2024年2月のネット句会

今月の投句(春の戦第1ステージ)

 1莟からいつしか香る梅の里

2今年また開花早まる梅便り

3離れ家に点る白梅星の影

4苗木から育てた梅の二十余年

5門入れば白梅の香に迎えられ

6梅一輪花瓶の中の故郷かな

7梅の花さまざまなれど命かな

8梅林に人影絶えて夜の風

9石垣に寄り添う梅の健気かな

10梅の花もの無き畑に色点じ

11ゆづりあい田浦の里の梅日和

12道真を偲びて開く梅の花

13それぞれの蕾萌えそむ梅月夜

14猟船の賑わうあたり初茜

15蒼天や冬の桜木時を待つ

16支笏湖の水のきらめき山笑ふ

17日の射してぽっんと赤き梅愛し

18咲き初めし梅に誘われ遠くまで

19東雲に星消え忘れ山笑ふ

20足踏みし窯出し待てば山笑ふ

21微睡みの空にぱちりと梅目覚む

22転ぶ地に温もりありて山笑ふ

23捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ

24ポップコーン弾けるごとく梅開き

25外つ国にゐて待ちどほし梅便り

26梅の香と一気に上へエレベーター

27運河沿いボートの数より猫の恋

28補聴器に風渡る音春立ちぬ 

29還暦に親知らず抜きて春を待つ

30ホットティー今日か明日かと梅の花

31山笑う孫の乳歯見つけたり

32らめっこ先に一手のスズメ蜂

33紅白のドローンからの梅林

34その匂ひあまねく満つる梅の園

35咲き満ちて此の香此の色梅の花

36紅梅の横に白梅花競ふ

37妙齢のわし鼻嗅ぐや梅の花

38LINEにて梅の咲き様尋ねけり

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

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春の戦の兼題(2月から4月を通して毎月詠んでください。)

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

【春の戦2・3・4月】

★3月におすすめの兼題(2月末日〆切。)

 

【山笑ふ】

春の山の明るい感じをいう。

傍題に、笑ふ山

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

紅白に空を分かちて梅ひらく 高橋悦男

 

モナリザのほほ笑みほどに山笑ふ 日下野仁美

     

なきがらの蜂に黄の縞黒の縞  橋本多佳子

 

 

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令和6年2月号1月の結果(冬の戦最終ステージ)

 

~~<主宰上野貴子選5句>~~

華やかな口紅選び初鏡

城門の門松の先とがりけり

風止んで三浦三崎の四温晴

どことなく面差し母に初鏡

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

 

~~<辻 雅宏選5句>~~

この部屋の奥まで映し初鏡

風止んで三浦三崎の四温晴

軒下に猫のまどろむ四温かな

この獣どこに放つや初鏡

四温晴れ優駿最後のバーを跳ぶ

 

点盛りの結果

 

七点句

犬の名を呼べば枯葉の音連れて     龍野 ひろし

 

四点句

行く年や十字に括る新聞紙       龍野 ひろし

行く年や奥歯の二本抜けたまま     原田啓子

箒目を追いかけるごと降る枯葉     阿部 文彦

 

三点句

軒下に猫のまどろむ四温かな      阿部 文彦

子に頼むタイヤ交換冬日和       辻 雅宏

鼻広げ河馬浮き上がる冬日和      龍野 ひろし

突堤に釣り人並ぶ冬日和        辻 雅宏

転車台くるりと廻り冬麗        水野 幸子

白神のぶなの鼓動や四温晴       龍野ひろし

息白し山門出づる僧の列        龍野 ひろし

 

二点句 

華やかな口紅選び初鏡         龍野ひろし

城門の門松の先とがりけり       青山好男

風止んで三浦三崎の四温晴       阿部 文彦

この部屋の奥まで映し初鏡       阿部 文彦

おでかけのメイクの猫の息白し     辻 雅宏

冬日和床屋の鋏軽やかに        龍野 ひろし

下り線席が空いてる冬日和       上野貴子

単音の孫のピアノや冬日向       小林 ひろ

玻璃越しに光射し込む冬日和      阿部 文彦

バスを待つ人の会話や冬日和      阿部 文彦

冬日和子猫に譲る一等地        龍野 ひろし

来客を待たせて座る初鏡        原田啓子

 

