2024年12月のネット句会

今月の投句(冬の戦第2ステージ)

1石焼き芋通り過ぎてく嗚呼数え日

2数え日に過ぎゆく時の神祈る

3数え日にこの年は二度と帰らぬ

4過ぎて行くもう数え日になるなんて

5数え日の未だに嘘か幻か

6好きですと言い出せぬまま数へ日に

7数へ日やいいお年をと口々に

8日めくりをめくりめくりて数へ日に

9数へ日や慌て隣へ回覧版

10数へ日の床屋の鋏フル稼働

11数へ日の大桟橋に巨船の灯

12数へ日や駅に途絶えぬ電子音

13数へ日の飯場に煽るコップ酒

14数へ日や熊出没の立て看板

15数へ日やビルの窓拭く命綱

16数え日や主婦が出てくる小間物屋

17数え日のひと日を上野美術館

18卓上の日めくり数え日となりぬ

19数え日やなすべきことの数多あり

20いろいろの落葉踏みしめ旅終える

21ふりそそぐ言葉となりて落葉かな

22啄めば影も啄み初雀

23重なりて屍となりぬ朴落葉

24身籠りし娘に似るしぐさ初雀

25時雨けり湖底にゆれる雑魚の影

26数え日や疎遠の友を思い出し

27落葉して家路明るく続きおり

28久々に姉と踏む音落葉かな

29数え日を子は大声で数えおり

30数え日の故郷の空の蒼さかな

31落葉舞い夕餉の献立決まりけり

32降り止まぬ落葉に厭いた駐車場

33落葉も黄が多いかな海の街

34隣家の子落葉の山越す三輪車

35凛とした義母の背中や落葉掃き

36ママさんよ熱燗よりも口づけを

37中三の口語文法名の木枯る

38初伊勢やなつてくれろ連れ合いに

39行違ふ舞妓は傘に落葉のせ          

40数え日や月のない夜に月見蕎麦        

41観る人も掻く人もいて落葉時         

42三日経ち落葉を纏い猫もどる        

43振り上ぐる応援団旗落葉舞ふ        

44ぶさかわな犬に引かれて落葉踏む

45側溝の流れ堰き止む杉落葉          

46庭の木も身を守るかに落葉する        

47縁側の母の背まろし落葉焚          

48落葉掃くあとからきりもなき落葉       

49落葉時帚一本あれば良し           

50数え日のぴたぴた走るインコかな       

51懐かない猫の餌付けや初雀          

52ブロワーに散らされ惑ふ落葉かな       

53艶めきて色をまだらに柿落葉         

54舞う落葉動かぬ猫に陽は翳る         

55落葉して心細げな大樹かな           

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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冬の戦の兼題(11月から1月を通して毎月詠んでください。)
【落葉】【数え日】【初雀】

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【冬の戦11・12・1月】
★1月におすすめの兼題(12月末日〆切。)
【初雀】
元日の雀です。傍題はありません。

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

<先句に学ぶ>

    むさしのの空真青なる落葉かな 水原秋櫻子

            数へ日の欠かしもならぬ義理ひとつ 富安風生

    お手玉のごとくに遊ぶ初雀 下村梅子 

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令和6年12月号11月の結果(冬の戦第1ステージ)

~~<辻 雅宏選5句>~~

行違ふ舞妓は傘に落葉のせ

振り上ぐる応援団旗落葉舞ふ

観る人も掻く人もいて落葉時

落葉して心細げな大樹かな

数え日や月のない夜に月見蕎麦

 

~~<上野貴子選5句>~~

行違ふ舞妓は傘に落葉のせ

側溝の流れ堰き止む杉落葉

庭の木も身を守るかに落葉する

縁側の母の背まろし落葉焚

落葉掃くあとからきりもなき落葉

 

