雅宏

 

一点句

定まらぬ嬰の眼や新樹光      原田啓子

徒歩き新樹にもらふ生気かな    辻 雅宏

目鼻さえ区別なき地蔵新樹光    青山好男

ヒロインの涙を齧り紙魚きらり   神長誉夫

五月雨やしんがりを行くランドセル 阿部文彦

五月雨に句点打つよな赤き傘    神長誉夫

木洩れ日に緑いやます新樹かな   辻 雅宏

道産子の葦毛三つ編み緑さす    水野幸子

爆弾のやうなおむすび新樹光    植木 彩由

5バーツの籠いっぱいのバナナかな 植木 彩由

銀輪をつらね少年新樹風      龍野ひろし

  

 

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

~~~勝ち抜き戦の結果・夏の戦~~~

 

村と村つなぐ吊り橋新樹光・・・3点

 

村と村の境の川にかかる吊り橋が美しい句ですね。自然と闘いながら人のつながりを大切にしてきた地元の人の心が伝わる素敵な句です。今年も長い夏の始まりですね!

(夏:5月~7月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

村と村つなぐ吊り橋新樹光

 

旅俳句でしょうか。初夏のみずみずしい樹々に囲まれた峡谷に架けられた吊り橋。時に厳しい自然環境の中で生活を支える吊り橋の最も美しい季節。

 

 

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★6月の兼題(5月末日〆切)

 

【新樹】【五月雨】【紙魚】

 

※ネット句会では、兼題での投句、もしくは当季雑詠を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

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【今月のワンポイントレッスン】

今月はお休み

今回から新しいテーマでこのコーナーの考察を続けて行きたいと思います。

これまで「や」「かな」「けり」の切れ字について芭蕉の「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回からは、そうした手法的な考察ではなく、全体の歴史を見てゆこうと思います。芭蕉が俳諧の発句として、俳句を一句に独立させて、江戸前期に全国に広めました。

 

古池や蛙飛び込む水の音・・・芭蕉

 

この句が、芭蕉の俳句の大元と成る開眼の一句だと言われています。句意は「蛙が飛び込む水の音が響きわたっています。何と静かな古い池であろう。」季語は「蛙」春となります。

貞享3年1686年芭蕉43才の句です。蛙を句材に平凡な事柄に風情を見出すことにより、和歌や連歌、またそれまでの俳諧の型にはまった情趣から一線を画したものであるとされ、この句が芭蕉開眼の名句と云われています。この後46才で「奥の細道」の旅にでて、多くの名句を生み出しています。

 

閑さや岩にしみ入る蝉の声・・・芭蕉

 

この句も「蝉」という平凡な事柄を詠んでいますが「閑さ」という情趣が禅の精神である侘び寂びにも通じる深い感慨をもたらしています。

芭蕉はこうして江戸前期にこれまでの俳諧の世界を発句という一句独立した文学として高めていったのです。そして、1694年元禄7年51歳で江戸を発ち伊賀上野へ向かう途中に大阪で倒れ病状悪化の為に死去しています。蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風を確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人と現在でも云われています。

(会報令和六年四月号より 上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

★過去番組ページはこちら 

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【ネット句会後記】

夏の戦第一ステージは、独走した句はなく接戦の様相でした。第2ステージでの展開が楽しみです。投句された句に是非、コメントをお願いします。投句者にも励みになります。ご協力をお願いします。(令和六年六月 辻 雅宏)

  

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LINE公式俳句大会5月結果発表~

 

<大賞>

 

3   米重 初枝 薫風も民謡も乗せ最上川

 

2点句>

 

27 山本 佐和子 五月雨の打つ由緒ある木造屋

39 大西 文子 テラス席吾子と取り合うかき氷

31 大西 文子 手を合わすお地蔵様の顔に蜂

 

 

この他の結果はLINEよりご覧ください。

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

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2024年5月のネット句会

今月の投句(夏の戦第1ステージ)

 

1新樹光駅へ小走り女学生

2丘の上この道が好き新樹光

3ベンチにはいつもの老人新樹光

4新緑へ曲がればバスは水族館

5通院は今年で二度目新樹光

6爆弾のやうなおむすび新樹光

7老木のわきの豊けき新樹かな

8白シャツや胸の黒子は父ゆづり

9てのひらの黒子が育つ麦の秋

105バーツの籠いっぱいのバナナかな

11新樹風抜くる谷中の築地塀

12銀輪をつらね少年新樹風

13キャンデイを捩るセロハン新樹光

14新樹風背中に跳ねるランドセル

15新樹風杜の都へ新幹線

16目鼻さえ区別なき地蔵新樹光

17新樹光母の生まれし旧家なり

18ネコとイヌ新樹の上下でにらみ合い

19雨上がり新樹まぶしき建長寺

20神の住む四方の山々新樹光

21天を衝きメタセコイヤの新樹かな

22五月雨やしんがりを行くランドセル

23車椅子押す坂道に五月雨るる

24道産子の葦毛三つ編み緑さす

25五月雨や飛鳥寺に蘇を味わいぬ

26文箱あけ紙魚はいづこに目をこらす

27五月雨を爆して落ちる水の音

28新樹雨濡れて身の内洗いけり

29五月雨に句点打つよな赤き傘

30新樹光宙へと続く峠道

31五月雨の葉脈這ひて蹲り

32ヒロインの涙を齧り紙魚きらり

33燃え上がる新樹の影で息を継ぐ

34定まらぬ嬰の眼や新樹光

35英国の野も五月雨に湖となり

36生涯の終わりまで吹け新樹風

37五月雨て乳の香の立つ襁褓かな

38夫眠り書斎に紙魚の走る音

39木洩れ日に緑いやます新樹かな

40徒歩き新樹にもらふ生気かな

41峡谷のトロッコ列車新樹風

42熊野古道翳りの中の新樹かな

43村と村つなぐ吊り橋新樹光

  

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夏の戦の兼題(5月から7月を通して毎月詠んでください。)

【新樹】【五月雨】【紙魚(しみ)】

 

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【夏の戦5・6・7月】

★6月におすすめの兼題(5月末日〆切。)

【五月雨】

梅雨期に降り続く雨のこと。梅雨は時候を表し、五月雨は雨を表す。

傍題に、さつき雨、さみだるる、五月雨雲。

 

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

<先句に学ぶ>

 

   大風にはげしくにほふ新樹かな 日野草城

 

   五月雨や大河を前に家二軒   与謝蕪村

   

   鴎外も茂吉も紙魚に食はれけり  藤田湘子 

 

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令和6年5月号4月の結果(春の戦最終ステージ)

 

~~<主宰上野貴子選5句>~~

梅の香はあるようで無き季節病  

剣抜かず老ゆる蜜蜂我も又 

梅林や夫と分けあふ梅ソフト 

戸袋に吸い込まれゆく蜂の群 

蜜蜂の仕事疲れて戻る箱 

 

~~<辻 雅宏選5句>~~

麻酔より覚めて窓辺に山笑う

蜜蜂の仕事疲れて戻る箱

春の海会えること無き人想う

道真を偲びて開く梅の花   

通勤のひとあしお先春コート

 

 

点盛りの結果

 

七点句

梅一輪花瓶の中の故郷かな     青山好男

 

五点句

足踏みし窯出し待てば山笑ふ    神長誉夫

ゆづりあい田浦の里の梅日和    阿部文彦

 

四点句

リハビリの一歩一歩や山笑う    原田啓子

道真を偲びて開く梅の花      青山好男

 

三点句

山笑ふ六千尺の露天風呂      龍野ひろし

今年また開花早まる梅便り     上野貴子

通勤のひとあしお先春コート    小林ひろ

山笑う孫の乳歯見つけたり     小林ひろ

咲き満ちて此の香此の色梅の花   辻 雅宏

補聴器に風渡る音春立ちぬ     原田啓子

外つ国にゐて待ちどほし梅便り   原田啓子

 

二点句

捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    神長誉夫

支笏湖の水のきらめき山笑ふ    水野幸子

蜜蜂の花粉まみれで巣に戻る    阿部文彦

梅林や夫と分けあふ梅ソフト    水野幸子

麻酔より覚めて窓辺に山笑う    原田啓子

麓行く巡回バスや山笑ふ      辻 雅宏

白梅の庭冴え渡り三回忌      青山好男

ポップコーン弾けるごとく梅開き  原田啓子

猟船の賑わうあたり初茜      青山好男

離れ家に点る白梅星の影      上野貴子

蒼天や冬の桜木時を待つ      青山好男

梅の香と一気に上へエレベーター  原田啓子

梅林に人影絶えて夜の風      青山好男

 

一点句

蜜蜂も三労四休寒戻る       船津

梅の香はあるようで無き季節病   船津

産月の娘に蜜蜂の二三匹      原田啓子

剣抜かず老ゆる蜜蜂我も又     神長誉夫

戸袋に吸い込まれゆく蜂の群    阿部文彦

バス停に吾独り待つ余寒かな    原田啓子

咲き競ふ雛の口々山笑ふ      神長誉夫

蜂蜜や春光集め黄金色       龍野ひろし

蜜蜂や琥珀のひかりまき散らす   龍野ひろし

茶処に湯気立ち込めて梅日和    阿部文彦

知らぬ街尋ねる家に梅白し     青山好男

石仏の肩まで埋めて山笑う     阿部文彦

蜜蜂の仕事疲れて戻る箱      阿部文彦

春の海会えること無き人想う    青山好男

四阿に座れば四方の山笑う     阿部文彦

娘の握るおにぎり二つ山笑う    原田啓子

梅園に笑う老若あんこ餅      青山好男

安曇野の堰の飛沫や山笑ふ     龍野ひろし

縁側で刈られし白髪山笑ふ     神長誉夫

運命や働き蜂と女王蜂       小林ひろ

門入れば白梅の香に迎えられ    上野貴子

梅の花もの無き畑に色点じ     青山好男

ホットティー今日か明日かと梅の花 小林ひろ

東雲に星消え忘れ山笑ふ      神長誉夫

LINEにて梅の咲き様尋ねけり  辻 雅宏

それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    阿部文彦

莟からいつしか香る梅の里     上野貴子

 

 

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※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~

 

梅一輪花瓶の中の故郷かな・・・7点

 

梅の花の句が春の戦を勝ち抜きました。花瓶に挿した一輪の美しさが心に響く素晴らしい句ですね。次回はもう夏の勝です!今年もいよいよ猛暑の始まりです!楽しみです。

(夏:5月~7月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

山笑ふ六千尺の露天風呂

 

大自然の中の大きな露天風呂、春のまだ冷たい風と温泉に温まっていく身体。

心が解放されてゆく。

 

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 ★6月の兼題(5月末日〆切)

 

【新樹】【五月雨】【紙魚】

 

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【今月のワンポイントレッスン】

 

今回から新しいテーマでこのコーナーの考察を続けて行きたいと思います。

これまで「や」「かな」「けり」の切れ字について芭蕉の「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回からは、そうした手法的な考察ではなく、全体の歴史を見てゆこうと思います。芭蕉が俳諧の発句として、俳句を一句に独立させて、江戸前期に全国に広めました。

 

古池や蛙飛び込む水の音・・・芭蕉

 

この句が、芭蕉の俳句の大元と成る開眼の一句だと言われています。句意は「蛙が飛び込む水の音が響きわたっています。何と静かな古い池であろう。」季語は「蛙」春となります。

貞享3年1686年芭蕉43才の句です。蛙を句材に平凡な事柄に風情を見出すことにより、和歌や連歌、またそれまでの俳諧の型にはまった情趣から一線を画したものであるとされ、この句が芭蕉開眼の名句と云われています。この後46才で「奥の細道」の旅にでて、多くの名句を生み出しています。

 

閑さや岩にしみ入る蝉の声・・・芭蕉

 

この句も「蝉」という平凡な事柄を詠んでいますが「閑さ」という情趣が禅の精神である侘び寂びにも通じる深い感慨をもたらしています。

芭蕉はこうして江戸前期にこれまでの俳諧の世界を発句という一句独立した文学として高めていったのです。そして、1694年元禄7年51歳で江戸を発ち伊賀上野へ向かう途中に大阪で倒れ病状悪化の為に死去しています。蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風を確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人と現在でも云われています。

(会報令和六年四月号より 上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

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【ネット句会後記】

春の戦最終ステージは、七点句、五点句、四点句と高点句が並んで終わりました。夏の戦がスタートしています。第一ステージの選句と第二ステージの投句をよろしくお願いします。句会は選句して完結します。必ず、選句に参加して感想も添えて下さるようお願いします。
(令和六年五月 辻 雅宏)

 

 

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LINE公式俳句大会4月結果発表~

 

<大賞>

 

31 大西 文子 手を合わすお地蔵様の顔に蜂

 

2点句>

 

2  米重 初枝 暮れるまで地蔵の視野に雀の子

6  田辺 公子 ミツバチは集団力で危機脱し

15 奥平 雅子 フレンチのフォークとナイフ花衣

28 さこたゆう ホバリング仕事精出す蜂余多

34 大西 文子 房総の潮風うける花見酒

35 大西 文子 草萌ゆる復興祈るコンサート

38 南出 千賀子 刺されまいハッカ油片手のガーデンニング

41 大倉 宏美 蜂の巣も我が家も母は飛び回り

 

 

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2024年4月のネット句会

今月の投句(春の戦第3ステージ)

1死を招く蜂の一刺し油断すな

2密を吸ふはたらき蜂の尻まろし

3夜の更けて蜂の巣除く業者かな

4蜂の毒おのがいばりで中和せむ

5巣の出入り頻りなりけり蜂四月

6蜜蜂も三労四休寒戻る

7蜜蜂や足先は黄と橙の花粉かな

8梅の香はあるようで無き季節病

9北向きの塀沿いに遅く梅の花

10三春には梅もひっそり役を待つ

11孫の手で蜂を追い出す夫の居て

12産月の娘に蜜蜂の二三匹

13バス停に吾独り待つ余寒かな

14麻酔より覚めて窓辺に山笑う

15蜜蜂や子のさす指に止まりおり

16蜂来たり潜るしょっぱき露天風呂

17剣抜かず老ゆる蜜蜂我も又

18咲き競ふ雛の口々山笑ふ

19蜂の巣や煮えくり返る腑の如く

20浮かぶ蜂じりり近づくハイヌーン

21ポットよりコーヒーを汲む梅見かな

22夫ときし梅園の空仰ぎゆく

23梅林や夫と分けあふ梅ソフト

24花の雨廻るレストラン閉店と

25満開の桜の下の運動会

26戸袋に吸い込まれゆく蜂の群

27蜜蜂の仕事疲れて戻る箱

28日一日色を重ねて山笑う

29石仏の肩まで埋めて山笑う

30茶処に湯気立ち込めて梅日和

31来世もと言う君染める桜かな

32陽だまりや菜の花震え蜂飛べる

33春の海会えること無き人想う

34黄砂舞う街を見下ろす生駒かな

35知らぬ街尋ねる家に梅白し

36蜜蜂や琥珀のひかりまき散らす

37山笑ふスタンプだけのLINEかな

38蜂蜜や春光集め黄金色

39キャンディを包むセロハン山笑ふ

40山笑ふ六千尺の露天風呂

41梅一輪花瓶の中の故郷かな  

42足踏みし窯出し待てば山笑ふ

43リハビリの一歩一歩や山笑う    

44山笑う孫の乳歯見つけたり     

45道真を偲びて開く梅の花      

46咲き満ちて此の香此の色梅の花   

47補聴器に風渡る音春立ちぬ     

48ゆづりあい田浦の里の梅日和    

49外つ国にゐて待ちどほし梅便り   

50白梅の庭冴え渡り三回忌      

51ポップコーン弾けるごとく梅開き  

52猟船の賑わうあたり初茜      

53今年また開花早まる梅便り     

54離れ家に点る白梅星の影      

55蒼天や冬の桜木時を待つ      

56梅の香と一気に上へエレベーター  

57梅林に人影絶えて夜の風      

58四阿に座れば四方の山笑う     

59娘の握るおにぎり二つ山笑う    

60梅園に笑う老若あんこ餅      

61蜜蜂の花粉まみれで巣に戻る    

62麓行く巡回バスや山笑ふ      

63安曇野の堰の飛沫や山笑ふ     

64縁側で刈られし白髪山笑ふ     

65運命や働き蜂と女王蜂       

66通勤のひとあしお先春コート    

67門入れば白梅の香に迎えられ    

68捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    

69梅の花もの無き畑に色点じ     

70ホットティー今日か明日かと梅の花 

71東雲に星消え忘れ山笑ふ      

72LINEにて梅の咲き様尋ねけり  

73それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    

74支笏湖の水のきらめき山笑ふ    

75莟からいつしか香る梅の里     

 

 

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夏の戦の兼題(5月から7月を通して毎月詠んでください。)

【新樹】【五月雨】【紙魚(しみ)】

 

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【夏の戦5・6・7月】

★5月におすすめの兼題(4月末日〆切。)

 

【新樹】

若葉におおわれる初夏の木立をいう。みずみずしい新樹に包まれる山や野には生命力がみなぎる。

傍題に、緑樹、新樹光、新樹蔭。

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

   大風にはげしくにほふ新樹かな 日野草城

 

   五月雨や大河を前に家二軒   与謝蕪村

   

   鴎外も茂吉も紙魚に食はれけり  藤田湘子 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 令和6年4月号3月の結果(春の戦第二ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

華やかな口紅選び初鏡

城門の門松の先とがりけり

風止んで三浦三崎の四温晴

どことなく面差し母に初鏡

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

~~<辻 雅宏選5句>~~

通勤のひとあしお先春コート

安曇野の堰の飛沫や山笑ふ

縁側で刈られし白髪山笑ふ

リハビリの一歩一歩や山笑う

運命や働き蜂と女王蜂

 

 

点盛りの結果

 

五点句

梅一輪花瓶の中の故郷かな     青山好男

 

四点句

足踏みし窯出し待てば山笑ふ    神長誉夫

 

三点句

リハビリの一歩一歩や山笑う    原田啓子

山笑う孫の乳歯見つけたり     小林ひろ

道真を偲びて開く梅の花      青山好男

咲き満ちて此の香此の色梅の花   辻 雅宏

補聴器に風渡る音春立ちぬ     原田啓子

ゆづりあい田浦の里の梅日和    阿部文彦

外つ国にゐて待ちどほし梅便り   原田啓子

 

二点句

白梅の庭冴え渡り三回忌      青山好男

ポップコーン弾けるごとく梅開き  原田啓子

猟船の賑わうあたり初茜      青山好男

今年また開花早まる梅便り     上野貴子

離れ家に点る白梅星の影      上野貴子

蒼天や冬の桜木時を待つ      青山好男

梅の香と一気に上へエレベーター  原田啓子

梅林に人影絶えて夜の風      青山好男

 

一点句

四阿に座れば四方の山笑う     阿部文彦

娘の握るおにぎり二つ山笑う    原田啓子

梅園に笑う老若あんこ餅      青山好男

蜜蜂の花粉まみれで巣に戻る    阿部文彦

麓行く巡回バスや山笑ふ      辻 雅宏

安曇野の堰の飛沫や山笑ふ     龍野ひろし

縁側で刈られし白髪山笑ふ     神長誉夫

運命や働き蜂と女王蜂       小林ひろ

通勤のひとあしお先春コート    小林ひろ

門入れば白梅の香に迎えられ    上野貴子

捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    神長誉夫

梅の花もの無き畑に色点じ     青山好男

ホットティー今日か明日かと梅の花 小林ひろ

東雲に星消え忘れ山笑ふ      神長誉夫

LINEにて梅の咲き様尋ねけり  辻 雅宏

それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    阿部文彦

支笏湖の水のきらめき山笑ふ    水野幸子

莟からいつしか香る梅の里     上野貴子

 

 

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

             ~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~

 

梅一輪花瓶の中の故郷かな・・・5点

 

梅の花は枝に直接咲くので特に美しいです。そんな枝を一輪だけ花瓶に挿し、故郷の梅林を想い描いているのでしょうか。美しく素晴らしい句ですね。春の墨絵のような素敵な句が次回は勝ち残るか?楽しみです。

(春:2月~4月)

  