一点句

どことなく面差し母に初鏡       辻 雅宏

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑       原田啓子

石像も戸惑う三寒四温かな       原田啓子

白息に包まる君のさようなら      神長 誉夫

銀輪を連ね少年四温かな        龍野ひろし

初鏡着物の袖で拭いたり        青山好男

黒板にいたづら書や四温晴       龍野ひろし

この獣どこに放つや初鏡        神長 誉夫

四温晴れ優駿最後のバーを跳ぶ     神長 誉夫

身の丈を刻む柱や年送る        原田啓子

後悔を胸中に秘め年歩む        上野貴子

改札を行き交ふ人の息白し       辻 雅宏

駈け抜けて鼻息白し競走馬       辻 雅宏

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑       原田啓子

行く年を帰省バスにて詠む一句    青山好男

雨、雪にかわり音なく年行けり    青山好男

行く年の駅に途切れぬ電子音     龍野 ひろし

断捨離の捨と離を残し年逝けり    辻 雅宏

行く年のビル窓拭きの命綱      龍野ひろし

止まらない時は宇宙へ年果てる    上野貴子

行く年の大さん橋に巨船の灯     龍野 ひろし

船溜まり客が降りくる冬日和      阿部 文彦

枯葉一片舞い込んで駐輪所       上野貴子

張り詰めた冬晴れジェットの雲が裂く  神長 誉夫

城門を出でて枯葉に時を読む      青山 好男

細枝にしがみついてる枯葉かな     辻 雅宏

冬晴れを大きく吸いてガラス吹く    神長 誉夫

滝糸を長く配して冬紅葉        水野 幸子

枯葉積む廃線の跡日昇らむ       青山 好男

若き日の街夫と訪う冬日和       原田 啓子

冬日和富士捉えたるファインダー    龍野 ひろし

改めて老いを知らされ初鏡       辻 雅宏

特養の母にほどこす初化粧       田中むつみ

 

  