点盛りの結果

四点句

行違ふ舞妓は傘に落葉のせ          龍野ひろし

三点句

数え日や月のない夜に月見蕎麦        瀧口孝志

観る人も掻く人もいて落葉時         原田啓子

二点句

三日経ち落葉を纏い猫もどる        瀧口孝志

振り上ぐる応援団旗落葉舞ふ        龍野ひろし

ぶさかわな犬に引かれて落葉踏む

一点句

側溝の流れ堰き止む杉落葉          阿部文彦

庭の木も身を守るかに落葉する        阿部文彦

縁側の母の背まろし落葉焚          原田啓子

落葉掃くあとからきりもなき落葉       辻 雅宏

落葉時帚一本あれば良し           原田啓子

キャンパスをいろどる銀杏黄葉かな      辻 雅宏

数え日のぴたぴた走るインコかな       水野幸子

懐かない猫の餌付けや初雀          瀧口孝志

ブロワーに散らされ惑ふ落葉かな       辻 雅宏

艶めきて色をまだらに柿落葉         辻 雅宏

舞う落葉動かぬ猫に陽は翳る         瀧口孝志

落葉して心細げな大樹かな          原田啓子 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

行違ふ舞妓は傘に落葉のせ・・・四点

冬の戦の始まりです。風流な句が勝ちとっています。このあとどんな句が迫って来るか楽しみです。短い秋でしたがもう年末ですね。
(冬:11月~1月)

~~~今月の選評~~~

行違ふ舞妓は傘に落葉のせ

風流な一齣ですね。
(今月は最高得点句は選評句でした。)

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★1月の兼題(12月末日〆切)

【落葉】【数え日】【初雀】

※ネット句会では、兼題での投句、もしくは当季雑詠を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

★オンライン句会<歳末キャンペーン12月8日~15日まで!>
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【今月のワンポイントレッスン】

「俳句の展開」今回は、俳句を現代の私たちが使用している言葉を中心に作句しながら、自然な日本語で俳句を作ろうという試みからの「なんちゃって俳句」に視点を当ててみたいと思います。

地球まで星の光りのタイムラグ・・・貴子

この句はオンライン句会で人気があった句です。575の17文字にまとまっていますが季語が無い句なんです。
「星の光」というフレーズが俳句風な情緒を感じる言葉なのだと考えます。月が美しいと言えば秋の句ですが、夏から秋への季節の移り変わりの無い現代では「月」と言わずに宇宙的な感覚でとらえて夜空の美しさを詠いました。読み手にもそんな時代の特徴や自然現象の異常な昨今の社会情勢がきっとこの句への共感を呼んだのだと思います。
無季句はすでに大成された分野でもあり、この句は無季句ですね。と俳句の批評として捉えても間違いでは無いです。無理に季語を探したり、星を月に変えてみたりしても、この句の「タイムラグ」が効いてこないのではないでしょうか。
季語が無いのに川柳ではないという俳句の面白さが読みとれる句です。俳句のすべてのブロックを取っ払って自由な発想で作句してみようという「なんちゃって俳句」の試みでは、この句は無季句としてまとまった句かなぁと思います。

(会報令和六年十二月号より 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら 
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【ネット句会後記】
冬の戦第一ステージで、いきなり四点句が一句そして三点句が二句と続きました。
二点句も三句あって、第二ステージの展開が楽しみです。
投句される皆様にお願いです。特によかった句には感想を添えて下さるようお願いします。十二月は納め句座です。有終の美を飾る句をお待ちしています。

(令和六年十二月 辻 雅宏)

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~LINE公式俳句大会11月結果発表~

<大賞>

52 山本 佐和子  スニーカー落ち葉を砕く家路にて

<2点句>
4 蒲池由美子 十字路でスマホ持つ人鉢合わせ

6 奥平雅子 大鍋を洗い磨きて冬支度

9 奥平雅子 大業の押して決まるや宮相撲

19 米重初枝 泪落つ落葉その理由知りて落つ

22 橋詰博 吉野川落葉集めて川下り

29 さこたゆう 道端の馬頭観音落ち葉舞ふ

35 鈴木恵美子 山の里落ち葉の足湯カサカサと

36 鈴木恵美子 山門を潜り抜けるや落ち葉道

38 鈴木恵美子 秋空に友とのんびり寺巡り

46 田辺 公子 初時雨ココアとひざ掛け手に読書

49 田辺 公子 創作の意欲むくむく落ち葉や実

51 山本 佐和子 落葉降る本の表紙のことばたち

54 南出千賀子 木にもたれ降る葉はどこへ落葉床

58 荒木 かをり ふり積もれ落葉こどものおもちゃ箱

66 大西 文子 千歳飴貰って笑顔の記念写真

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2025年1月のネット句会

今月の投句(冬の戦第3ステージ)

1初暦昭和百年といふ睨み

2鳥打ちを斜めにギャバン老の春

3只ごとはとらぬゑ「がんこ」初句会

4花八手ぽんとあやつの誕生花

5年用意終えコップ酒老主筆

6翅閉じツウと歩きし初雀

7初雀待ち人来ずこつち見る

8異国でもめでたくおもふ初雀

9初雀なにを啄む早くから

10鳴き声のどこか寿ぐ初雀

11氏神の庭に遊ぶや初雀

12窓越しに猫ながめをり初雀

13チュンチュンと吾を起こすや初雀

14無人駅の枕木つつく初雀

15数え日や赤丸のつく誕生日

16初雀四方に首を傾げおり

17数え日や子の発熱の知らせ来て

18幼子の赤き指差す初雀

19電線に胸をそろえて初雀

20五羽で来て三羽飛び立つ初雀

21日溜まりのパン屑に群る初雀

22来し方の柳誌の嵩や年惜しむ

23また今日も喪中の報せ年の暮