~~~今月の選評~~~

 

梅一輪花瓶の中の故郷かな

 

花瓶に一輪という限られたセッティングに、「故郷かな」で空間的・時間的な広がりがもたらされ、梅にまつわる様々な思いが込められているいい句だと思います。

 

 

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★5月の兼題(4月末日〆切)

 

【新樹】【五月雨】【紙魚】

 

※ネット句会では、兼題での投句、もしくは当季雑詠自由題を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回は最後のまとめです。

 

草の戸も住替る代ぞひなの家

蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ

 

始めの「序章」と最後の「大垣」の抄のどちらにも切れ字十八の「ぞ」が使われています。この「ぞ」は終助詞で強調させる感嘆の意味として使われていると考えます。ですから切れ字が無いとは言い難いのですが、代表的な3つの切れ字は使われていません。

 

あらたうと青葉若葉の日の光

 

この句は「日光」の抄の句です。切れ字が使われていない代表的な句です。季語に関しても「青葉若葉」と二つの季語を組み合わせて造語にして一つの言葉としていますので、季重なりとも言い切れません。日光の緑の美しさを強調しながら、江戸の徳川の威光を表現していると解釈され、「あらたうと」は「あら尊し」の意味で、「日光」の旧称「二荒(ふたあら)」に掛かり、昔の名から空海大使が「日光」と改めたことを句のなかに詠み込んでいます。印象深い名句です。