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

~~~勝ち抜き戦の結果・冬の戦~~~

 

犬の名を呼べば枯葉の音連れて・・・7点

 

やはり冬の戦では断トツで勝ち抜きましたね。動きがあり、かわいい犬の姿が人気を呼んだようです。もう春です。次回からの春らしい句が楽しみです。

(冬:11月~1月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

この部屋の奥まで映し初鏡

 

鏡に映る顔ではなく、その奥に映っている部屋の様子を捕らえた点が面白いと思いました。平面の鏡に奥行きができて、明るい部屋の様子にお正月らしさを感じました。

 

 

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★3月の兼題(2月末日〆切)

 

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

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【今月のワンポイントレッスン】

 

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回はいよいよ大垣の抄で「奥の細道」最後の抄です。

 

蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ・・・芭蕉

 

この句は、連句の終わりの挙句のような紀行文の最後を締めくくる結びの句にあたります。旅は終わり、また新たな旅が始まるという人生哲学が読み取れます。

別れを惜しんだ旅立ちの抄の「行く春」から、再会を喜び無事を喜び合った後にやって来る、新たな出発の別れを、「行秋」として見事に始まりの句と対比させています。切れ字としては、代表的なものは使っていません。 

最後の「ぞ」が昔では切れ字十八のひとつと成りましたが、現代ではあまり使われません。終助詞のようです。

句の意味は、別離の悲しみを離れがたい蛤の殻の蓋と身に例えて表現されています。また、これからの旅が伊勢参りの目的で二見ヶ浦の方へ旅立つことを物語っています。

こうして芭蕉の「奥の細道」は終わりとなります。芭蕉が序文で書かれているように、人は旅に生きる雲や水のように留まるところを知らないものだという人生哲学が、命あるものの宿命を思わせ今でも心に響きますね。

(令和六年一月号より 上野貴子)

 

 

 

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【ネット句会後記】

 

冬の戦は七点句が独走のままゴールしました。

春の戦は、梅、山笑ふ、蜂のどれを詠んでいただいても構いません。

兼題一つを五句、とりまぜて五句でも構いません。

投句と選句をセットでお願いします。また、選評も是非、記載下さい。

(令和六年二月 辻 雅宏)

 

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LINE公式俳句大会12月結果発表~

 

<大賞>

8   鈴木 恵美子 濡れ縁にまどろむ仔猫四温晴

 

2点句>

20 さこたゆう 三寒四温何を着る朝の思案

23 芒花   三寒の日に日に湯船沁みわたる

25 芒花   初鏡気配程度の紅を引く

35 南出 千賀子 三寒に足袋重ね履き四温待つ

 

 

この他の結果はLINEよりご覧ください。

 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

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2024年2月7日 | カテゴリー :

2024年3月のネット句会

今月の投句(春の戦第2ステージ)

1紅白の靄るがごとき梅の園

2放牧の牛の反芻山笑ふ

3安曇野の堰の飛沫や山笑ふ

4光琳の見し紅梅を旅に吾も

5ズームする梅一輪の嬉しさを

6山笑い賑わい戻る日曜日

7メジロ来て何やら突く春の山

8私鉄駅下りれば梅の山笑う

9紅白の山は目出度く笑うほど

10石段を上る四方から山笑う

11白梅の庭冴え渡り三回忌

12梅の香や人影無き寺経響く

13梅園に笑う老若あんこ餅

14和歌の札道も進まず梅の園

15雲の下懐旧集う山笑う

16四阿に座れば四方の山笑う

17尋れば母住む里の山笑う

18山笑う家まばらなり道祖神

19屋根裏へ吸い込まれゆく雀蜂

20蜜蜂の花粉まみれで巣に戻る

21さへずりの枝々に色こぼれけり

22桃の花を猫柳と・ガーベラに

23シマエナガ春の雫へホバリング

24流氷をこじ開け逃れシャチの群れ

25古雛娘が繕ろふて飾りけり

26縁側で刈られし白髪山笑ふ

27おさげ髪揺れて梅咲く径海へ

28蜂翔けて出でし大河のゆるりゆら

29やなものは嫌だと言えて梅の花

30老樹にも確かな脈音山笑ふ

31ニ窓に分かれてのどか山笑う

32乳母車風受け傾ぐ潮干潟

33娘の握るおにぎり二つ山笑う

34入院の延期の知らせ寒もどる

35リハビリの一歩一歩や山笑う

36運命や働き蜂と女王蜂

37通勤のひとあしお先春コート

38二十年余命を決めて山笑う

39春一番タクシー会話弾んでる

40耳成が笑へば畝傍香具笑ふ

41麓行く巡回バスや山笑ふ

42眠りから覚めて山山笑ひけり

43初孫に浮き立つこころ山笑ふ

44湖とふ五つの鏡富士笑ふ

45足踏みし窯出し待てば山笑ふ    

46梅一輪花瓶の中の故郷かな     

47外つ国にゐて待ちどほし梅便り   

48今年また開花早まる梅便り     

49離れ家に点る白梅星の影      

50道真を偲びて開く梅の花      

51咲き満ちて此の香此の色梅の花   

52蒼天や冬の桜木時を待つ      

53梅の香と一気に上へエレベーター  

54補聴器に風渡る音春立ちぬ     

55梅林に人影絶えて夜の風      

56ゆづりあい田浦の里の梅日和    

57門入れば白梅の香に迎えられ    

58捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    

59梅の花もの無き畑に色点じ     

60ポップコーン弾けるごとく梅開き  

61ホットティー今日か明日かと梅の花 

62東雲に星消え忘れ山笑ふ      

63山笑う孫の乳歯見つけたり     

64猟船の賑わうあたり初茜      

65LINEにて梅の咲き様尋ねけり  

66それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    

67支笏湖の水のきらめき山笑ふ    

68莟からいつしか香る梅の里     

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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春の戦の兼題(2月から4月を通して毎月詠んでください。)

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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【春の戦2・3・4月】

★4月におすすめの兼題(3月末日〆切。)

 

【蜂】

蜂の種類は多く、尻に毒のある針をもつ

傍題に、足長蜂、熊蜂、蜜蜂、女王蜂、雀蜂、蜂の子、蜂の巣など

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

紅白に空を分かちて梅ひらく  高橋悦男

 

モナリザのほほ笑みほどに山笑ふ   日下野仁美

     

なきがらの蜂に黄の縞黒の縞   橋本多佳子

 

 

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令和6年3月号2月の結果(春の戦第一ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

華やかな口紅選び初鏡

城門の門松の先とがりけり

風止んで三浦三崎の四温晴

どことなく面差し母に初鏡

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

 ~~<辻 雅宏選5句>~~

道真を偲びて開く梅の花

莟からいつしか香る梅の里

今年また開花早まる梅便り

蒼天や冬の桜木時を待つ

外つ国にゐて待ちどほし梅便り

  

点盛りの結果

 

四点句

足踏みし窯出し待てば山笑ふ    神長誉夫

 

三点句

梅一輪花瓶の中の故郷かな     青山好男

外つ国にゐて待ちどほし梅便り   原田啓子

 

二点句

今年また開花早まる梅便り     上野貴子

離れ家に点る白梅星の影      上野貴子

道真を偲びて開く梅の花      青山好男

咲き満ちて此の香此の色梅の花   辻 雅宏

蒼天や冬の桜木時を待つ      青山好男

梅の香と一気に上へエレベーター  原田啓子

補聴器に風渡る音春立ちぬ     原田啓子

梅林に人影絶えて夜の風      青山好男

ゆづりあい田浦の里の梅日和    阿部文彦

 

一点句

門入れば白梅の香に迎えられ    上野貴子

捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    神長誉夫

梅の花もの無き畑に色点じ     青山好男

ポップコーン弾けるごとく梅開き  原田啓子

ホットティー今日か明日かと梅の花 小林ひろ

東雲に星消え忘れ山笑ふ      神長誉夫

山笑う孫の乳歯見つけたり     小林ひろ

猟船の賑わうあたり初茜      青山好男

LINEにて梅の咲き様尋ねけり  辻 雅宏

それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    阿部文彦

支笏湖の水のきらめき山笑ふ    水野幸子

莟からいつしか香る梅の里     上野貴子

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~

 

足踏みし窯出し待てば山笑ふ・・・4点

 

足踏みをして待ちきれない様子がユーモラスですね。春のうららかさと上手くマッチしていると思います。そろそろ春の花の季節なので次回からの句が楽しみです。

(春:2月~4月)

 

 