24落ち葉敷く道をスキップ白き人

25ランナー待つゴールテープに落ち葉降る

26落葉を追い抜き速し御座の船

27新年を待つ神庭に鳩一羽

28落ち葉からぬっと顔だけポメラニアン

29いつになく晴れた空から初雀

30初雀思い悩んでいられない

31空っぽの心に初雀鳴く

32去年今年なにが起きるか解らない

33戻らない笑顔を胸にいざ新年

34群がりてひかり啄む初雀

35四方からひかり集めて初雀

36鳴き声に命の鼓動初雀

37仮名文字の墨の匂ひや初雀

38鉄塔は村の目印初雀

39行違ふ舞妓は傘に落葉のせ

40観る人も掻く人もいて落葉時

41縁側の母の背まろし落葉焚

42振り上ぐる応援団旗落葉舞ふ

43数え日や月のない夜に月見蕎麦

44数え日のひと日を上野美術館

45落葉掃くあとからきりもなき落葉

46ブロワーに散らされ惑ふ落葉かな

47三日経ち落葉を纏い猫もどる

48ぶさかわな犬に引かれて落葉踏む

49数へ日の床屋の鋏フル稼働

50落葉して家路明るく続きおり

51日めくりをめくりめくりて数へ日に

52数へ日の大桟橋に巨船の灯

53時雨けり湖底にゆれる雑魚の影

54ふりそそぐ言葉となりて落葉かな

55久々に姉と踏む音落葉かな

56好きですと言い出せぬまま数へ日に

57数え日や主婦が出てくる小間物屋

58落葉も黄が多いかな海の街

59数へ日やビルの窓拭く命綱

60卓上の日めくり数え日となりぬ

61啄めば影も啄み初雀

62重なりて屍となりぬ朴落葉

63身籠りし娘に似るしぐさ初雀

64側溝の流れ堰き止む杉落葉

65庭の木も身を守るかに落葉する

66落葉時帚一本あれば良し

67キャンパスをいろどる銀杏黄葉かな

68数え日のぴたぴた走るインコかな

69懐かない猫の餌付けや初雀

70艶めきて色をまだらに柿落葉

71舞う落葉動かぬ猫に陽は翳る

72落葉して心細げな大樹かな

 

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春の戦の兼題(2月から4月を通して毎月詠んでください。)
【盆梅】【燕】【桜】

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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【春の戦2・3・4月】
★2月におすすめの兼題(1月末日〆切。)
【盆梅】
盆栽仕立てにした梅です。
傍題に、「鉢の梅」「盆の梅」

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

<先句に学ぶ>

鉢の梅浮世の義理に開きけり   正岡子規

燕つばめ泥が好きなるつばめかな 細見綾子

さまざまの事思ひ出すさくらかな 松尾芭蕉

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令和6年1月号12月の結果(冬の戦第2ステージ)

~~<辻 雅宏選5句>~~

数へ日やビルの窓拭く命綱

数え日のひと日を上野美術館

卓上の日めくり数え日となりぬ

啄めば影も啄み初雀

重なりて屍となりぬ朴落葉

 

~~<上野貴子選5句>~~

石焼き芋通り過ぎてく嗚呼数え日

好きですと言い出せぬまま数へ日に

日めくりをめくりめくりて数へ日に

数え日や主婦が出てくる小間物屋

数え日や疎遠の友を思い出し

 

点盛りの結果

 

五点句

行違ふ舞妓は傘に落葉のせ          龍野ひろし

観る人も掻く人もいて落葉時         原田啓子

 

三点句

縁側の母の背まろし落葉焚          原田啓子

振り上ぐる応援団旗落葉舞ふ         龍野ひろし

数え日や月のない夜に月見蕎麦        瀧口 孝志

 

二点句

数え日のひと日を上野美術館        阿部文彦

落葉掃くあとからきりもなき落葉      辻 雅宏

ブロワーに散らされ惑ふ落葉かな      辻 雅宏

三日経ち落葉を纏い猫もどる        瀧口 孝志

ぶさかわな犬に引かれて落葉踏む      辻 雅宏

 

一点句

数へ日の床屋の鋏フル稼働          辻 雅宏

落葉して家路明るく続きおり         原田啓子

日めくりをめくりめくりて数へ日に      辻 雅宏

数へ日の大桟橋に巨船の灯          龍野ひろし

時雨けり湖底にゆれる雑魚の影        水野幸子

ふりそそぐ言葉となりて落葉かな       水野幸子

久々に姉と踏む音落葉かな          原田啓子

好きですと言い出せぬまま数へ日に      辻 雅宏

数え日や主婦が出てくる小間物屋       阿部文彦

落葉も黄が多いかな海の街          船津 元

数へ日やビルの窓拭く命綱          龍野ひろし

卓上の日めくり数え日となりぬ        阿部文彦

啄めば影も啄み初雀             水野幸子

重なりて屍となりぬ朴落葉          水野幸子

身籠りし娘に似るしぐさ初雀         水野幸子

側溝の流れ堰き止む杉落葉          阿部文彦

庭の木も身を守るかに落葉する        阿部文彦

落葉時帚一本あれば良し           原田啓子

キャンパスをいろどる銀杏黄葉かな      辻 雅宏

数え日のぴたぴた走るインコかな       水野幸子

懐かない猫の餌付けや初雀          瀧口 孝志

艶めきて色をまだらに柿落葉         辻 雅宏

舞う落葉動かぬ猫に陽は翳る         瀧口 孝志

落葉して心細げな大樹かな          原田啓子

 

 

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~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

行違ふ舞妓は傘に落葉のせ・・・五点
観る人も掻く人もいて落葉時・・・五点

年の瀬の戦いの所為でしょうか、競ってます!
何と五点句が二句です。落葉は風情がありまた人の心を動かす情緒もあっていい句が多いですね。最終戦が楽しみです。
(冬:11月~1月)