このように現代で切れ字と云われる「や」「かな」「けり」を使わない句にも名句は多く、芭蕉の時代に遡って考えてみても、切れ字の有る無しではなく、意味が切れているのかどうかという解釈の問題ですね。言葉の響きやリズムでは文語調になるため、現在の自分らしい句を詠むためにはことさら必要は無くなってきているようです。

 

(令和六年三月号より 上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

★過去番組ページはこちら 

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【ネット句会後記】

 

春の戦第二ステージは、五点句が出ましたが、三点句までは追いつ追われつのシーソーゲームの様相です。最終ステージが楽しみです。今月からは夏の戦の始まりです。兼題のどれで詠んでいただいても結構です。
投句されても選句されない方がおられます。是非、選句にも参加下さい。

(令和六年四月 辻 雅宏)

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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LINE公式俳句大会3月結果発表~

 

<大賞>

 

34 田辺 公子 復興も平和も託し流し雛

 

2点句>

 

6   奥平 雅子 幼子の手のひらに降る春の雪

12 橋詰 博 山笑う見知らぬ町の途中下車

18 田辺 公子 眠りから覚め車窓より山笑う

23 小川 修司 黄昏の菜の花明かり水明かり

35 南出 千賀子 おむすびが笑顔をつくる山笑う

38 大西 文子 女子旅はゆるり寄り道山笑う

41 大西 文子 姉と行く銀座通りで桜餅

2   橋詰 博 梅日和友を誘いて隣町

 

 

この他の結果はLINEよりご覧ください。

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

自由なオンライン句会はこちら
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2024年3月のネット句会

今月の投句(春の戦第2ステージ)

1紅白の靄るがごとき梅の園

2放牧の牛の反芻山笑ふ

3安曇野の堰の飛沫や山笑ふ

4光琳の見し紅梅を旅に吾も

5ズームする梅一輪の嬉しさを

6山笑い賑わい戻る日曜日

7メジロ来て何やら突く春の山

8私鉄駅下りれば梅の山笑う

9紅白の山は目出度く笑うほど

10石段を上る四方から山笑う

11白梅の庭冴え渡り三回忌

12梅の香や人影無き寺経響く

13梅園に笑う老若あんこ餅

14和歌の札道も進まず梅の園

15雲の下懐旧集う山笑う

16四阿に座れば四方の山笑う

17尋れば母住む里の山笑う

18山笑う家まばらなり道祖神

19屋根裏へ吸い込まれゆく雀蜂

20蜜蜂の花粉まみれで巣に戻る

21さへずりの枝々に色こぼれけり

22桃の花を猫柳と・ガーベラに

23シマエナガ春の雫へホバリング

24流氷をこじ開け逃れシャチの群れ

25古雛娘が繕ろふて飾りけり

26縁側で刈られし白髪山笑ふ

27おさげ髪揺れて梅咲く径海へ

28蜂翔けて出でし大河のゆるりゆら

29やなものは嫌だと言えて梅の花

30老樹にも確かな脈音山笑ふ

31ニ窓に分かれてのどか山笑う

32乳母車風受け傾ぐ潮干潟

33娘の握るおにぎり二つ山笑う

34入院の延期の知らせ寒もどる

35リハビリの一歩一歩や山笑う

36運命や働き蜂と女王蜂

37通勤のひとあしお先春コート

38二十年余命を決めて山笑う

39春一番タクシー会話弾んでる

40耳成が笑へば畝傍香具笑ふ

41麓行く巡回バスや山笑ふ

42眠りから覚めて山山笑ひけり

43初孫に浮き立つこころ山笑ふ

44湖とふ五つの鏡富士笑ふ

45足踏みし窯出し待てば山笑ふ    

46梅一輪花瓶の中の故郷かな     

47外つ国にゐて待ちどほし梅便り   

48今年また開花早まる梅便り     

49離れ家に点る白梅星の影      

50道真を偲びて開く梅の花      

51咲き満ちて此の香此の色梅の花   

52蒼天や冬の桜木時を待つ      

53梅の香と一気に上へエレベーター  

54補聴器に風渡る音春立ちぬ     

55梅林に人影絶えて夜の風      

56ゆづりあい田浦の里の梅日和    

57門入れば白梅の香に迎えられ    

58捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    

59梅の花もの無き畑に色点じ     

60ポップコーン弾けるごとく梅開き  

61ホットティー今日か明日かと梅の花 

62東雲に星消え忘れ山笑ふ      

63山笑う孫の乳歯見つけたり     

64猟船の賑わうあたり初茜      

65LINEにて梅の咲き様尋ねけり  

66それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    

67支笏湖の水のきらめき山笑ふ    

68莟からいつしか香る梅の里     

 

 

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

春の戦の兼題(2月から4月を通して毎月詠んでください。)

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

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【春の戦2・3・4月】

★4月におすすめの兼題(3月末日〆切。)

 

【蜂】

蜂の種類は多く、尻に毒のある針をもつ

傍題に、足長蜂、熊蜂、蜜蜂、女王蜂、雀蜂、蜂の子、蜂の巣など

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

紅白に空を分かちて梅ひらく  高橋悦男

 

モナリザのほほ笑みほどに山笑ふ   日下野仁美

     

なきがらの蜂に黄の縞黒の縞   橋本多佳子

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

令和6年3月号2月の結果(春の戦第一ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

華やかな口紅選び初鏡

城門の門松の先とがりけり

風止んで三浦三崎の四温晴

どことなく面差し母に初鏡

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

 ~~<辻 雅宏選5句>~~

道真を偲びて開く梅の花

莟からいつしか香る梅の里

今年また開花早まる梅便り

蒼天や冬の桜木時を待つ

外つ国にゐて待ちどほし梅便り

  

点盛りの結果

 

四点句

足踏みし窯出し待てば山笑ふ    神長誉夫

 

三点句

梅一輪花瓶の中の故郷かな     青山好男

外つ国にゐて待ちどほし梅便り   原田啓子

 

二点句

今年また開花早まる梅便り     上野貴子

離れ家に点る白梅星の影      上野貴子

道真を偲びて開く梅の花      青山好男

咲き満ちて此の香此の色梅の花   辻 雅宏

蒼天や冬の桜木時を待つ      青山好男

梅の香と一気に上へエレベーター  原田啓子

補聴器に風渡る音春立ちぬ     原田啓子

梅林に人影絶えて夜の風      青山好男

ゆづりあい田浦の里の梅日和    阿部文彦

 

一点句

門入れば白梅の香に迎えられ    上野貴子

捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    神長誉夫

梅の花もの無き畑に色点じ     青山好男

ポップコーン弾けるごとく梅開き  原田啓子

ホットティー今日か明日かと梅の花 小林ひろ

東雲に星消え忘れ山笑ふ      神長誉夫

山笑う孫の乳歯見つけたり     小林ひろ

猟船の賑わうあたり初茜      青山好男

LINEにて梅の咲き様尋ねけり  辻 雅宏

それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    阿部文彦

支笏湖の水のきらめき山笑ふ    水野幸子

莟からいつしか香る梅の里     上野貴子

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~

 

足踏みし窯出し待てば山笑ふ・・・4点

 

足踏みをして待ちきれない様子がユーモラスですね。春のうららかさと上手くマッチしていると思います。そろそろ春の花の季節なので次回からの句が楽しみです。

(春:2月~4月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

道真を偲びて開く梅の花

 

道真と梅の花は即くとも言われ、また、類句も多いが、それにしてもこの詠みはさらりとよどみない。

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★4月の兼題(3月末日〆切)

 

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回は最後のまとめです。

 

草の戸も住替る代ぞひなの家

蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ

 

始めの「序章」と最後の「大垣」の抄のどちらにも切れ字十八の「ぞ」が使われています。この「ぞ」は終助詞で強調させる感嘆の意味として使われていると考えます。ですから切れ字が無いとは言い難いのですが、代表的な3つの切れ字は使われていません。

 

あらたうと青葉若葉の日の光

 

この句は「日光」の抄の句です。切れ字が使われていない代表的な句です。季語に関しても「青葉若葉」と二つの季語を組み合わせて造語にして一つの言葉としていますので、季重なりとも言い切れません。日光の緑の美しさを強調しながら、江戸の徳川の威光を表現していると解釈され、「あらたうと」は「あら尊し」の意味で、「日光」の旧称「二荒(ふたあら)」に掛かり、昔の名から空海大使が「日光」と改めたことを句のなかに詠み込んでいます。印象深い名句です。

このように現代で切れ字と云われる「や」「かな」「けり」を使わない句にも名句は多く、芭蕉の時代に遡って考えてみても、切れ字の有る無しではなく、意味が切れているのかどうかという解釈の問題ですね。言葉の響きやリズムでは文語調になるため、現在の自分らしい句を詠むためにはことさら必要は無くなってきているようです。

(令和六年三月号より 上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

★過去番組ページはこちら 

https://nbsacademy.jimdofree.com/

 

 

【ネット句会後記】

 

春の戦第一ステージは、四点句を筆頭に好句が並びました。そして、第2ステージでの選句と第3ステージの投句になります。自信の五句をお待ちしています。投句と選句をセットでお願いします。選評をされる方が少なく、是非、目に止まった句から一句 選評をお寄せください。

(令和六年三月 辻 雅宏)

 

 

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LINE公式俳句大会2月結果発表~

 

<大賞>

45 大倉 宏美 赤と白絵の具絞りて梅の花

 

2点句>

2   橋詰 博 梅日和友を誘いて隣町

11 奥平 雅子 啓蟄のしまい忘れの俳句の本

28 鈴木 恵美子 爪木崎岬に香る黄水仙

30 芒花 白梅の畑静かに時とどめ

32 芒花 枝垂れ梅つぼみ啄むジョウビタキ

37 米重 初枝 大将も後期高齢ちゃんちゃんこ

41 大西 文子 凍空の星の瞬き能登念(おも)

 

 

この他の結果はLINEよりご覧ください。

※1月が抜けましたことお詫びいたします。LINE公式俳句大会でご確認ください。
 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

自由なオンライン句会はこちら
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2024年2月のネット句会

今月の投句(春の戦第1ステージ)