~~~今月の選評~~~

 

道真を偲びて開く梅の花

 

道真と梅の花は即くとも言われ、また、類句も多いが、それにしてもこの詠みはさらりとよどみない。

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★4月の兼題(3月末日〆切)

 

【梅】【山笑ふ】【蜂】

 

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回は最後のまとめです。

 

草の戸も住替る代ぞひなの家

蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ

 

始めの「序章」と最後の「大垣」の抄のどちらにも切れ字十八の「ぞ」が使われています。この「ぞ」は終助詞で強調させる感嘆の意味として使われていると考えます。ですから切れ字が無いとは言い難いのですが、代表的な3つの切れ字は使われていません。

 

あらたうと青葉若葉の日の光

 

この句は「日光」の抄の句です。切れ字が使われていない代表的な句です。季語に関しても「青葉若葉」と二つの季語を組み合わせて造語にして一つの言葉としていますので、季重なりとも言い切れません。日光の緑の美しさを強調しながら、江戸の徳川の威光を表現していると解釈され、「あらたうと」は「あら尊し」の意味で、「日光」の旧称「二荒(ふたあら)」に掛かり、昔の名から空海大使が「日光」と改めたことを句のなかに詠み込んでいます。印象深い名句です。

このように現代で切れ字と云われる「や」「かな」「けり」を使わない句にも名句は多く、芭蕉の時代に遡って考えてみても、切れ字の有る無しではなく、意味が切れているのかどうかという解釈の問題ですね。言葉の響きやリズムでは文語調になるため、現在の自分らしい句を詠むためにはことさら必要は無くなってきているようです。