~~~今月の選評~~~

数へ日やビルの窓拭く命綱

年末によく目にする光景が数へ日
という季語が効いて詩になった。

 

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★2月の兼題(1月末日〆切)

【盆梅】【燕】【桜】

※ネット句会では、兼題での投句、もしくは当季雑詠を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

また、オンライン句会では毎月のお題にこだわらない自由な俳句を募集しております。気軽にご参加ください。
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【今月のワンポイントレッスン】

「俳句の展開」今回は、「なんちゃって俳句」の第二弾として、何句か上げて考えてみましょう。

風が吹かなきゃ扇子で起こす力・・・貴子

「扇子」が夏の季語ですが風のない夏に風を起こす。人間の動く力を詠んだものです。
力には「権力」「洞察力」「威力」「重力」など、人の動く運動の力意外にさまざまな力がありますが、扇子を動かす運動力と風を起こさせる見えない力を掛けて作者の想いを含めて書いた「力」の句です。
季語として「扇子」がありますが、季語がこの句のお題と言うよりも「力」に作者の言いたいことが込められているのでテーマが「力」と言ったまとめ方の句でしょうか。そこで「なんちゃって俳句」として詠んでいます。
勿論、リズムとしても破調ですが全体として17文字にまとまっています。
心理心情、想いを込めた俳句は、なんちゃって俳句でも境目のないまとまった句と言えるでしょう。

流れ星どこかで思い出がしゃべる・・・貴子

「流れ星」が秋の季語となる句です。この句は自然なしゃべり言葉なので、季語はありますがなんちゃって俳句です。思い出は作者の思い出なので、心情句でいいと思います。懐かしい写真の一齣が星の世界の時空を越えて何か言ったようなそんな気がして、錯覚だろうか、いや聞こえた気がする。そんな気持ちを詠んだのでやっぱり「なんちゃって俳句」ですね。
(会報令和七年一月号より 上野貴子)

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【ネット句会後記】
明けましておめでとうございます
本年もこのネット句会を盛り上げてくださいますようお願い申し上げます。冬の戦第二ステージでは、五点句が二句となりました。四点句が無く、最終ステージでどちらかが六点句となるのか、同点タイで決着か楽しみな展開です。
今月からは春の戦になります。三つの兼題を自由に詠んでください。
投句される皆様 感想を添えて下さるようお願いします。
(令和七年一月 辻 雅宏)

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~LINE公式俳句大会12月結果発表~

<大賞>

41 大西 文子 家族皆帰りが早い今日おでん

<2点句>

4 蒲池由美子 年末の掃除家族で大騒ぎ

7 蒲池由美子 夕飯のメニュー自慢の茶碗蒸し

21 さこたゆう 日記買ふ一日一句四年目に

26 蒲池由美子 葉牡丹が迎える門出皆元気

39 荒木 かをり 数え日にがやがやとおば三人来

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11月のネット句会

今月の投句(11月12日更新・冬秋の戦)