 1莟からいつしか香る梅の里

2今年また開花早まる梅便り

3離れ家に点る白梅星の影

4苗木から育てた梅の二十余年

5門入れば白梅の香に迎えられ

6梅一輪花瓶の中の故郷かな

7梅の花さまざまなれど命かな

8梅林に人影絶えて夜の風

9石垣に寄り添う梅の健気かな

10梅の花もの無き畑に色点じ

11ゆづりあい田浦の里の梅日和

12道真を偲びて開く梅の花

13それぞれの蕾萌えそむ梅月夜

14猟船の賑わうあたり初茜

15蒼天や冬の桜木時を待つ

16支笏湖の水のきらめき山笑ふ

17日の射してぽっんと赤き梅愛し

18咲き初めし梅に誘われ遠くまで

19東雲に星消え忘れ山笑ふ

20足踏みし窯出し待てば山笑ふ

21微睡みの空にぱちりと梅目覚む

22転ぶ地に温もりありて山笑ふ

23捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ

24ポップコーン弾けるごとく梅開き

25外つ国にゐて待ちどほし梅便り

26梅の香と一気に上へエレベーター

27運河沿いボートの数より猫の恋

28補聴器に風渡る音春立ちぬ 

29還暦に親知らず抜きて春を待つ

30ホットティー今日か明日かと梅の花

31山笑う孫の乳歯見つけたり

32らめっこ先に一手のスズメ蜂

33紅白のドローンからの梅林

34その匂ひあまねく満つる梅の園

35咲き満ちて此の香此の色梅の花

36紅梅の横に白梅花競ふ

37妙齢のわし鼻嗅ぐや梅の花

38LINEにて梅の咲き様尋ねけり

 

 

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

春の戦の兼題(2月から4月を通して毎月詠んでください。)

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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【春の戦2・3・4月】

★3月におすすめの兼題(2月末日〆切。)

 

【山笑ふ】

春の山の明るい感じをいう。

傍題に、笑ふ山

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

紅白に空を分かちて梅ひらく 高橋悦男

 

モナリザのほほ笑みほどに山笑ふ 日下野仁美

     

なきがらの蜂に黄の縞黒の縞  橋本多佳子

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

令和6年2月号1月の結果(冬の戦最終ステージ)

 

~~<主宰上野貴子選5句>~~

華やかな口紅選び初鏡

城門の門松の先とがりけり

風止んで三浦三崎の四温晴

どことなく面差し母に初鏡

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

 

~~<辻 雅宏選5句>~~

この部屋の奥まで映し初鏡

風止んで三浦三崎の四温晴

軒下に猫のまどろむ四温かな

この獣どこに放つや初鏡

四温晴れ優駿最後のバーを跳ぶ

 

点盛りの結果

 

七点句

犬の名を呼べば枯葉の音連れて     龍野 ひろし

 

四点句

行く年や十字に括る新聞紙       龍野 ひろし

行く年や奥歯の二本抜けたまま     原田啓子

箒目を追いかけるごと降る枯葉     阿部 文彦

 

三点句

軒下に猫のまどろむ四温かな      阿部 文彦

子に頼むタイヤ交換冬日和       辻 雅宏

鼻広げ河馬浮き上がる冬日和      龍野 ひろし

突堤に釣り人並ぶ冬日和        辻 雅宏

転車台くるりと廻り冬麗        水野 幸子

白神のぶなの鼓動や四温晴       龍野ひろし

息白し山門出づる僧の列        龍野 ひろし

 

二点句 

華やかな口紅選び初鏡         龍野ひろし

城門の門松の先とがりけり       青山好男

風止んで三浦三崎の四温晴       阿部 文彦

この部屋の奥まで映し初鏡       阿部 文彦

おでかけのメイクの猫の息白し     辻 雅宏

冬日和床屋の鋏軽やかに        龍野 ひろし

下り線席が空いてる冬日和       上野貴子

単音の孫のピアノや冬日向       小林 ひろ

玻璃越しに光射し込む冬日和      阿部 文彦

バスを待つ人の会話や冬日和      阿部 文彦

冬日和子猫に譲る一等地        龍野 ひろし

来客を待たせて座る初鏡        原田啓子

 

一点句

どことなく面差し母に初鏡       辻 雅宏

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑       原田啓子

石像も戸惑う三寒四温かな       原田啓子

白息に包まる君のさようなら      神長 誉夫

銀輪を連ね少年四温かな        龍野ひろし

初鏡着物の袖で拭いたり        青山好男

黒板にいたづら書や四温晴       龍野ひろし

この獣どこに放つや初鏡        神長 誉夫

四温晴れ優駿最後のバーを跳ぶ     神長 誉夫

身の丈を刻む柱や年送る        原田啓子

後悔を胸中に秘め年歩む        上野貴子

改札を行き交ふ人の息白し       辻 雅宏

駈け抜けて鼻息白し競走馬       辻 雅宏

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑       原田啓子

行く年を帰省バスにて詠む一句    青山好男

雨、雪にかわり音なく年行けり    青山好男

行く年の駅に途切れぬ電子音     龍野 ひろし

断捨離の捨と離を残し年逝けり    辻 雅宏

行く年のビル窓拭きの命綱      龍野ひろし

止まらない時は宇宙へ年果てる    上野貴子

行く年の大さん橋に巨船の灯     龍野 ひろし

船溜まり客が降りくる冬日和      阿部 文彦

枯葉一片舞い込んで駐輪所       上野貴子

張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く  神長 誉夫

城門を出でて枯葉に時を読む      青山 好男

細枝にしがみついてる枯葉かな     辻 雅宏

冬晴れを大きく吸いてガラス吹く    神長 誉夫

滝糸を長く配して冬紅葉        水野 幸子

枯葉積む廃線の跡日昇らむ       青山 好男

若き日の街夫と訪う冬日和       原田 啓子

冬日和富士捉えたるファインダー    龍野 ひろし

改めて老いを知らされ初鏡       辻 雅宏

特養の母にほどこす初化粧       田中むつみ

 

  

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

 

犬の名を呼べば枯葉の音連れて・・・7点

 

やはり冬の戦では断トツで勝ち抜きましたね。動きがあり、かわいい犬の姿が人気を呼んだようです。もう春です。次回からの春らしい句が楽しみです。

(冬:11月~1月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

この部屋の奥まで映し初鏡

 

鏡に映る顔ではなく、その奥に映っている部屋の様子を捕らえた点が面白いと思いました。平面の鏡に奥行きができて、明るい部屋の様子にお正月らしさを感じました。

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★3月の兼題(2月末日〆切)

 

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【今月のワンポイントレッスン】

 

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回はいよいよ大垣の抄で「奥の細道」最後の抄です。

 

蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ・・・芭蕉

 

この句は、連句の終わりの挙句のような紀行文の最後を締めくくる結びの句にあたります。旅は終わり、また新たな旅が始まるという人生哲学が読み取れます。

別れを惜しんだ旅立ちの抄の「行く春」から、再会を喜び無事を喜び合った後にやって来る、新たな出発の別れを、「行秋」として見事に始まりの句と対比させています。切れ字としては、代表的なものは使っていません。 

最後の「ぞ」が昔では切れ字十八のひとつと成りましたが、現代ではあまり使われません。終助詞のようです。

句の意味は、別離の悲しみを離れがたい蛤の殻の蓋と身に例えて表現されています。また、これからの旅が伊勢参りの目的で二見ヶ浦の方へ旅立つことを物語っています。

こうして芭蕉の「奥の細道」は終わりとなります。芭蕉が序文で書かれているように、人は旅に生きる雲や水のように留まるところを知らないものだという人生哲学が、命あるものの宿命を思わせ今でも心に響きますね。

(令和六年一月号より 上野貴子)

 

 

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

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【ネット句会後記】

 

冬の戦は七点句が独走のままゴールしました。

春の戦は、梅、山笑ふ、蜂のどれを詠んでいただいても構いません。

兼題一つを五句、とりまぜて五句でも構いません。

投句と選句をセットでお願いします。また、選評も是非、記載下さい。

(令和六年二月 辻 雅宏)

 

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LINE公式俳句大会12月結果発表~

 

<大賞>

8   鈴木 恵美子 濡れ縁にまどろむ仔猫四温晴

 

2点句>

20 さこたゆう 三寒四温何を着る朝の思案

23 芒花   三寒の日に日に湯船沁みわたる

25 芒花   初鏡気配程度の紅を引く

35 南出 千賀子 三寒に足袋重ね履き四温待つ

 

 

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2024年2月7日 | カテゴリー :

2024年1月のネット句会

今月の投句(冬の戦第3ステージ)

 

1銀輪を連ね少年四温かな

2黒板にいたづら書や四温晴

3白神のぶなの鼓動や四温晴

4華やかな口紅選び初鏡

5初鏡娘めかして紅をひく

6初鏡眼鏡をはずし髪束ね

7首元の衿をどうする三寒四温

8口紅を薄ら引いて初鏡

9夕暮れてまさかのニュース四温晴れ

10ソックスの厚さフカフカ三寒四温

11一病越え老い深し初鏡

12畳目も鮮やかなりし初鏡

13初鏡着物の袖で拭いたり

14城門の門松の先とがりけり

15堀の水櫓静謐初日の出

16八十年生きた跡あり初鏡

17またひとつ年取りにけり初鏡

18この部屋の奥まで映し初鏡

19風止んで三浦三崎の四温晴

20軒下に猫のまどろむ四温かな

21初化粧合わせ鏡に千の笑み

22三寒に朝ヨガ挫け四温待つ

23この獣どこに放つや初鏡

24四温晴れ優駿最後のバーを跳ぶ

25初化粧鏡の迷路彷徨いて

26男にも初鏡てふ今朝の夫

27来客を待たせて座る初鏡

28曲がり角立ち話する四温かな

29石像も戸惑う三寒四温かな

30なんのかのと出かけずじまいの四温かな

31注連縄と日の丸の家希有となり

32上唇に紅引く舞妓初鏡

33三寒の今日の用足し四温待つ

34十七音つながる友ら初句会

35初夢や朝の陽あびてひらひらと

36あらためて老いを知らされ初鏡

37どことなく面差し母に初鏡

38特養の母にほどこす初化粧

39三寒に疼き四温に和む膝

40鋤肩に畑へ向かふ四温晴

41身の丈を刻む柱や年送る       

42後悔を胸中に秘め年歩む       

43改札を行き交ふ人の息白し     

44駈け抜けて鼻息白し競走馬      

45訪ひて行く年想ふ蕪村の碑      

46行く年を帰省バスにて詠む一句    

47雨、雪にかわり音なく年行けり    

48おでかけのメイクの猫の息白し   

49行く年の駅に途切れぬ電子音     

50断捨離の捨と離を残し年逝けり    

51行く年のビル窓拭きの命綱      

52止まらない時は宇宙へ年果てる    

53行く年の大さん橋に巨船の灯     

54船溜まり客が降りくる冬日和     

55行く年や奥歯の二本抜けたまま

56舌先にキャラメル丸め息白し

57白息や白さを競う父子かな

58行く年の想いは果てしなく遠く

59魂を再び覚ます年極み

60行く年や竹馬の友を天に召し

61行く年や十字に括る新聞紙

62息白し山門出づる僧の列

63行く年を肴に並ぶ赤ら顔

64行く年を炬燵で妻と見送れり

65行く年の淋しき街を孫と行く

66行く年や残り少なき我が齢

67大股に試歩の?幅や息白し

68鹿の骸掘り上げ熊の目の悲し

69ぽかぽかな陽気勤労感謝の日

70羽拡げ白息吐きて愛叫ぶ

71Goal見え湧く白息を振り払ふ

72年流れ邪念渦巻く盆の窪

73白息に包まる君のさようなら

74夜空へと発つトナカイの息白し

75犬の名を呼べば枯葉の音連れて 

76箒目を追いかけるごと降る枯葉 

77突堤に釣り人並ぶ冬日和        

78転車台くるりと廻り冬麗        

79玻璃越しに光射し込む冬日和      

80子に頼むタイヤ交換冬日和       

81バスを待つ人の会話や冬日和      

82冬日和子猫に譲る一等地        

83鼻広げ河馬浮き上がる冬日和      

84枯葉一片舞い込んで駐輪所       

85張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く  

86城門を出でて枯葉に時を読む      

87細枝にしがみついてる枯葉かな     

88下り線席が空いてる冬日和       

89冬日和床屋の鋏軽やかに        

90冬晴れを大きく吸いてガラス吹く    

91単音の孫のピアノや冬日向       

92滝糸を長く配して冬紅葉        

93枯葉積む廃線の跡日昇らむ       

94若き日の街夫と訪う冬日和       

95冬日和富士捉えたるファインダー   

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

春の戦の兼題(2月から4月を通して毎月詠んでください。)