(令和六年三月号より 上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

★過去番組ページはこちら 

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【ネット句会後記】

 

春の戦第一ステージは、四点句を筆頭に好句が並びました。そして、第2ステージでの選句と第3ステージの投句になります。自信の五句をお待ちしています。投句と選句をセットでお願いします。選評をされる方が少なく、是非、目に止まった句から一句 選評をお寄せください。

(令和六年三月 辻 雅宏)

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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LINE公式俳句大会2月結果発表~

 

<大賞>

45 大倉 宏美 赤と白絵の具絞りて梅の花

 

2点句>

2   橋詰 博 梅日和友を誘いて隣町

11 奥平 雅子 啓蟄のしまい忘れの俳句の本

28 鈴木 恵美子 爪木崎岬に香る黄水仙

30 芒花 白梅の畑静かに時とどめ

32 芒花 枝垂れ梅つぼみ啄むジョウビタキ

37 米重 初枝 大将も後期高齢ちゃんちゃんこ

41 大西 文子 凍空の星の瞬き能登念(おも)

 

 

この他の結果はLINEよりご覧ください。

※1月が抜けましたことお詫びいたします。LINE公式俳句大会でご確認ください。
 

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※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

自由なオンライン句会はこちら
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2024年4月のネット句会

今月の投句(春の戦第3ステージ)