1波白く海鳥高く小六月
2母の手を放して拝む七五三
3小春凪海鳥の群れ河口まで
4女の子鈴を鳴らして七五三
5可愛さに娘に話しかけ七五三
6ベランダで小春にそよぐ七分丈
7くしゃみして小春の空をうらみけり
8紅ひいて唇紡ぐ七五三
9千歳飴引きずり歩く着物の子
10父笑う紅引き笑う娘見て
11お互ひに孫連れ出会ふ七五三
12爺婆をしたがへ歩む千歳飴
13縁側で爪切る母の小春かな
14途中下車してまで歩く小春空
15釣り人の等間隔に湖小春
16凩に向かって走るランドセル
17凩や埃巻き上げ屋敷跡
18境内に人の影なし神の留守
19賽銭の音響き合う神の留守
20日溜まりの木戸に寄り添う返り花
21小春日のインコの声の甲高し
22玉砂利を踏みしめる音七五三
23植え替えし多肉植物初時雨
24絨毯にインコの糞や暮早し
25頬かすめ飛び交ふインコ冬に入る
26のったりとエアバルーン浮く小春かな
27学生の声に華やぐ街小春
28おくるみに小春の光編み込んで
29家じゅうがただ嬉しくて七五三
30何の日か問う子もにぎる千歳あめ
31千歳飴だいじに抱え段上がり
32七五三の石段ばかり見ておりぬ
33付いて来ぬ祖父母のぶんまで七五三祝
34小春日の明き林に影さがす
35小春日のピアノ鳴り来る上り坂
36眠る子の帯を解きし七五三
37七五三カメラの前のすまし顔
38鈴の音を零して歩く七五三
39小春日や一家総出の床磨き
40ジャケットの似合うふ青年恋小春
41七五三玉砂利踏む音遠き日々
42七五三鳥居の長き影踏みて
43小春日や猫眠る屋根雲の下
44蝶二頭もつれもつれて小春かな
45江の島や小春に浮かぶ富士の影
46爺婆は鳥居の前や七五三
47産土の神のお祓ひ七五三
48秋時雨鷹は小屋にて眠りをり
49小春日は?みしだかれて牛の夢
50小春日に爪立て空睨め軍鶏独り
51小春日を分け合う人の写真立て
52飴色に干魚艶めく浜小春
53小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く

 

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12月の兼題【冬ざれ】&【クリスマス】(11月31日〆切)

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【冬の戦11・12・1月】

★12月の兼題(11月31日〆切。)

【冬ざれ】

冬の万象の蕭条たるさまをいう時候の季語です。
傍題に、冬され、冬ざるる。

【クリスマス 】

12月25日キリストの誕生を祝う日。
傍題に、降誕祭、聖夜、聖歌、聖樹(クリスマスツリー)、聖菓、クリスマスイブ、サンタクロースなど。

 

<先句に学ぶ>

  冬ざれてうるさき程に鴉鳴く
                                       山下孝子

  靴下がくの字に吊られクリスマス
                                        阿波野青畝

 

 


10月の結果(秋の戦第三ステージ)

七点句

干網に綻びありて浜残暑        神長 誉夫

真つ新の赤き前垂れ地蔵盆       辻 雅宏

 

五点句

雁高く空一層の深みかな        原田 啓子

古書店にばら積みの本残暑なほ     龍野 ひろし

 

四点句

跡継ぎのなくて最後の今年米    龍野 ひろし

残暑なほ旋盤の吐く螺旋屑      龍野 ひろし

アザラシの鼻また開く残暑かな     神長 誉夫

 

三点句

実南天何か良いこと有りさうな    広田洋一

その名にも産地の心今年米      原田 啓子

退職の帰路南天の実はこぼるほど   小南彩乃

雁行や富士の稜線たもちつつ      原田 啓子

病院を出でて残暑へ飛び込まん     芒花

絵手紙に季節をとめる葡萄の実    芒花

悪童もけふは大人し地蔵盆      辻 雅宏

下町の地下道匂ふ残暑かな       龍野 ひろし

遺された母の小さき残暑かな      原田 啓子

 

二点句

秋天に高層ビルの窓光る        広田洋一

豚汁に茸あふるる夕餉かな       水野幸子

二階へと匂ふ新米炊きあがり      井上悦男

花南天掃き寄せられてまたこぼれ    原田 啓子

雲奔りパンデミックの秋暑し      上野 貴子

シャンソンの車窓に広き葡萄園     青山好男

セコイアの天辺をゆく雁の列      阿部文彦

折れてなお確かなるもの雁の棹     原田 啓子

雁渡る見上げる人の地の遠く      芒花

山里へ一声ひびく雁の棹        阿部文彦

葡萄狩り透くる光に手を伸ばし     龍野 ひろし

親と子の影の動くや葡萄棚       龍野 ひろし

語り部の身じろぎもせず原爆忌     濱野 洋子

パチンコ店の音うねりくる残暑かな   小南彩乃

町内の子が減るばかり地蔵盆      阿部文彦

橋渡る貨車に脈打つ河残暑       神長 誉夫

セコイアも棒立ちになる残暑かな    阿部文彦

ビルの間に地蔵詣のニ三人       原田 啓子

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

越してきた子と分ける菓子地蔵盆    小南彩乃

手を合わせ戦火を思う地蔵盆      小南彩乃

             