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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【春の戦2・3・4月】

★2月におすすめの兼題(1末日〆切。)

 

【梅】

春真っ先に咲く、香り、色、姿など古来より日本人に愛され親しまれている。

傍題に、野梅、白梅、紅梅、枝垂梅、飛梅、梅林、梅園など

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

   紅白に空を分かちて梅ひらく 高橋悦男

 

   モナリザのほほ笑みほどに山笑ふ 日下野仁美

     

   なきがらの蜂に黄の縞黒の縞  橋本多佳子

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

令和6年1月号12月の結果(冬の戦第2ステージ)

 

~~<主宰上野貴子選5句>~~

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

おでかけのメイクの猫の息白し

行く年を帰省バスにて詠む一句

雨、雪にかわり音なく年行けり

箒目を追いかけるごと降る枯葉 

 

~~<辻 雅宏選5句>~~

息白し山門出づる僧の列

行く年や奥歯の二本抜けたまま

止まらない時は宇宙へ年果てる

行く年や十字に括る新聞紙

行く年の大さん橋に巨船の灯

 

点盛りの結果

 

七点句

犬の名を呼べば枯葉の音連れて     龍野 ひろし

 

四点句

行く年や奥歯の二本抜けたまま     原田啓子

箒目を追いかけるごと降る枯葉     阿部 文彦

 

三点句

突堤に釣り人並ぶ冬日和        辻 雅宏

転車台くるりと廻り冬麗        水野 幸子

 

二点句 

行く年や十字に括る新聞紙       龍野 ひろし

息白し山門出づる僧の列        龍野 ひろし

おでかけのメイクの猫の息白し     辻 雅宏

冬日和床屋の鋏軽やかに        龍野 ひろし

玻璃越しに光射し込む冬日和      阿部 文彦

子に頼むタイヤ交換冬日和       辻 雅宏

バスを待つ人の会話や冬日和      阿部 文彦

冬日和子猫に譲る一等地        龍野 ひろし

鼻広げ河馬浮き上がる冬日和      龍野 ひろし

 

一点句

身の丈を刻む柱や年送る       原田啓子

後悔を胸中に秘め年歩む       上野貴子

改札を行き交ふ人の息白し      辻 雅宏

駈け抜けて鼻息白し競走馬      辻 雅宏

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑      原田啓子

行く年を帰省バスにて詠む一句    青山好男

雨、雪にかわり音なく年行けり    青山好男

行く年の駅に途切れぬ電子音     龍野 ひろし

断捨離の捨と離を残し年逝けり    辻 雅宏

行く年のビル窓拭きの命綱      龍野ひろし

止まらない時は宇宙へ年果てる    上野貴子

行く年の大さん橋に巨船の灯     龍野 ひろし

船溜まり客が降りくる冬日和      阿部 文彦

枯葉一片舞い込んで駐輪所       上野貴子

張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く  神長 誉夫

城門を出でて枯葉に時を読む      青山 好男

細枝にしがみついてる枯葉かな     辻 雅宏

下り線席が空いてる冬日和       上野貴子

冬晴れを大きく吸いてガラス吹く    神長 誉夫

単音の孫のピアノや冬日向       小林 ひろ

滝糸を長く配して冬紅葉        水野 幸子

枯葉積む廃線の跡日昇らむ       青山 好男

若き日の街夫と訪う冬日和       原田 啓子

冬日和富士捉えたるファインダー    龍野 ひろし

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 ~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

 

犬の名を呼べば枯葉の音連れて・・・7点

 

冬の戦ではこの句が断トツで勝ち取りました。今年はまさかの1日の能登半島大震災で幕開けでしたが、皆様はお元気ですか。お正月らしさを味わうどころか安否の確認からの年始めですが

どうにか今年の運気が上がりますように

竜神様にお祈りいたしましょう。

(冬:11月~1月)

 

 ~~~今月の選評~~~

 

行く年のビル窓拭きの命綱

 

一年忙しかったオフィスビルでしょうか、そこにピーンと張った

命綱に支えられた窓ふきの清掃員のてきぱきとした様子が

目に浮かびました。年末らしい光景ですね。

 

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 【春の戦2・3・4月】

2月におすすめの兼題(1末日〆切。)

 【梅】

春真っ先に咲く、香り、色、姿など古来より日本人に愛され親しまれている。

傍題に、野梅、白梅、紅梅、枝垂梅、飛梅、梅林、梅園など

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

【山笑ふ】【蜂】

他に、当季雑詠でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回は種の浜の抄の句を見てみましょう。

 

波の間や小貝にまじる萩の塵・・・芭蕉

 

この句は、敦賀市色浜の句です。美しい浜の様子がよく解ります。同じ抄に源氏物語の須磨よりも美しい浜だと詠んだ芭蕉の句が書かれていますが、その浜に寄せ来る波に萩の花の花弁が塵のように浮かんでは消えてまた浮かんでは消えと波の泡のようだという句ですね。

ここで芭蕉が「奥の細道」の旅に出たのは、西行法師が歌に詠んだ歌枕を訪ねたいという目的があったのですが、この源氏物語の須磨の浜よりも美しい色浜で、「汐染むるますほの小貝拾ふとて色の浜とはいふにやあるらん」という和歌に詠んでいます。その「小貝」を芭蕉は、まさに、俳句に詠んだのです。

切れ字としては、上五の「や」が使われています。

これは、芭蕉が一番好み効果的だと云われている切れ字の使い方です。

3フレースのどこにも美しい言葉があり「波間」「小貝」「萩」と芭蕉がどこに視点を絞りたいかが切れ字の場所で解ります。こうした俳句では、切れ字が無くては焦点が解りづらいので「や」は効果的ですね。

古風な意味を持つ句なだけに、切れ字の有る無しを論ずるのは避けておきましょう。

(令和六年一月号より 上野貴子)

 

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【ネット句会後記】

 

明けましておめでとうございます。冬の戦は三馬身リードして七点句が独走の様相です。今年から月ごとの兼題でなく、四季ごとの兼題で毎月詠んでいただくことにしました。2月からは春の戦に入ります。春の兼題3つを3か月間通して、毎月、投句ください。選評にもご協力ください。

それでは、ことしもネット句会への参加をよろしくお願い申し上げます。

(令和六年一月 辻 雅宏)

 

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LINE公式俳句大会11月結果発表~

 

<大賞>

 さこたゆう やり遂げた自分に拍手年流る

 

2点句>

 

17 大西 文子 行年に戦禍の終わりただ祈る

18 大西 文子 行年は一年一年加速する

30 鈴木 恵美子 街並みはひと月早いクリスマス

33 大倉 宏美 早朝の横断歩道息白し

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

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2023年12月のネット句会

今月の投句(冬の戦第2ステージ)

 

1行く年や奥歯の二本抜けたまま

2訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

3身の丈を刻む柱や年送る

4舌先にキャラメル丸め息白し

5白息や白さを競う父子かな

6行く年の想いは果てしなく遠く

7後悔を胸中に秘め年歩む

8息白く明日はどこから風が吹く

9止まらない時は宇宙へ年果てる

10魂を再び覚ます年極み

11行く年や竹馬の友を天に召し

12断捨離の捨と離を残し年逝けり

13改札を行き交ふ人の息白し

14おでかけのメイクの猫の息白し

15駈け抜けて鼻息白し競走馬

16行く年のビル窓拭きの命綱

17行く年や十字に括る新聞紙

18行く年の駅に途切れぬ電子音

19行く年の大さん橋に巨船の灯

20息白し山門出づる僧の列

21行く年を肴に並ぶ赤ら顔

22行く年を帰省バスにて詠む一句

23雨、雪にかわり音なく年行けり

24行く年を炬燵で妻と見送れり

25行く年の淋しき街を孫と行く

26行く年や残り少なき我が齢

27大股に試歩の?幅や息白し

28鹿の骸掘り上げ熊の目の悲し

29ぽかぽかな陽気勤労感謝の日

30羽拡げ白息吐きて愛叫ぶ

31Goal見え湧く白息を振り払ふ

32年流れ邪念渦巻く盆の窪

33白息に包まる君のさようなら

34夜空へと発つトナカイの息白し

35犬の名を呼べば枯葉の音連れて 

36箒目を追いかけるごと降る枯葉 

37突堤に釣り人並ぶ冬日和        

38転車台くるりと廻り冬麗        

39玻璃越しに光射し込む冬日和      

40子に頼むタイヤ交換冬日和       

41バスを待つ人の会話や冬日和      

42冬日和子猫に譲る一等地        

43鼻広げ河馬浮き上がる冬日和      

44船溜まり客が降りくる冬日和      

45枯葉一片舞い込んで駐輪所       

46張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く  

47城門を出でて枯葉に時を読む      

48細枝にしがみついてる枯葉かな     

49下り線席が空いてる冬日和       

50冬日和床屋の鋏軽やかに        

51冬晴れを大きく吸いてガラス吹く    

52単音の孫のピアノや冬日向       

53滝糸を長く配して冬紅葉        

54枯葉積む廃線の跡日昇らむ       

55若き日の街夫と訪う冬日和       

56冬日和富士捉えたるファインダー  

57靴裏の枯葉にそっと声をかけ 

  

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

1月の兼題【初鏡】&【三寒四温】(12月末日〆切)

 

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【冬の戦11・12・1月】

 

★1月の兼題(12末日〆切。)

 

【初鏡】

新年になって初めて鏡台に向かって化粧すること。

傍題に、初化粧。

 

【三寒四温】

冬に三日寒い日が続いたあと、四日暖かい日があるという寒暖の変化に周期があるということ。

傍題に、三寒、四温、四温日和、四温晴。

 

 

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

  

<先句に学ぶ>

    初鏡娘のあとに妻坐る

              日野草城

    三寒の寒のつづきて四温なし

               桂信子

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

令和5年12月号11月の結果(冬の戦第1ステージ)

~~<主宰上野貴子選5句>~~

冬晴れや吊るす魚の長き影

張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く

靴裏の枯葉にそっと声をかけ

冬日和床屋の鋏軽やかに

冬晴れを大きく吸いてガラス吹く

~~<辻 雅宏選5句>~~

犬の名を呼べば枯葉の音連れて

若き日の街夫と訪う冬日和

玻璃越しに光射し込む冬日和

鼻広げ河馬浮き上がる冬日和

冬日和富士捉えたるファインダー

  

11月の点盛りの結果

 

四点句

犬の名を呼べば枯葉の音連れて     龍野 ひろし

 

三点句

箒目を追いかけるごと降る枯葉     阿部 文彦

 

二点句 

突堤に釣り人並ぶ冬日和        辻 雅宏

転車台くるりと廻り冬麗        水野 幸子

玻璃越しに光射し込む冬日和      阿部 文彦

子に頼むタイヤ交換冬日和       辻 雅宏

バスを待つ人の会話や冬日和      阿部 文彦

冬日和子猫に譲る一等地        龍野 ひろし

鼻広げ河馬浮き上がる冬日和      龍野 ひろし

 

一点句

船溜まり客が降りくる冬日和      阿部 文彦

枯葉一片舞い込んで駐輪所       上野貴子

張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く  神長 誉夫

城門を出でて枯葉に時を読む      青山 好男

細枝にしがみついてる枯葉かな     辻 雅宏

下り線席が空いてる冬日和       上野貴子

冬日和床屋の鋏軽やかに        龍野 ひろし

冬晴れを大きく吸いてガラス吹く    神長 誉夫

単音の孫のピアノや冬日向       小林 ひろ

滝糸を長く配して冬紅葉        水野 幸子

枯葉積む廃線の跡日昇らむ       青山 好男

若き日の街夫と訪う冬日和       原田 啓子

冬日和富士捉えたるファインダー    龍野 ひろし

靴裏の枯葉にそっと声をかけ      原田啓子

  

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

  

~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

 犬の名を呼べば枯葉の音連れて・・・4点

冬の戦が始まりました。今年はコロナ禍が明けて久しぶりの年末年始ですが、

どうなることやら楽しみです。

(冬:11月~1月)

 

 