1死を招く蜂の一刺し油断すな

2密を吸ふはたらき蜂の尻まろし

3夜の更けて蜂の巣除く業者かな

4蜂の毒おのがいばりで中和せむ

5巣の出入り頻りなりけり蜂四月

6蜜蜂も三労四休寒戻る

7蜜蜂や足先は黄と橙の花粉かな

8梅の香はあるようで無き季節病

9北向きの塀沿いに遅く梅の花

10三春には梅もひっそり役を待つ

11孫の手で蜂を追い出す夫の居て

12産月の娘に蜜蜂の二三匹

13バス停に吾独り待つ余寒かな

14麻酔より覚めて窓辺に山笑う

15蜜蜂や子のさす指に止まりおり

16蜂来たり潜るしょっぱき露天風呂

17剣抜かず老ゆる蜜蜂我も又

18咲き競ふ雛の口々山笑ふ

19蜂の巣や煮えくり返る腑の如く

20浮かぶ蜂じりり近づくハイヌーン

21ポットよりコーヒーを汲む梅見かな

22夫ときし梅園の空仰ぎゆく

23梅林や夫と分けあふ梅ソフト

24花の雨廻るレストラン閉店と

25満開の桜の下の運動会

26戸袋に吸い込まれゆく蜂の群

27蜜蜂の仕事疲れて戻る箱

28日一日色を重ねて山笑う

29石仏の肩まで埋めて山笑う

30茶処に湯気立ち込めて梅日和

31来世もと言う君染める桜かな

32陽だまりや菜の花震え蜂飛べる

33春の海会えること無き人想う

34黄砂舞う街を見下ろす生駒かな

35知らぬ街尋ねる家に梅白し

36蜜蜂や琥珀のひかりまき散らす

37山笑ふスタンプだけのLINEかな

38蜂蜜や春光集め黄金色

39キャンディを包むセロハン山笑ふ

40山笑ふ六千尺の露天風呂

41梅一輪花瓶の中の故郷かな  

42足踏みし窯出し待てば山笑ふ

43リハビリの一歩一歩や山笑う    

44山笑う孫の乳歯見つけたり     

45道真を偲びて開く梅の花      

46咲き満ちて此の香此の色梅の花   

47補聴器に風渡る音春立ちぬ     

48ゆづりあい田浦の里の梅日和    

49外つ国にゐて待ちどほし梅便り   

50白梅の庭冴え渡り三回忌      

51ポップコーン弾けるごとく梅開き  

52猟船の賑わうあたり初茜      

53今年また開花早まる梅便り     

54離れ家に点る白梅星の影      

55蒼天や冬の桜木時を待つ      

56梅の香と一気に上へエレベーター  

57梅林に人影絶えて夜の風      

58四阿に座れば四方の山笑う     

59娘の握るおにぎり二つ山笑う    

60梅園に笑う老若あんこ餅      

61蜜蜂の花粉まみれで巣に戻る    

62麓行く巡回バスや山笑ふ      

63安曇野の堰の飛沫や山笑ふ     

64縁側で刈られし白髪山笑ふ     

65運命や働き蜂と女王蜂       

66通勤のひとあしお先春コート    

67門入れば白梅の香に迎えられ    

68捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    

69梅の花もの無き畑に色点じ     

70ホットティー今日か明日かと梅の花 

71東雲に星消え忘れ山笑ふ      

72LINEにて梅の咲き様尋ねけり  

73それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    

74支笏湖の水のきらめき山笑ふ    

75莟からいつしか香る梅の里     

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

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夏の戦の兼題(5月から7月を通して毎月詠んでください。)

【新樹】【五月雨】【紙魚(しみ)】

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

【夏の戦5・6・7月】

★5月におすすめの兼題(4月末日〆切。)

 

【新樹】

若葉におおわれる初夏の木立をいう。みずみずしい新樹に包まれる山や野には生命力がみなぎる。

傍題に、緑樹、新樹光、新樹蔭。

    

※他に、当季雑詠でも可ですが、季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。

 

 

<先句に学ぶ>

 

   大風にはげしくにほふ新樹かな 日野草城

 

   五月雨や大河を前に家二軒   与謝蕪村

   

   鴎外も茂吉も紙魚に食はれけり  藤田湘子 

 

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 令和6年4月号3月の結果(春の戦第二ステージ)

 ~~<主宰上野貴子選5句>~~

華やかな口紅選び初鏡

城門の門松の先とがりけり

風止んで三浦三崎の四温晴

どことなく面差し母に初鏡

訪ひて行く年想ふ蕪村の碑

~~<辻 雅宏選5句>~~

通勤のひとあしお先春コート

安曇野の堰の飛沫や山笑ふ

縁側で刈られし白髪山笑ふ

リハビリの一歩一歩や山笑う

運命や働き蜂と女王蜂

 

 

点盛りの結果

 

五点句

梅一輪花瓶の中の故郷かな     青山好男

 

四点句

足踏みし窯出し待てば山笑ふ    神長誉夫

 

三点句

リハビリの一歩一歩や山笑う    原田啓子

山笑う孫の乳歯見つけたり     小林ひろ

道真を偲びて開く梅の花      青山好男

咲き満ちて此の香此の色梅の花   辻 雅宏

補聴器に風渡る音春立ちぬ     原田啓子

ゆづりあい田浦の里の梅日和    阿部文彦

外つ国にゐて待ちどほし梅便り   原田啓子

 

二点句

白梅の庭冴え渡り三回忌      青山好男

ポップコーン弾けるごとく梅開き  原田啓子

猟船の賑わうあたり初茜      青山好男

今年また開花早まる梅便り     上野貴子

離れ家に点る白梅星の影      上野貴子

蒼天や冬の桜木時を待つ      青山好男

梅の香と一気に上へエレベーター  原田啓子

梅林に人影絶えて夜の風      青山好男

 

一点句

四阿に座れば四方の山笑う     阿部文彦

娘の握るおにぎり二つ山笑う    原田啓子

梅園に笑う老若あんこ餅      青山好男

蜜蜂の花粉まみれで巣に戻る    阿部文彦

麓行く巡回バスや山笑ふ      辻 雅宏

安曇野の堰の飛沫や山笑ふ     龍野ひろし

縁側で刈られし白髪山笑ふ     神長誉夫

運命や働き蜂と女王蜂       小林ひろ

通勤のひとあしお先春コート    小林ひろ

門入れば白梅の香に迎えられ    上野貴子

捨て仔犬初めて振る尾山笑ふ    神長誉夫

梅の花もの無き畑に色点じ     青山好男

ホットティー今日か明日かと梅の花 小林ひろ

東雲に星消え忘れ山笑ふ      神長誉夫

LINEにて梅の咲き様尋ねけり  辻 雅宏

それぞれの蕾萌えそむ梅月夜    阿部文彦

支笏湖の水のきらめき山笑ふ    水野幸子

莟からいつしか香る梅の里     上野貴子

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

 