一点句

コンビニでコピーをとりて良夜かな   濱野 洋子

残暑光父の棺を焼かんとす       原田 啓子

生き馬の目を抜く銀座秋暑し      辻 雅宏

南天の実ゲノムまるごと縁紡ぐ     芒花

古戦場の塚に供へる今年米       小南彩乃

初陣を控えた夜半(よわ)に白南天    小南彩乃

一片の雲なき空に月上る        広田洋一

おかわりの茶碗差し出す今年米     龍野 ひろし

実南天代々続く旧家なり        濱野 洋子

世話をする主亡くとも実南天      小南彩乃

裏庭にいつしか夕陽実南天       上野貴子

実南天なれば目出度し喉に良し     上野貴子

新米を受くる手のひら深きしわ     青山好男

今年米ふるさとの水匂ふかに      水野幸子

掌を零る新米育てし日々の如      神長 誉夫

ゴマ塩を遠慮して振る今年米      原田啓子

実南天築百年の民家裏         井上悦男

新米の炊けてタイマー鳴るキッチン   上野貴子

新米や山下清の握り飯         濱野 洋子

葡萄光る棺の友の顔静か        小南彩乃

ひとくさりありて葡萄を渡される    龍野 ひろし

連れ立ちて明けゆく空を雁渡る     芒花

聳え立つビルの上空雁渡る       広田洋一

葡萄着く小粒を詫びる筆を添へ     龍野 ひろし

一房にひしめき合へりデラウェア    辻 雅宏

雁渡る近くて遠き田舎道        宇田川せいち

薄墨の山のざわめき秋の虹       阿部文彦

赤富士や葡萄棚にも朝の来て      水野幸子

雁が音や潮待ち浦に夢白帆       神長 誉夫

山幾つ越えて来たるや雁の棹      辻 雅宏

雁渡る点から線に日本海        辻 雅宏

黒葡萄蛇笏龍太の里に満つ       辻 雅宏

新涼の肩にのり来るインコかな     水野幸子

センターフライ見上げた先に雁渡る   小南彩乃

葡萄粒透かせば宙の子蹲り       神長 誉夫

重そうな二人の時間黒葡萄       宇田川せいち

大空に黒糸刺繍雁の群れ        青山好男

海静か夕陽に溶け行く雁の影      神長 誉夫

赤信号の続く帰路や秋暑し       宮沢 俊幸

寝息背に灯明辿る地蔵盆        神長 誉夫

里に向く小さき祠地蔵盆        阿部文彦

包丁の切れ味落ちて秋となる      宮沢 俊幸

厠とふ孤独の部屋の残暑かな      辻 雅宏

迷惑メールと根比べの残暑かな     海老名 智子

うろこめく棚田の畔や残暑光      水野 幸子

町内の人をつなぐや地蔵盆       原田 啓子

 

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

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季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 


         ~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

干網に綻びありて浜残暑        神長 誉夫

真つ新の赤き前垂れ地蔵盆       辻 雅宏

 

干網の浜の句が逃げ切りましたが地蔵盆が同点までせって来て面白い戦いでした。コロナ禍の秋はやはり物寂しい俳句に点が集まったようです。次回はコロナ禍二度目の冬の戦です。

(秋:8月~10月)