~~~今月の選評~~~

箒目を追いかけるごと降る枯葉

確かにそうですね。私の庭でも今、藤や紅葉の落ち葉が絶え間なく落ちていて、

箒目を「追いかけるごと」というところに共感しました。

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★1月の兼題(12月末日〆切)

 

【初鏡】&【三寒四温】

他に、当季雑詠自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回は敦賀の抄の句を見てみましょう。

 

名月や北国日和定なき・・・芭蕉

 

この句は、日本海の美しさと天候の不安定なことを詠んでいますね。中七の部分は「ほっこくびより」と読みます。北陸のお天気のことです。

昨夜の月は美しかったけれども、十五夜の今日には雨が降ってしまった。北陸の空模様は変わり易く解りづらいものだ。芭蕉はこのように俳句にしています。  

芭蕉が好きな「や」が上五にあり、「名月」という季語に付けています。一番多く効果的と云われる切れ字の使い方です。名月を詠みながら雨月を思わせるところが芭蕉ならではですね。

敦賀は歌枕の地として知られていて、月見の景勝地とされていました。この句からは、この日は雨月のようですが「奥の細道」のこの抄は、多くの歌枕や名所が連ねられています。

気比神社にまつわる謂れや仲秋の名月を楽しみに芭蕉はこの地を訪れたのではないでしょうか。その期待に反して、残念ながら雨月となってしまい、この句を詠んでいます。

芭蕉は、この後は船で種の浜へ向かいます。江戸を出発してからこの頃は、もう四ヶ月半がたっています。陸奥の旅「奥の細道」も、そろそろ終わりに近づいて来ているようです。

(令和五年十二月号より 上野貴子)

 

 「俳句TV」ミニ講座下記より

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【ネット句会後記】

 

冬の戦がスタートしました。いきなり四点句が出ました。残り2カ月の展開が楽しみです。今年も勝ち抜き戦の句会に投句と選句をありがとうございました。

来年春の戦からは少し装いをかえて皆様の投句をお待ちします。

参加戴きました皆様 どうぞよいお年をお迎えください。

(令和五年十二月 辻 雅宏)

 

 

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LINE公式俳句大会10月結果発表~

 

<大賞>

 

1   橋詰 博 謎解きの枯葉挟んだこの頁

 

2点句>

 

18 鈴木 恵美子 新走りそよ吹く風の蔵の街

27 米重 初枝 喧嘩して仲直りして冬隣

34 大西 文子 鬼ごっこ逃げる児たちを追う枯葉

この他の結果はLINEよりご覧ください。

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

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2023年11月ネット句会

今月の投句(冬の戦第1ステージ)

1子に頼むタイヤ交換冬日和

2突堤に釣り人並ぶ冬日和

3公園に子らの声する冬日和

4細枝にしがみついてる枯葉かな

5かさこそと乾く音して枯葉道

6冬晴るる妻にデートの申し込み

7白内障術後回復冬日和

8単音の孫のピアノや冬日向

9枯葉散るいいのだけれどそこに居て

10若き日の街夫と訪う冬日和

11白熊のような雲湧く冬日和

12一枚の枯葉の落ちてコトと鳴り

13枯葉舞う生の終焉輝けり

14靴裏の枯葉にそっと声をかけ

15冬晴れや吊るす魚の長き影

16ジャズ祭に赤黄のスウィング枯葉舞う

17冬晴れを大きく吸いてガラス吹く

18瀬に堕ちて尚海目指す枯葉かな

19張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く

20屋根開く球場綿虫の乱舞

21とりどりの枯葉漕ぎゆき懐かしき

22「おはよう」と玄関前の枯葉舞ふ

23滝糸を長く配して冬紅葉

24転車台くるりと廻り冬麗

25船溜まり客が降りくる冬日和

26玻璃越しに光射し込む冬日和

27バスを待つ人の会話や冬日和

28箒目を追いかけるごと降る枯葉

29ひらひらと枯葉舞い来る車椅子

30城門を出でて枯葉に時を読む

31枯葉積む廃線の跡日昇らむ

32妻去りぬ枯葉踏む音仰ぐ空

33冬日和バードウォッチ城の森

34冬日和人声絶えて空青し

35枯葉一片舞い込んで駐輪所

36下り線席が空いてる冬日和

37枯落葉踏めば乾いた音がする

38月白く乾い昼の冬日和

39陽に染まる山は灼けつく枯葉色

40犬の名を呼べば枯葉の音連れて

41鼻広げ河馬浮き上がる冬日和

42冬日和床屋の鋏軽やかに

43冬日和子猫に譲る一等地

44冬日和富士捉えたるファインダー

 

 

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12月の兼題【行く年】&【息白し】(11月末日〆切)

 

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【冬の戦11・12・1月】

 

★12月の兼題(11末日〆切。)

 

【行く年】

年の暮もかなりつまってきてからの流れるような慌ただしさをいう。

傍題に、年逝く、年流る、年送るの晴れわたった穏やかな日和をいう。

傍題に、冬晴、冬晴るる。

 

【息白し】

空気が冷たく、気温が低くなると、吐く息が白く見える。

傍題に、白息。

 

 

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

   ゆく年のゆくさきのあるごとくゆく

                  鷹羽狩行

 

   白息を掌にかけて今日はじまりぬ

                石田波郷 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

令和5年11月号10月の結果(秋の戦最終ステージ)

 

~~<主宰上野貴子選5句>~~

 

そよ風に紅葉且つ散る点描画

夕暮れを縫うてゆくなり雁の竿

葉を金箔に変えて一閃稲光

貝ひとつ二百十日の忘れ潮

可愛さに摘むをためらふ草の花

 

 

七点句

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ     龍野ひろし

草の花笑み柔らかき野の仏      龍野ひろし

 

 

六点句

稲妻や天の重心傾けて        龍野ひろし

稲妻や竿を納むる太公望       辻 雅宏

 

四点句

夕暮れを縫うてゆくなり雁の竿    水野幸子

通り雨路地を叩いて厄日過ぐ     阿部文彦

貝ひとつ二百十日の忘れ潮      阿部文彦

 

三点句

貝ひとつ二百十日の忘れ潮      阿部文彦

草の花名も無き花に名を付けん    龍野ひろし

草の花微笑み合ひし道祖神      龍野ひろし

普段着で歩く楽しさ草の花      原田啓子

モカの香や海に稲妻五本立つ     神長 誉夫

ぬばたまの闇を斬り裂く稲の殿    辻 雅宏

 

二点句 

身に入むや玻璃戸を叩く風の音    阿部文彦

紅葉且つ散る石畳馬籠宿       辻 雅宏

葉を金箔に変えて一閃稲光      青山好男

厄日明け薄く泥引く沈下橋      神長 誉夫

墓参り掃除の下手な子でごめん    神長 誉夫

保母さんに吾子が差し出す草の花   小林 ひろ

石垣の隙間を埋めて草の花      阿部文彦

通り雨二百十日の庭先に       原田啓子

新宿の空を広げし稲光        龍野ひろし

また今度いつものセリフ墓参り    青山好男

稲妻の眼裏に残る軌跡かな      龍野ひろし

天空の闇を稲妻ほしいまま      辻 雅宏

 

一点句

受け取りて便り身に入む追って書き  阿部文彦

碧岩に紅葉且つ散る小歩危峡     神長 誉夫

そよ風に紅葉且つ散る点描画     阿部文彦

紅葉かつ散るやほろほろ鳩の声    原田啓子

可愛さに摘むをためらふ草の花    辻 雅宏

友去りぬ長き汽笛の身に入みて    神長 誉夫

流れゆく月日の身に入む便りかな   原田啓子

サックスの身に入む音やジャズクラブ 龍野ひろし

池の面に紅葉且つ散る古都の寺    龍野ひろし

廃線を行けば迎える草の花      阿部文彦

空白し二百十日の畑仕事       青山好男

故郷をのぞむ峠や草の花       青山好男

何もなく二百十日の夕餉かな     阿部文彦

漁場遥か二百十日の波を越え     神長 誉夫

踏みしめる細き山道墓参り      青山好男

父の歳越えて悔悟の墓参り      辻 雅宏

また今度いつものセリフ墓参り    青山好男

稲妻や川の氾濫大写し        水野幸子

香煙の低く哀しき雨墓参       原田啓子

名瀑をさらに濡らして稲光      青山好男

稲妻の眼裏に残る軌跡かな      龍野ひろし

ゴルフ場目の端に入れ墓洗ふ     水野幸子

庭の花父母に手向ける墓参かな    原田啓子

稲妻にルガーノの街一変す      原田啓子

一匹の猫の鼻先草の花       原田啓子

おだやかな二百十日の句会かな   辻 雅宏

フェリー航く二百十日の波しずか  辻 雅宏

トテ馬車の蹄の音や草の花     龍野ひろし

 