※ネット句会では当季雑詠もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。

 

 

             ~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~

 

梅一輪花瓶の中の故郷かな・・・5点

 

梅の花は枝に直接咲くので特に美しいです。そんな枝を一輪だけ花瓶に挿し、故郷の梅林を想い描いているのでしょうか。美しく素晴らしい句ですね。春の墨絵のような素敵な句が次回は勝ち残るか?楽しみです。

(春:2月~4月)

  

~~~今月の選評~~~

 

梅一輪花瓶の中の故郷かな

 

花瓶に一輪という限られたセッティングに、「故郷かな」で空間的・時間的な広がりがもたらされ、梅にまつわる様々な思いが込められているいい句だと思います。

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

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★5月の兼題(4月末日〆切)

 

【新樹】【五月雨】【紙魚】

 

※ネット句会では、兼題での投句、もしくは当季雑詠自由題を受け付けておりますが、季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

 

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【今月のワンポイントレッスン】

 

「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て考えてきました。今回は最後のまとめです。

 

草の戸も住替る代ぞひなの家

蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ

 

始めの「序章」と最後の「大垣」の抄のどちらにも切れ字十八の「ぞ」が使われています。この「ぞ」は終助詞で強調させる感嘆の意味として使われていると考えます。ですから切れ字が無いとは言い難いのですが、代表的な3つの切れ字は使われていません。

 

あらたうと青葉若葉の日の光

 

この句は「日光」の抄の句です。切れ字が使われていない代表的な句です。季語に関しても「青葉若葉」と二つの季語を組み合わせて造語にして一つの言葉としていますので、季重なりとも言い切れません。日光の緑の美しさを強調しながら、江戸の徳川の威光を表現していると解釈され、「あらたうと」は「あら尊し」の意味で、「日光」の旧称「二荒(ふたあら)」に掛かり、昔の名から空海大使が「日光」と改めたことを句のなかに詠み込んでいます。印象深い名句です。

このように現代で切れ字と云われる「や」「かな」「けり」を使わない句にも名句は多く、芭蕉の時代に遡って考えてみても、切れ字の有る無しではなく、意味が切れているのかどうかという解釈の問題ですね。言葉の響きやリズムでは文語調になるため、現在の自分らしい句を詠むためにはことさら必要は無くなってきているようです。

 

(令和六年三月号より 上野貴子)

 

「俳句TV」ミニ講座下記より

★過去番組ページはこちら 

 https://nbsacademy.jimdofree.com/

 

 

【ネット句会後記】

 

春の戦第二ステージは、五点句が出ましたが、三点句までは追いつ追われつのシーソーゲームの様相です。最終ステージが楽しみです。今月からは夏の戦の始まりです。兼題のどれで詠んでいただいても結構です。
投句されても選句されない方がおられます。是非、選句にも参加下さい。

(令和六年四月 辻 雅宏)

 

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)

https://ae-ne.com/c/haiku/entry/e/JFET4VCymDtxJaSr/

 

 

LINE公式俳句大会3月結果発表~

 

<大賞>

 

34 田辺 公子 復興も平和も託し流し雛

 

2点句>

 

6   奥平 雅子 幼子の手のひらに降る春の雪

12 橋詰 博 山笑う見知らぬ町の途中下車

18 田辺 公子 眠りから覚め車窓より山笑う

23 小川 修司 黄昏の菜の花明かり水明かり

35 南出 千賀子 おむすびが笑顔をつくる山笑う

38 大西 文子 女子旅はゆるり寄り道山笑う

41 大西 文子 姉と行く銀座通りで桜餅

2   橋詰 博 梅日和友を誘いて隣町

 

 

この他の結果はLINEよりご覧ください。

 

★まずは気軽にこちらからご登録下さい♪

https://lin.ee/UY7VIpw

 

※ネット句会ではこのページにてLINE公式俳句大会の結果発表と連動してまいります。

 

自由なオンライン句会はこちら
https://onlinekukai.jimdofree.com