 

~~~今月の選評~~~

実南天何か良いこと有りさうな

南天の明るい色に良い予感を感じる一句です。寒くなりゆく時期だからこその
良いこと探しをする作者の姿が浮かんできます。

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※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年10月号より

「や」「かな」「けり」の切れ字について「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、10月号では、食欲の秋にちなんで芭蕉全句の中から「食」の句を見てみましょう。

鎌倉を生て出けむ初鰹・・・芭蕉

芭蕉49才の句。江戸時代には鎌倉沖で取れた鰹を生きたまま江戸まで運んでいたようです。鎌倉から江戸の将軍様へ鰹が献上されたことを聞くと、江戸の庶民はこぞって鰹を食べようとしたので高値で売れた訳ですね。鰹は夏の魚ですが、秋の魚と言えば「秋刀魚」です。

秋深き隣は何をする人ぞ・・・芭蕉

この句は芭蕉51歳の句ですが、私はこの句を「焼く人ぞ」と勘違いをしていました。どこか秋刀魚の句のイメージないですか。ところがこの句は、食の句ではないのです。芭蕉は大阪の知人宅で病気のために臥せっていてその秋に詠んだとされています。人恋しさが感じられます。

松茸や知らぬ木の葉がへばりつく・・・芭蕉

この句は芭蕉48歳の句。「松茸」を詠んでいます。松茸採りに行かれた句でしょう。松に生えるから松茸ですが、雑木林で思いもよらず見つけたのでしょうか。俳諧味のある食の句ですね。この「や」は現代ではあまり使われない「ぞ」よりも切れ字としての効果は解りますが、中七下五のユーモラスな印象が切れ字の効果よりも楽しそうで効いていますね。
(2021年令和三年十一月 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら http://uenotakako.com/?post_type=haikutv

 

【ネット句会後記】

二年続けてコロナで始まりコロナで暮れようとしています。ネット句会に参加されている皆さんも少なからずコロナを句に詠まれたことでしょう。来年こそ終息までは無理としても寛解を迎えたいものです。それでは、納め句座への投句お待ちしています。よいお年をお迎えください。
(令和三年十一月 辻 雅宏)

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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12月ネット句会

今月の投句(12月5日更新・冬の戦)

1図書館に哲学の在り冬ざれて
2冬ざれの青苔被る鯉の口
3クリスマスケーキ早朝コンビニに
4ケーキ欲しダイエットでもクリスマス
6頓痴気ソング書店に流るる聖夜かな
7冬ざれの獣道にも日当たりて
8冬ざるる四阿風の吹き抜けり
9聖樹なるからくりあつけらかんと朝
10飾られて路面電車のクリスマス
11飾りなき教会今朝のクリスマス
12冬ざれて川沿いに雀来ている
13コロナ禍に途絶えたメールクリスマス
14クリスマス都会の夜のイルミネーション
15冬ざれた里山ひとつ越え真昼
16冬ざれて裏戸に菜っ葉解かず置く
17冬ざれや櫓にのぼる影一つ
18冬ざれにブランコのなほ揺れのこり
19老犬が喧騒に吠え聖夜かな
20救急のサイレン響く街聖夜
21巴里聖夜マダムとなりしひとおほし
22ふところに白樺抱いて山眠る
23湯けむりに夕陽落として山眠る
24一年の無沙汰を詫びて賀状書く
25生きている証のごとく書く賀状
26人の影なくて古寺虎落笛
27クリスマス100均に買うプレゼント
28冬ざれの棚田の畦を風走る
29綿虫やニシン漬けはよ漬けなくちゃ
30夫とゆきし馬籠の宿に初雪や
31初雪や屋根すべり落つ音かろし
32冬ざれの森に巣箱の黄が残り
33繰り返すエチュード聖夜は更けゆきて
34冬ざれを突かんと犀の子駆け始む
35ココア掌に翼の灯数ふ聖夜かな
36冬ざれて残るは蒼穹ばかりなり
37冬ざれて透明度増す赤信号
38高速に早や灯のともり冬ざるる
39冬ざれの帰路の長きに眠りおり
40子がありて親のはりきるクリスマス
41乳飲み子の薄目開け閉め冬ざるる
42冬ざれの湖に昏れゆく浮御堂
43冬ざるる村に一つの床屋かな
44冬ざれて怒涛逆巻く日本海
45エアメール開ければメリークリスマス
46宅配のピザを加へてクリスマス
47飴色に干魚艶めく浜小春
48釣り人の等間隔に湖小春
49眠る子の帯を解きし七五三
50鈴の音を零して歩く七五三
51秋時雨鷹は小屋にて眠りをり
52波白く海鳥高く小六月
53爺婆をしたがへ歩む千歳飴
54小春日や猫眠る屋根雲の下
55縁側で爪切る母の小春かな
56ベランダで小春にそよぐ七分丈
57千歳飴引きずり歩く着物の子
58途中下車してまで歩く小春空
59玉砂利を踏みしめる音七五三
60何の日か問う子もにぎる千歳あめ
61江の島や小春に浮かぶ富士の影
62凩に向かって走るランドセル
63小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く
64紅ひいて唇紡ぐ七五三
65父笑う紅引き笑う娘見て
66おくるみに小春の光編み込んで
67七五三鳥居の長き影踏みて
68お互ひに孫連れ出会ふ七五三
69小春日のピアノ鳴り来る上り坂
70ジャケットの似合うふ青年恋小春
71小春日を分け合う人の写真立て
72小春凪海鳥の群れ河口まで
73産土の神のお祓ひ七五三

 

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http://uenotakako.com/?p=74430

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1月の兼題【淑気】&【寒の水】(12月31日〆切)

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【冬の戦11・12・1月】

★1月の兼題(12月31日〆切。)

【淑気】
新年を迎え、あたりが瑞相に満ち、荘厳の気が漂うめでたい気分をいう。
傍題に、淑気満つ。

【寒の水 】
寒の内の水をいい、ことに寒中九日目の水は効能があるといわれている。
傍題に、寒水、寒九の水。

 

※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

<先句に学ぶ>

 

  青墨をやはらかに磨る淑気かな
               加藤三七子

 

  寒の水かぶつて熱くなる心
              高橋将夫

 


11月の結果(冬の戦第一ステージ)


四点句

飴色に干魚艶めく浜小春        神長誉夫

釣り人の等間隔に湖小春        辻 雅宏

 

三点句

眠る子の帯を解きし七五三       伊藤 はな

鈴の音を零して歩く七五三       伊藤 はな

 

二点句

秋時雨鷹は小屋にて眠りをり      広田洋一

波白く海鳥高く小六月         上野貴子

爺婆をしたがへ歩む千歳飴       辻 雅宏

 

一点句

小春日や猫眠る屋根雲の下      青山好男

縁側で爪切る母の小春かな      辻 雅宏

ベランダで小春にそよぐ七分丈     響 あづ妙

千歳飴引きずり歩く着物の子      響 あづ妙

途中下車してまで歩く小春空      辻 雅宏

玉砂利を踏みしめる音七五三     水野幸子

何の日か問う子もにぎる千歳あめ   原田啓子

江の島や小春に浮かぶ富士の影    広田洋一

凩に向かって走るランドセル     阿部文彦

小春日に抱かれて矮鶏の鶏冠咲く   神長誉夫

紅ひいて唇紡ぐ七五三         響 あづ妙

父笑う紅引き笑う娘見て        響 あづ妙

おくるみに小春の光編み込んで     原田啓子

七五三鳥居の長き影踏みて       青山好男

お互ひに孫連れ出会ふ七五三     辻 雅宏

小春日のピアノ鳴り来る上り坂    芒花

ジャケットの似合うふ青年恋小春    伊藤はな

小春日を分け合う人の写真立て     神長誉夫

小春凪海鳥の群れ河口まで      上野貴子

産土の神のお祓ひ七五三        広田洋一

 

 

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季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 


     ~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

     飴色に干魚艶めく浜小春・・・四点     

    釣り人の等間隔に湖小春・・・四点     

今回は最高点が同点で冬の戦が始まりました。小春日よりのうららかな日には海や湖が美しいですね。冬の始まりなのでまだ暖冬めいた感じでしょうか。いよいよ年末年始ですがまだまだコロナ禍が心配な冬の戦です。
(冬:11月~1月)

 