 

 

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~~~勝ち抜き戦の結果・秋の戦~~~

 

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ・・・7点

草の花笑み柔らかき野の仏・・・7

 

秋の最終戦では勝残り句が同点句となりました。7点の高得点です。何と今年は11月でもまだ夏日でなかなか選句も難しいです。

この後はもう冬なんですね。どうなるのでしょうか。

(秋:8月~10月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

サックスの身に入む音やジャズクラブ

 

ジャズクラブに身を置き、サックスに酔いしれる秋の夜長のひとときを切り取られています。

 

 

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★12月の兼題(11月末日〆切)

 

【行く年】&【息白し】

他に、当季雑詠自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当ててきました。今回は天龍寺・永平寺の抄の句を見てみましょう。

 

物書て扇引さく余波哉・・・芭蕉

 

この句は芭蕉が蕉門の金沢の北枝との別れを詠んだ句です。不用の扇に物を書いて破り捨てようとするが、さすがに名残惜しくて出来かねることだ。あなたとの別れも同じことです。という解釈の句です。この句には切れ字「哉」が使われていますね。

芭蕉は「かな」は「奥の細道」の中では八句に使われています。最後のこれでこの句は終わりですという切れに使われている場合が多い切れ字ですから、この句の使い方も効果的です。文語文法の文章では、やはり切れ字の使い方と同じように、ここで文章が終わりますという意味に使い、終助詞と言われ、詠嘆の意味を表すとされています。ですから切れ字そのものですね。

芭蕉は「余波」と書いて「なごり」と読ませています。これは、波が去った後も残っている波。その影響。などと言う言葉の意味を鑑みて、名残という字ではなく「余波」を使っています。名残惜しくて寂しいという気持ちだけではなく、不用な扇のように捨て去ることは出来ないという弟子を思う気持ちを感じます。けれども旅をつづけなければならないという芭蕉の下五の切れ字「哉」で旅立ちの決断を感じます。

 

(令和五年十一月号より 上野貴子)

 

 

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【ネット句会後記】

 

秋の戦は、かつてない同じ作者の7点句が2つ並んで終わりました。

高得点句が多く並んだたことも特色でした。11月からは冬の戦がスタートです。

兼題「冬日和」「枯葉」に多くの投句をいただきました。12月の兼題もよろしくお願いします。投句と選句をセットにして参加いただき、選評もお忘れなくお寄せください。

(令和五年十一月 辻 雅宏)

 

 

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LINE公式俳句大会9月結果発表~

 

<大賞>

 

19 さこたゆう 道端の無花果熟し陽の匂ひ

 

2点句>

 

30 鈴木 恵美子 身に入むや湖上にふれる風の音

50 大西 文子 梨かじる口に溢るる水のおと

37 大西 文子 隣家まで伸びた朝顔すまし顔

 

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

2023年10月ネット句会

今月の投句(秋の戦第3ステージ)

 

1身に入むや初手の碁石の響く部屋

2身に入むや灯りのつかぬ老舗宿

3身に入むや平家滅びし壇ノ浦

4サックスの身に入む音やジャズクラブ

5池の面に紅葉且つ散る古都の寺

6「身に入む」「紅葉且つ散る」

7雲間より落ちる風光しむ身なる

8地球誕生謎めく伝説身に沁みて

9桜紅葉枯れゆく前に紅をさし

10錦染め且つ散る山の紅葉谷

11受け取りて便り身に入む追って書き

12身に入むや玻璃戸を叩く風の音 

13恩師らの法話身に入む夕間暮

14バス降りて紅葉且つ散る里の山

15そよ風に紅葉且つ散る点描画

16紅葉かつ散る蓮池の華やげり

17リハビリの膝の曲がりや身に沁みる

18踏切の音に負けじと落とし水

19夕暮れを縫うてゆくなり雁の竿

20病窓や仏舎利塔へ秋夕焼け

21郷抱く星の静寂の身に入みて

22麗しき死は無く紅葉且つ散りて

23友去りぬ長き汽笛の身に入みて

24碧岩に紅葉且つ散る小歩危峡

25寄る辺なき星の蒼さの身に入みて

26紅葉かつ散るやほろほろ鳩の声

27紅葉かつ散りて水面の舟となり

28流れゆく月日の身に入む便りかな

29北国の暮るる速さや身に入みて

30雨音の身に入む今朝の目覚めかな

31フルートの音色身に入む演奏会

32警官の説諭身に入む違反かな  

33特攻の遺書に身に入む知覧かな

34登頂の紅葉かつ散る山路かな

35紅葉且つ散る石畳馬籠宿

36葉を金箔に変えて一閃稲光

37踏みしめる細き山道墓参り

38父の歳越えて悔悟の墓参り

39草の花名も無き花に名を付けん

40草の花笑み柔らかき野の仏

41トテ馬車の蹄の音や草の花

42二百十日時の階段飛び越えて

43草の花微笑み合ひし道祖神

44空白し二百十日の畑仕事

45故郷をのぞむ峠や草の花

46草の花ままごと遊び孫が笑む

47植木鉢我が物顔や草の花

48迷い来て道なき野辺の草の花

49廃線を行けば迎える草の花 

50石垣の隙間を埋めて草の花

51何もなく二百十日の夕餉かな

52貝ひとつ二百十日の忘れ潮

53通り雨路地を叩いて厄日過ぐ

54二百十日渦中に眠るみどり児よ

55刈るまいとするも刈りたり草の花

56松島や秋空をブルーインパルス

57複眼のバッタ墓石を飛び越えて

58草の花郷を離るる汽車に散り

59漁場遥か二百十日の波を越え

60去る朝にくしゅんと背なの草の花

61厄日明け薄く泥引く沈下橋

62二百十日待ち侘ぶ客の来ぬ日かな

63通り雨二百十日の庭先に 

64一匹の猫の鼻先草の花

65普段着で歩く楽しさ草の花

66草の花故郷のあの畦道に

67保母さんに吾子が差し出す草の花

68手術待ち二百十日も無事過ぎて

6910年目待ちに待ちたる酢橘のみ

70少し楽心の声の残暑かな

71フェリー航く二百十日の波しずか29

72おだやかな二百十日の句会かな

73牧に咲くその名知りたき草の花

74乳牛の食むをはばかる草の花

75可愛さに摘むをためらふ草の花

76富士眺め水たつぷりと墓洗ふ     

77稲妻や天の重心傾けて        

78稲妻や竿を納むる太公望       

79モカの香や海に稲妻五本立つ     

80新宿の空を広げし稲光        

81稲妻や川の氾濫大写し        

82香煙の低く哀しき雨墓参       

83名瀑をさらに濡らして稲光      

84稲妻の眼裏に残る軌跡かな     

85ぬばたまの闇を斬り裂く稲の殿    

86天空の闇を稲妻ほしいまま      

87ゴルフ場目の端に入れ墓洗ふ     

88庭の花父母に手向ける墓参かな    

89また今度いつものセリフ墓参り    

90稲妻にルガーノの街一変す      

91墓参り掃除の下手な子でごめん    

  

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11月の兼題【冬日和】&【枯葉】(10月末日〆切

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 【冬の戦11・12・1月】 

★11月の兼題(10末日〆切。

 【冬日和】

冬の晴れわたった穏やかな日和をいう。

傍題に、冬晴、冬晴るる。

 【枯葉】

霜が降り始めると木の葉、草の葉も枯れ始める。

傍題に、枯葉鳴る、枯葉飛ぶ、枯葉舞ふ。

 ※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 <先句に学ぶ>

 

   冬晴のとある駅より印度人

               飯田龍太

 

   一陣の風一陣の枯葉舞ふ

              大橋 晄 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 令和5年10月号9月の結果(秋の戦第2ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

草の花名も無き花に名を付けん

貝ひとつ二百十日の忘れ潮

普段着で歩く楽しさ草の花

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ

また今度いつものセリフ墓参り

 

七点句

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ     龍野ひろし

 

五点句

稲妻や竿を納むる太公望       辻 雅宏

 

四点句

草の花笑み柔らかき野の仏      龍野ひろし

稲妻や天の重心傾けて        龍野ひろし

 

三点句

普段着で歩く楽しさ草の花      原田啓子

通り雨路地を叩いて厄日過ぐ     阿部文彦

モカの香や海に稲妻五本立つ     神長 誉夫

ぬばたまの闇を斬り裂く稲の殿    辻 雅宏

 

二点句 

草の花微笑み合ひし道祖神      龍野ひろし

貝ひとつ二百十日の忘れ潮      阿部文彦

新宿の空を広げし稲光        龍野ひろし

また今度いつものセリフ墓参り    青山好男

稲妻の眼裏に残る軌跡かな      龍野ひろし

天空の闇を稲妻ほしいまま      辻 雅宏

 

一点句

空白し二百十日の畑仕事       青山好男

故郷をのぞむ峠や草の花       青山好男

何もなく二百十日の夕餉かな     阿部文彦

漁場遥か二百十日の波を越え     神長 誉夫

葉を金箔に変えて一閃稲光      青山好男

踏みしめる細き山道墓参り      青山好男

父の歳越えて悔悟の墓参り      辻 雅宏

草の花名も無き花に名を付けん    龍野ひろし

また今度いつものセリフ墓参り    青山好男

稲妻や川の氾濫大写し        水野幸子

香煙の低く哀しき雨墓参       原田啓子

名瀑をさらに濡らして稲光      青山好男

稲妻の眼裏に残る軌跡かな      龍野ひろし

ゴルフ場目の端に入れ墓洗ふ     水野幸子

庭の花父母に手向ける墓参かな    原田啓子

稲妻にルガーノの街一変す      原田啓子

墓参り掃除の下手な子でごめん    神長 誉夫

一匹の猫の鼻先草の花       原田啓子

おだやかな二百十日の句会かな   辻 雅宏

厄日明け薄く泥引く沈下橋     神長 誉夫

フェリー航く二百十日の波しずか  辻 雅宏

墓参り掃除の下手な子でごめん   神長 誉夫

トテ馬車の蹄の音や草の花     龍野ひろし

保母さんに吾子が差し出す草の花  小林 ひろ

 

四点句

稲妻や竿を納むる太公望       辻 雅宏

 

三点句

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ     龍野ひろし

稲妻や天の重心傾けて        龍野ひろし

 

二点句 

モカの香や海に稲妻五本立つ     神長 誉夫

新宿の空を広げし稲光        龍野ひろし

また今度いつものセリフ墓参り    青山好男

ぬばたまの闇を斬り裂く稲の殿    辻 雅宏

天空の闇を稲妻ほしいまま      辻 雅宏

 

一点句

稲妻や川の氾濫大写し        水野幸子

香煙の低く哀しき雨墓参       原田啓子

名瀑をさらに濡らして稲光      青山好男

稲妻の眼裏に残る軌跡かな      龍野ひろし

ゴルフ場目の端に入れ墓洗ふ     水野幸子

庭の花父母に手向ける墓参かな    原田啓子

稲妻にルガーノの街一変す      原田啓子

墓参り掃除の下手な子でごめん    神長 誉夫

 

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※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~勝ち抜き戦の結果・秋の戦~~~

 

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ・・・7点

 

秋の戦は断トツでこの句が勝ち残っています。長い猛暑でご先祖様もさぞ暑かろうと思う気持ちが共感を呼んでいますね。やっと秋らしくなりましたが何となく油断禁物です。

この後の最終戦が楽しみです。

(秋:8月~10月)

  

~~~今月の選評~~~

 

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ

 

富士山を眺めるお墓のシチュエーションが良い。水をかける行為が、

その2つを見事につないでいる。

 

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★11月の兼題(10月末日〆切

 

【冬日和】&【枯葉】

他に、当季雑詠自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当ててきました。今回は山中の抄の句を見てみましょう。

 

今日よりや書付消さん笠の露・・・芭蕉

 

この句は芭蕉と同行して来た曽良が別れて、これから芭蕉が一人で旅を続けて行くに当たりその寂しさを詠んでいます。曽良は、内臓を病んでしまいここからは先に知人の元へ向かうことになりその別れを惜しんでいるのです。曽良は、一人で行倒れたとしてもそこは萩の花の咲く野原であって欲しい「行々てたふれ伏とも萩の原」という句を残し旅立ます。

芭蕉の句は、芭蕉が好んでいる切れ字「や」を使い、今日これからの旅の不安に詠嘆強調の効果を生み出しています。

「露」という季語がありながら、句の意味の中心を上五にするための見事な効果ですね。

芭蕉の時代ならではの古風な言葉の調べが美しい句です。

また、これまで同行して来た門弟の曽良との旅の別れを詠んでいるところから有名な句となっています。

「や」の多くは上五に使われていますが、やはり自然に時代をうつしている文語調の句ですね。

(令和五年10月号より 上野貴子)

  

「俳句TV」ミニ講座下記より

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 https://nbsacademy.jimdofree.com/

  

【ネット句会後記】

 

秋の戦第2ステージで7点句が登場し、リードしています。勝ち抜き戦がこの句会の特色です。追い抜く句、新たに高得点の句が出るか最終ステージの結果が楽しみです。

投句と選句をセットにして参加下さるようお願いします。また、選評もお忘れなくお寄せください。

(令和五年十月 辻 雅宏)

  

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

 

LINE公式俳句大会8月結果発表~

 

<大賞>

 

37 大西 文子 隣家まで伸びた朝顔すまし顔

 

2点句>

 

13 鈴木 恵美子 日が落ちて髪を結いあげ盆踊り

20 奥平雅子  幼子が手をのばしとる葡萄棚

29 橋詰 博   秋草の刈り込む匂い袖に染み

 

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

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2023年9月ネット句会

今月の投句(秋の戦第2ステージ)

 

1草の花名も無き花に名を付けん

2草の花笑み柔らかき野の仏

3トテ馬車の蹄の音や草の花

4二百十日時の階段飛び越えて

5草の花微笑み合ひし道祖神

6空白し二百十日の畑仕事

7故郷をのぞむ峠や草の花

8草の花ままごと遊び孫が笑む

9植木鉢我が物顔や草の花

10迷い来て道なき野辺の草の花

11廃線を行けば迎える草の花 

12石垣の隙間を埋めて草の花

13何もなく二百十日の夕餉かな

14貝ひとつ二百十日の忘れ潮

15通り雨路地を叩いて厄日過ぐ

16二百十日渦中に眠るみどり児よ

17刈るまいとするも刈りたり草の花

18松島や秋空をブルーインパルス

19複眼のバッタ墓石を飛び越えて

20草の花郷を離るる汽車に散り

21漁場遥か二百十日の波を越え

22去る朝にくしゅんと背なの草の花

23厄日明け薄く泥引く沈下橋

24二百十日待ち侘ぶ客の来ぬ日かな

25通り雨二百十日の庭先に 

26一匹の猫の鼻先草の花

27普段着で歩く楽しさ草の花

28草の花故郷のあの畦道に

29保母さんに吾子が差し出す草の花

30手術待ち二百十日も無事過ぎて

3110年目待ちに待ちたる酢橘のみ

32少し楽心の声の残暑かな

33フェリー航く二百十日の波しずか29

34おだやかな二百十日の句会かな

35牧に咲くその名知りたき草の花

36乳牛の食むをはばかる草の花

37可愛さに摘むをためらふ草の花

38富士眺め水たつぷりと墓洗ふ     

39稲妻や天の重心傾けて        

40稲妻や竿を納むる太公望       

41モカの香や海に稲妻五本立つ     

42新宿の空を広げし稲光        

43稲妻や川の氾濫大写し        

44香煙の低く哀しき雨墓参       

45名瀑をさらに濡らして稲光      

46稲妻の眼裏に残る軌跡かな     

47ぬばたまの闇を斬り裂く稲の殿    

48天空の闇を稲妻ほしいまま      

49ゴルフ場目の端に入れ墓洗ふ     

50庭の花父母に手向ける墓参かな    

51また今度いつものセリフ墓参り    

52稲妻にルガーノの街一変す      

53墓参り掃除の下手な子でごめん    

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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10月の兼題【身に入む】&【紅葉且つ散る】(9月末日〆切)

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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【秋の戦8・9・10月】

 

★10月の兼題(9末日〆切。)

 

【身に入む】

秋も闌ける頃から寒さが身にしむのを覚えます。

 

【紅葉且つ散る】

紅葉しながら同時に散るのをいう。紅葉散るは冬の季語になります。。

 

 

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

  

<先句に学ぶ>

 

   梵鐘の一打身に入む古都の宵

                 稲畑廣太郎

 

   山紅葉且つ散る雨も加はりて

                稲畑汀子

 

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 令和5年9月号8月の結果(秋の戦第1ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

ぬばたまの闇を斬り裂く稲の殿   

葉を金箔に変えて一閃稲光

踏みしめる細き山道墓参り

外堀に亀平泳ぎ夏は来ぬ

父の歳越えて悔悟の墓参り

  

四点句

稲妻や竿を納むる太公望       辻 雅宏

 

三点句

富士眺め水たつぷりと墓洗ふ     龍野ひろし

稲妻や天の重心傾けて        龍野ひろし

 

二点句 

モカの香や海に稲妻五本立つ     神長 誉夫

新宿の空を広げし稲光        龍野ひろし

また今度いつものセリフ墓参り    青山好男

ぬばたまの闇を斬り裂く稲の殿    辻 雅宏

天空の闇を稲妻ほしいまま      辻 雅宏

 

一点句

稲妻や川の氾濫大写し        水野幸子

香煙の低く哀しき雨墓参       原田啓子

名瀑をさらに濡らして稲光      青山好男

稲妻の眼裏に残る軌跡かな      龍野ひろし

ゴルフ場目の端に入れ墓洗ふ     水野幸子

庭の花父母に手向ける墓参かな    原田啓子

稲妻にルガーノの街一変す      原田啓子

墓参り掃除の下手な子でごめん    神長 誉夫

 

 ★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

~~~勝ち抜き戦の結果・秋の戦~~~

 

稲妻や竿を納むる太公望・・・4点

 

秋の戦が始まりました。始めは順当な句が勝ちとっていますね。

突然の稲妻に慌てている釣り場の動きが見事に目に動きます。

秋はまだまだ猛暑が厳しいようですが

この後が楽しみです。

(秋:8月~10月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

稲妻や竿を納むる太公望

 

「太公望」が、単なる「釣り人」以上の意味を醸し出している句だと思いました。恐ろしい稲妻ですが、滑稽さも加味されているように感じます。

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★10月の兼題(9月末日〆切)

 

【身に入む】&【紅葉且つ散る】

他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

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 【今月のワンポイントレッスン】

 「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当ててきました。今回は越後路の七夕の頃の句を見てみましょう。

 

文月や六日も常の夜には似ず・・・芭蕉

 

「文月や」と始まりますから、これは七月の六日の句です。七日では無いのにいつになく七夕の夜を思わせる艶っぽい夜だという意味ですが、蒸し暑いのかも知れませんね。陰暦7月は秋に当たりますので、ちょうど八月頃の蒸し暑さを悶々とした逢瀬になぞらえているようです。切れ字「や」はそうした意味を詠嘆で強調していますね。

 

荒海や佐渡によこたふ天河・・・芭蕉

 

同じ抄に収録されている有名な名句です。天河が七夕祭の頃を思わせます。上五の「や」が、いかにも日本海の波音の高い北国の厳しい荒海の様子を表現しています。

芭蕉の好きな切れ字「や」がこの抄では見事な効果を発揮しています。切れ字と言えば多く「や」を使うのが芭蕉の特徴です。加賀の国、現在の金沢市の日本海らしい美しさが垣間見える素敵な名句です。芭蕉の全俳句の中でも、この天河の句はやはり有名ですね。

(令和五年八月号より 上野貴子)

  

「俳句TV」ミニ講座下記より

★過去番組ページはこちら 

https://nbsacademy.jimdofree.com/

 

【ネット句会後記】

 秋の戦がスタートしました。最終的にどの句が抜け出すのか、それとも追い抜く句が現れるのか楽しみな展開です。十月の兼題の「紅葉且つ散る」は俳句特有の季語です。

どんな句が詠まれるか楽しみです。

投句と選句をセットにして参加下さい。選評もお忘れなくお願いします。

(令和五年九月 辻 雅宏)

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

  

LINE公式俳句大会7月結果発表~

 

<大賞>

 19 南出 千賀子 三姉妹喋りっぱなしの墓参り

 

2点句>

10 米重 初枝 朝顔に友の名をつけ日記帳

24 鈴木 恵美子 八ヶ岳稜線跨ぐ登山の日

26 橋詰 博 盆帰り駅名変わりて半世紀

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。