~~~今月の選評~~~

爺婆をしたがへ歩む千歳飴 

千歳飴を大事そうに抱えていると、子供より千歳飴の方が目立ち、それが主役になってしまう。
千歳飴を持つ子を先頭にして親や爺、婆が後方をついて歩いていく、ユーモラスな状況が目に浮かぶ。親族全員で祝っている姿がとてもほほえましい。

 

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★1月の兼題(12月末日〆切)

【淑気】と【寒の水】
他に、当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年11月号より

「や」「かな」「けり」の切れ字について「奥の細道」に視点を当て勉強してきましたが、11月号では、初冬にちなんで芭蕉全句から時雨の句を見てみましょう。

一尾根はしぐるゝ雲かふじのゆき・・・芭蕉

芭蕉45才の句。芭蕉は11月に没したと言われることから芭蕉忌を時雨忌と言いますが、この句は美しい絶景の句ですね。特に切れ字は無く雪の富士を詠んでいます。富士山が見える場所で詠んでいる事が解ります。雪をかぶった富士の裾野が雲がかかっていてぼんやりとしているのですね。伊豆の方からの富士でしょうか。浮世絵のような日本的な景色です。

時雨をやもどかしがりて松の雪・・・芭蕉

この句は芭蕉がまだ若き23歳の句です。古風な言回しで松の枝の雪に時雨が降る様子を詠んでいます。芭蕉にとっては「時雨」と「雪」は季重なりであることが気にならないくらいにマッチしたどちらも省くことのできない景色のようです。雪が止んでいる白い景色に時雨がはかなく冷たく降り冬を感じさせるのですね。

初めの句でもどんよりと曇った灰色の空に白い富士が浮かぶ光景が日本的な情緒を表しています。後の句にも特に切れ字はありません。初めの富士山は何か動かしがたい存在に読み取れて、若かりし頃の松に雪の景色の色彩感にもまして、冬の厳しい寒さにも美しく見える雪の富士が季節感を超えた日本の表情なのだと感じます。この季節が芭蕉忌となり時雨忌と呼ばれていることが良く解ります。
(2021年令和三年十二月 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら http://uenotakako.com/?post_type=haikutv

 

【ネット句会後記】

二年続けてコロナで始まりコロナで暮れようとしています。ネット句会に参加されている皆さんも少なからずコロナを句に詠まれたことでしょう。来年こそ終息までは無理としても寛解を迎えたいものです。それでは、納め句座への投句お待ちしています。よいお年をお迎えください。
(令和三年十二月 辻 雅宏)

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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